「手取り20万。正直都内暮らしきつい…」
「都心に住めないから郊外に住もうかな…」
など、若手社員にとって、一人暮らしってけっこう家計を圧迫しますよね。
今回は、手取り20万円台の会社員(未婚)の方向けに、
「手取り20万円台で都心暮らしすると、お金貯めるのは難しい」
「少しでもお金を貯められる方法」
というテーマで記事を執筆したいと思います。
手取り20万円台で都心暮らしはかなりしんどい

先日、長崎県で25歳の若者が生活するために最低限必要とされる「最低賃金」について試算した記事を目にしました。
上記の記事で書いてあるとおり、地方では最低でも時給1500円が必要だという試算が出て、最低賃金の引き上げを求める時代になりました。
時給1500円というと、
1時間1500円 × 8時間 = 1万2000円
1万2000円 × 20日 = 24万円くらい
上記からもわかるように、地方では「24万円」くらいないと普通に生活できないという試算が出たということです。
となると、正直言うと、手取り20万円台で都心、特に東京に住むのはもっときついです。
都内のほうが賃金は少し高くなるかもしれませんが、物価も高いですし、家賃も全然違いますからね。
一般的に、家賃の目安は「手取りの3分の1」と言われています。
手取り20万なら「6〜7万」くらいですね。
東京23区で1Kの物件を、「6〜7万」で探すと、あまり満足する物件はないと思います。
例えば、女性が上京してきて、「1K」に住むときのよくある条件は、
- セキュリティが万全(オートロック、モニター付きインターホン、防犯カメラ)
- お風呂・トイレ別当たり前
- お風呂広め
- ウォシュレット
- 独立洗面台
- お風呂広め
- 新築 or 築浅
- 2階以上
- 人通り少ないところ、夜道は避けたい
- 収納多め
特にセキュリティ面は心配だと思うので、条件はこんなとこでしょうか。
ただ上記の条件で東京23区内を探すと、アパートではなくマンションとなり、家賃も「10万」とか余裕で超えますね。
手取り20万円代の「3分の1」である「6〜7万」を4万くらいオーバーするわけです。
ここまでオーバーすると、当然貯金もほとんどできないですし、
食費や医療費を切り詰めて、節約地獄の生活になりそうです…
かなりハードですね。
貯金をしたいなら、今すぐ都心から離れるべき

都心はコスパが悪すぎるので、手取り20万円でもゆとり持って住める場所を選ぶべきです。
例えば、下記の条件で関東付近で探した場合ですが、
- 1K
- 駅徒歩は10分
- 築年数は10年以内
- 2階以上
- 風呂トイレ別
- 洗面所独立
- オートロック、モニター付きインターホン
上記は女性が探すときのよくある条件です。
仮にその条件で、都内まで1時間以内のエリアで探した場合、
6万円台のエリアは下記ですね。
- 神奈川相模原
- 埼玉所沢
- 千葉船橋
- 茨城つくば
上記だと20平米くらいで見つかると思います。(けっこう狭い…)
貯金するなら、家賃は「手取りの3分の1」でもきつい
一般的には手取り収入の「3分の1」くらいまで家賃を抑えたほうがいいと言われていますが、「3分の1」でもあまりお金たまらないと思います。
20万円で家賃に「6万円」使うので、
残り「14万円」です。
14万円の毎月の支出内訳は、
- 貯金:5万
- 食費:2万
- 光熱費:1万
- 通信費:1万
- 美容・被服費:1万
- 娯楽費・趣味:2万
- 自己投資・スキルアップ:1万
- その他:1万
ざっくりですが、こんな感じでしょうか。
毎月5万貯めようと思うと、結構カツカツになると思います。
収入を増やすためにも自分のスキルアップにもお金はかけたいですし、
投資にもお金を回したいと思う人もいると思います。
友達ともっと遊びたい、ご飯に行きたいとなると、
貯金5万はまず無理だと思います。
お金をもっと貯めたい、増やしたいならできれば手取り収入の「5分の1」「6分の1」くらいまで家賃を抑えたほうが良いかなと思います。
手取り40万だと、だいたい「8万」くらいですかね。
都心に住むのはけっこうハードなので、都市部から離れて田舎の駅近に暮らしつつ、
リモートワークで働くのが一番ベストかもしれませんね。
都心に住みつつ、貯金をしたいなら、収入源を増やそう

