「上司に言われすぎて、キレそう…」
「まじでムカつく上司がいる…」
「いつも理不尽なことを上司にされる…」
アルバイト先の先輩や、会社の上司がいれば、上記のような悩みを抱える人も必ずいると思います。
上司に腹立つことを言われると言い返したくなる気持ちもわかりますが、その時は感情的にならず、一度考えてから対処しましょう。
今回は、上司に腹が立つときがあるという20代前半の方に向け、
「上司に腹が立ったときの対処法」
というテーマでお話します。
わたし自身、学生時代、飲食店でアルバイトしていたときは、モノに当たる上司(マネージャー)がいました。モノに当たるとか謎すぎ…
いい歳して自分の偉い立場を利用して、ただ声を荒げて、ゴミ箱を蹴っ飛ばしたり、怒りを態度で表すような上司だったので、本当にダサいなと。
わたしは当時19歳でしたが、「こんな大人にはなっちゃダメだな」と思ってましたね。
過去の経験からつらつら書いていくので、参考にしていただければと思います。
上司に腹が立ったときの一時的な対処法は「4つ」

上司に腹が立ったときは、感情的にならなくても、一時的に対処できます。
下記のどれかを試してみてください。
(※どれも一時的な対処方法なので、根本的には解決しません。根本的に解決する方法は後ほど述べます。)
- 上司の「愛情」を感じるかどうか見極める
- 「ダサい。なんてかわいそうで、残念な人なんだな。」と思っておく
- 上司を「顧客」だと思っておく
- 「副収入」を得て、精神的余裕をつくる
という感じ。1つずつ解説します。
上司の「愛情」を感じるかどうか見極める
怒られているとしても、「あなたのことを心から考えて怒っている」のと、「ただ理不尽なことを言いたいだけ」なのかは見分けられると思います。
しっかり部下を育てようとしている上司なら、「自分のために叱ってくれているんだな」と感じ取れますよね。
いい上司は共通して、「部下は自分が育てるもの。だから自分が責任持って育てるんだ」という意識が強いんじゃないかなと。
わたしの場合の、「尊敬できる上司」と「尊敬できない上司」の基準も少しだけ話しておきます。
- 良いところはしっかり褒めてくれる
- 「挨拶」「ありがとう」「助かったよ」と言ってくれる
- 部下に伝わるようにしっかり伝えようとしてくれる
- 叱かるべきときは叱る。叱った後は必ずフォローしつつ、期待を込めてくれる
- 上辺ではなく、信頼と期待されていることが伝わってくる
こういう上司は尊敬できますね。
わりとシンプルなこと言ってますが、ほとんどの人はできないんじゃないかなと思ってます。
- 「だからお前はダメなんだよ」と理由なく言う
- 良いところは褒めずに「営業なんだからもっと自分から話せよ」とか言う
- 自分には甘く、模範にもならない
- 部下のメンツも考えず、怒る
- 悪口や部下のダメな部分を他人に言う
こういう上司は信頼も、尊敬もできないです。
特に叱り方は差が出ますね。
- 尊敬していい上司は、冷静かつ、論理的に「叱る」
- 尊敬できない上司は、感情に流され、声を荒げて「怒る」
この違いかなと。
「ダサい。なんてかわいそうで、残念な人なんだな。」と思っておく
感情的になって、部下を怒鳴りつけたり、モノにあたったりするような上司は、大人として恥ずかしいということにも気づいてないです。
なので、「ダサい。なんてかわいそうで、残念な人なんだな。」と思っておけばいいと思います。
冷静的に議論ができないような上司がいるなら、本人は一生気づかないので、ただかわいそうな人だなと。
そもそもですが、すぐ感情的になるような人が上司なら、その職場に問題ありですね。
上司を「クライアント」だと思っておく
上司に腹が立った時は、クライアントだと思うのもアリです。
クライアントから無理な要望や注文があったら、普通は冷静に対処しますよね?
社内の上司だと思うと感情的になってしまいそうですが、クライアントだと思えば、イラッとしても冷静には対応できるはずです。
よく「お客様目線で考えよう」なんて言われたりしますが、それはお客様が「どういうことに困っているのか」「なにを望んでいるのか」「なにをされたら嬉しいのか、嫌なのか」を考えることですよね。
上司の無茶な指示やお叱りも、同じように考えて、行動に移せば、上司は評価してくれるかなと思います。
「副収入」を得て、精神的余裕をつくる
一番難易度が高いですが、「副業で収入を得る」ことは、精神的な余裕につながります。
わたしの場合、新卒入社1年目から「副業」を始めて、2年目には副業収入が会社の給料をはるかに超えました。
そのおかげで視野が広がり、上司や社長の考えていることも理解できるようになり、本業でも成果が出せるようになりましたね。
もし副業の収入があれば、どんなに理不尽なことをされても、「いつでも会社をやめてやる」という気持ちでいられると思いますよ。
※ただし、上司より稼げるようになっても、人を見下すのはダサいので、やめましょう。
感情的になると、損しかない

