どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
アラサーになってくると、転職を初めて検討される方も多いです。
わたし自身、Web系スクールで講師としてキャリアサポートも経験してきて、「スクールに入りたい」という会社員の方のご相談を聞いていると、下記のような悩みが多かったです。
32歳女性
「今まで転職したことがなく、初めて検討してます。タイミング的に今がベストか迷っています…」
30歳男性
「大卒から今まで銀行で働いています。異業種からIT・Web系に転職できるか不安で迷っています…」
29歳男性
「今まで職を転々としてきたので、スクール卒業後に転職できるか不安です…」
上記の悩みを持つ人もけっこういると思います。
「転職すべきか、しないべきか」迷っている方は、一度下記の問いを考えてみてください。
明確に答えが出てこなかったアラサー会社員の方向けに、今回は下記の内容について深堀りしてお話します。
- 転職して年収アップするのが当たり前の時代になった今、転職しないことによる大きなデメリット
- 「転職回数」よりも大切な5つのこと
上記について書いてまいります。
本記事を書くわたしは、「スタートアップ → Web系企業・副業ワーカー → ITスクール講師 → フリーランス」というキャリアを歩んできました。
過去の経験をベースに執筆しますので、参考にどうぞ。
経験を積み重ねられる環境に移って、失敗と成功体験を繰り返すべき
前提として、転職して年収アップするのが当たり前の時代になっています。
下記をご覧ください。
2018年の転職者数は前年比5.8%増の329万人と、08年以来の高水準。リストラが多かった10年前と違い、今は企業が賃金面で好条件を提示し、IT人材などの中途採用を増やしています。https://t.co/0RKeBskx4J pic.twitter.com/trNcF8Crlq
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) April 27, 2019
国内で雇用の流動化が徐々に進んでいる。2018年の転職者数は17年比5.8%増の329万人と8年連続で増えた。人手不足に悩む企業が中途採用を増やし、IT(情報技術)やサービス業に人材が移っている。
転職者数は増加傾向にあり、今後もIT業界への転職が増えると思います。
下記もご覧ください。
「転職で収入増」過去最高に 18年37%、人手不足映す https://t.co/ZPqo1LvJbc
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) August 21, 2019
厚生労働省が21日に発表した2018年の雇用動向調査によると、転職に伴って賃金が増加した人の割合が前年に比べ0.6ポイント高い37.0%となり、比較可能な04年以降で最高水準となった。転職後に賃金が1割以上増えた人は25.7%となった。人手不足を背景に、企業が賃金を引き上げて必要な人材を確保する動きが強まった。転職しても賃金が上がりづらい状況から、労働需給を反映する市場に変わる兆しが出ている。
上記のとおりですが、転職するのが当たり前の時代なので、タイミングとかで不安に思う必要はありません。
終身雇用と年功序列が崩壊中の時代で、ひとつの会社に5年、10年もいると、自ら変化をしようというエネルギーもなくなってくるので、若いうちに積極的に転職はすべきです。
仮にですが、自分が経営者側として面接するシチュエーションを考えてみてください。
「なぜこのタイミングで転職しようと思ったのか」を面接者に聞いたとします。
Aさん
- 大卒で銀行に入社してから1回も転職したことがない
- 「会社の業績が悪化して、不安を感じて転職を考え始めました」
- 前職は年収600万円だったので、同等もしくは少し年収を上げて欲しいと交渉
Bさん
- 高卒で今までに3回転職(21歳までサービス業 → 25歳までWeb系企業 → 29歳まで大手IT企業 → 今はスタートアップ)し、今回で4回目の転職
- 「新しいチャレンジのために、転職したいと思っています」
- 「今まで〇〇のプロジェクトや〇〇のプロジェクトの経験を生かして、御社の〇〇事業に貢献できると思っています。」
- エンジニアとしての技術レベルも高いが、実は副業でも稼いでいる
どちらも同じ年齢の32歳だとすると、後者の転職回数が気になる人もいるかもしれませんが、おそらく後者のほうが採用したくなりませんか?
不安を感じて転職する人と、新しいチャレンジのために転職する人では、モチベーションも大きく変わるはずです。
前者(Aさん)もまだ32歳という点が救いですが、仮にアラフォーのまま何もしていなければ、悲惨なことになると思います…
アラフォーになる頃の後者(Bさん)は、順調に成長していれば、持ち前のチャレンジ精神でスキルも掛け合わせ、すでに事業責任者くらいのレベルになっているでしょう(もしくは独立して成功しているかも)。
新卒で入社して、10年以上もひとつの会社で働いた場合のデメリット
- 40歳くらいまでになにもない人材なら、リストラ対象になる可能性が高い
- 「適応能力」「成長意欲」がない状態に陥る
- ひとつの会社の文化、価値観、思考に濃く染まる
上記のようなデメリットがあるので、早いうちに転職は経験しておくべきです。
今アラサーで転職したことがない方は、「今がちょうど良いタイミングなのでは?」と、わたしは思います。
アラフォーになってからだと、ハードモードになるので。。
「転職回数」よりも大切な5つのこと

「今まで職を転々としてきたから、転職回数を突っ込まれないか不安…」という人も中にはいると思います。
もし突っ込まれたときは、「転職した理由や背景」を説明しつつ、面接が終わるまでに「これまでにやってきたこと」をしっかり伝えておけば、大丈夫です。
「3年は続けないといけない」とか「転職回数は〇回まで」みたいなことも言われがちですが、重要なのは「転職回数」ではないです。
大切なことは下記5つです。
ポイント
- どんなことを身につけてきたのか
- 今までなにを経験してきたのか
- なにか継続していることはあるか
- 自分の強み、弱みを把握できているか
- その経験や知識を生かし、社会、企業、お客様にどんな価値を提供できますか
上記のとおりでして、「今まで積み重ねてきた経験と知識」や「どんな価値提供ができるか」が重要です。
なので、「転職回数」をマイナスに捉えている企業には、あまり優秀な人材自体がいないので、面接を受ける必要はないかなと。
転職回数が多い人は、「それだけ人材を評価され、たくさんの企業が必要とした人材」という証でもあります。
「転職回数」で評価する企業は、基本的に「チャレンジ精神の欠片もない人」が集まっているか、もしくは「業績悪化で優秀な人材を獲得する余裕がない企業」だと判断できるので、無理して入ってもいいことないでしょう。
まとめ:今までひとつの会社に務めてきたことを後悔する前にスキルを磨く

今までひとつの会社に務めてきたことを後悔する前に、現代では「ITスキル」が必須なので、下記スキルのどれかを身につけましょう。
- プログラミング
- ライティング
- デザイン
- マーケティング
- 動画編集
- ブログ・アフィリエイト
などなど。
個人で稼ぐこともできる「ITスキル」さえ身につけておけば、仕事にも困らないはずです。
特にエンジニア人材は2030年までに、最大約80万人が不足すると言われています。
なので、「プログラミング」は学んでおいて損はないですよ。
※下記記事では、「エンジニアになるのは難しくない根拠」「未経験からエンジニアになるまでの簡単なステップ」について解説しています。
基礎スキルを身につけたら、メガベンチャー、スタートアップなどIT企業に応募しまくるのが、ベストな選択だと思います。
「転職するかどうしよう…」と悩むなら、面接で内定をもらってから悩んでください。
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下記記事では、「まず就活を始め、内定を頂いてから悩んだほうがいい理由」と「自分の好きなタイミングで環境を変えるために、定期的にやっておくといい5つのこと」について解説していますので、合わせてどうぞ。