田舎に住むという選択をしても、仕事がないと厳しいですよね。
中には、
- 今の企業で働き続けたい
- 都会に憧れている
- 都心で仕事を続けたい
など、田舎に引っ越すのが難しいという人もいると思います。
なので、都心で暮らしてお金を貯めるということを考えるなら、手取り40万くらいは最低でも欲しいですね。(手取り40万だと、23区外がいいと思います)
しかし、手取り20万円台しかもらえない会社では、正直給料だけで40万円に昇給するまで時間がかかりそうです。
となると、やはり副業をするしか方法はないかなと。
副業で「20万」を補う
都内でも最低限普通の生活をするには、副業で「20万〜30万円」は稼ぎたいところです。
この目標達成するためには、下記3つのスキルを身につければ、十分いけると思います。
- プログラミング
- デザイン
- ライティング + マーケティング
上記なら月20万も稼ぐことも難しくはないです。
わたし自身、新卒で入社1年目のときに副業で「サイト制作」を始めたのですが、
2年目にはお給料をはるかに超えるくらい稼げるようになりました。
上記3つのスキルのどれか1つでも身につければ、リモートワークの制度がある会社に転職したり、フリーランスとして独立も可能になります。
リモートワークやフリーランスを目指したい人は、3つのうちのどれか1つだけでいいので、スキル習得にチャレンジしてみてください。
都心に住むなら、稼ぐしかない
都心に住みつづけたいのであれば、稼ぐしかないです。
「終身雇用」が崩壊した現代社会で、ひとつの会社に依存するのはよくないです。
会社の給料だけに依存して都心で暮らすと、
「節約する日々を毎日続けるという人生」を送ることになります。
それでも「都内に住みたい」「都内に住むのが幸せ」という方であれば良いと思います。
「毎日節約して疲弊する人生」が嫌だという方は、会社の給料とは別の収入源を確保するしかないと思います。
別の収入源となると、スキルがない人はアルバイトという選択肢になりがちですが、
副業で飲食店やコンビニで仕事はかなりハードです。
本業が終わった後に、毎日アルバイトしながら生活するのは、
精神的にも肉体的にもきついですからね。
最近は副業に関しての書籍は本屋に行けばたくさん売っていますが、
本を読むだけで稼げるわけではないです。
稼ぎ方を手っ取り早く学ぶには、実際に自分で稼いでみるしかありません。
稼ぐために必要なスキルはなにか調べ、基礎を学んだら、あとは実践で磨くのが一番成長できます。
消耗しないためにも、個人で稼ぐ方法を実践的に身につけることが、これからの時代大切ですね。
まとめ
手取り20万円台の会社員の方は、
都心にこだわる理由がないなら田舎でのんびり仕事したほうが、
お金は貯まると思います。
毎日節約で消耗するよりかは、ずっと幸せだと思います。
都心に暮らし続けるのであれば、会社以外で個人で稼ぐ力を身につけたほうが良いです。
特に下記の3つは、場所を選ばずリモートワークもできるので、田舎に引っ越しても十分仕事はできるはずです。
- プログラミング
- デザイン
- ライティング + マーケティング
わたしの仕事仲間にも、上記のスキルを身につけた後、日本の田舎や海外に移住して、生活費を下げつつ、仕事をしている人もいます。
都心に住みながら、貯金もしたいという方は、副業にチャレンジしたほうがいいです。
というわけで、今回は以上です。
「都心に住んで、節約しながら生活を送るか」
「田舎に住んで、貯金しつつ、自由な生活を送るか」
自分にとっての幸せを考えて、豊かな人生を送りましょう。