冒頭にわたしの過去の上司の話をしました。
感情的になって、ただ声を荒げるとか、とにかくダサいですよね。
それは上司だけでなく、この記事を読んでいるあなたも気をつけたほうがいいです。
「怒りを感じる」ということは人なら当たり前のことなので、大人げないことでも、恥ずかしいことでもないですが、
感情的になってキレてしまうのは恥ずかしいことだなと思います。
ときには上司に「イラッ」とくるときもあるかもしれませんが、感情的に対処すると損しかないですからね。
ふてくされた態度や、八つ当たりするようなことをしてしまえば、理不尽な上司と同じレベルだと思われてしまいますし。
感情的になるとどうなるか。
- 恥ずかしいだけ
- 嫌ならやめろと言われるだけ
- 伝えたいことは何も伝わらず、ただ短気だと思われるだけ
上記のように、プラスになることはほぼないです…
自分の感情コントロールもできないので、ただ痛いと思われてしまいますね。
上司に腹が立って、感情的になって言い返しても、問題解決にはならないです。
まずは10秒くらい冷静になってから、深呼吸をして、伝えたいことを率直に伝えるといいです。
例えば、忘れっぽい上司が、いつも終業時刻間際に、急に部下に仕事を振っていた場合、
上司
「これ今日までに終わらせて」
自分
「(イラッ。またかよ。定時まであと1時間なんだけど…)わかりました。」
上司
「じゃあよろしく。」
→ありがとうもごめんの一言もなし。
自分
「1つだけよろしいでしょうか?こういう急な依頼が少し多く感じます。
残業確定なうえに、急すぎて前向きな気持ちになれないので、いい仕事ができないかなと感じてます。
ほかの同僚も毎回急に仕事を振られて少し困っているので、できれば早くお伝えいただけますと助かります。
お互い気持ちよく仕事するために、社内業務のフローも一緒に考えていきたいと思ってます。」
こんな感じで、冷静になって、伝えたいことを伝えたほうがいいですね。
正直に自分の口で率直に伝えた方が、相手に響くんじゃないかなと思ってます。
上司のメンツもあるので直接言いづらければ、「ご相談があるので、少しお時間よろしいですか?会議室で話しましょう。」とかワンクッション入れてもいいですし、
それも無理ならメールで直接言うか、別の上司に相談してもいいと思います。
たしかに相手があきらかに悪いかもしれませんが、相手のメンツまで考えられる人は大人だなと思います。
イラッとしたときに、感情的になって態度に表すのだけは、やめておきましょう。
理不尽すぎて耐えられないなら、生きやすい環境に移るのもアリ

ここまで上司にムカついたときの対処方法を話してきましたが、「対処方法だけでは、根本的に解決しない」という方もいると思います。
個人的には、
理不尽すぎてもう耐えられないなら、「生きやすい環境に移る」しか根本的に解決する方法はない
かなと思ってます。
自分が生きやすい環境で生きていくのも、ひとつの生き方ですよ。
「今の会社で死ぬまで働くことしか選択肢がない」というわけではありませんからね。
会社で働いていると、
「上司の理不尽が耐えられない…」
「もう会社に行くの無理…」
「限界。転職したい…」
など、一人一人、「本音」が心のどこかにあると思います。
先ほど感情的にはなってはダメとは言いましたが、我慢は良くないです。
本音と向き合うのも大切ですよ。
理不尽すぎて耐えられないなら、生きやすい環境に移ることも考えましょう。
例えばですが、
- 自分のペースで働けそうな職場に移る
- もう仕事が無理なら、しばらく引きこもって心を休める
- ストレスフリーで働ける環境に移る
- 自分の判断で働けるスタイルを確立する
こんな感じで、今の会社で生きなくても、他にも選択肢があるはずです。
自分にとって、理想な生き方を確立することを考えていきましょう。
徐々に準備しつつ、生きやすい環境に移行していく
「もう仕事は無理。しばらく引きこもる」
「引きこもりつつ、稼げる仕事がしたい」
と決めたなら、それも1つの生き方だと思います。
ですが、最初からすぐに理想な生き方を実現するのは、難しいかなと思います。
会社にいるときから模索しつつ、準備し始めたほうが、実現はしやすいですよ。
今の仕事がもう限界。引きこもりつつ、仕事がしたい
↓
エンジニアやトレーダーという職種なら家でも仕事できそうだ
↓
エンジニアに興味あるから、基礎から学ぼう。
調べたら、プログラミングスクールもたくさんあるんだな
↓
プログラミングスクールで学び始めたら、心地よい仲間ができた
↓
プログラミング楽しい。Webエンジニアに転職しよう
↓
転職先で猛烈にスキルを磨き、独立
という感じで、少しずつ段階を踏むのがベストです。
理想の生き方を目指して段階を踏んでいくと、自分が心地よいと思える人が、自然と仕事仲間になっていきます。
生きやすい環境で生きるためには、心地よい人と働くことも大切ですからね。
まとめ
会社で仕事をしていれば、時には上司に「ムカッ」と来るときもあると思います。
そういう時は感情的にならず、10秒くらいじっと我慢して、深呼吸してみてください。
感情的に言い返しても、損しかないですからね。
自分の感情は自分でコントロールしなければいけません。
上司に腹が立ったときは、すぐ感情的にならず、下記4つを試してみてください。
- 上司の「愛情」を感じるかどうか見極める
- 「ダサい。なんてかわいそうで、残念な人なんだな。」と思っておく
- 上司を「顧客」だと思っておく
- 「副収入」を得て、精神的余裕をつくる
ふてくされたり、八つ当たりしたりしても、何の解決にもならないです。
我慢のしすぎもよくないので、一度冷静になってから自分の伝えたいことを率直に伝えればOKです。
対処方法を解説してきましたが、理不尽すぎてもう耐えられないなら、生きやすい環境に移るしか根本的には解決しないです。
「自分の生きやすい環境とはなにか」を、自分なりに考えていきましょう。
例えば、
- 自分のペースで働けそうな職場に移る
- もう仕事が無理なら、しばらく引きこもって心を休める
- ストレスフリーで働ける環境に移る
- 自分の判断で働けるスタイルを確立する
こんな感じで、人それぞれ理想の生き方が違うはずです。
人生を豊かにするためにも、自分の生きやすい環境で、効率的に生きていきましょう。