どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
「デザイナーに興味があります。美大や専門学校に出たほうが有利でしょうか?」
「未経験ですが、なにかデザインに関わることを経験してないとダメでしょうか?」
「エンジニア目指すなら、理系学部を卒業したほうがいいでしょうか?」
上記の悩みにお答えします。
今回は、Web系を目指す方、特にデザイナー、エンジニア未経験の方向けに、
- 「デザイナーは美大卒が多い。エンジニアは理系卒が多い。」は関係ない
というお話をします。
本記事を書いているわたしは、Web系企業を経験した後、フリーランスになり、これまで様々なバックグラウンドを持つクリエイターと仕事してきました。
Web系スクールで講師をしていたので、今回のような悩みの相談も受けてました。
結論を先に言うと、美大卒、理系卒とか関係ないです。
過去の経験をベースに、深堀りしつつ、解説します。
目次
デザイナーは美大卒が多い。エンジニアは理系卒が多い。はウソです

「デザイナーは美大卒が多い」
「エンジニアは理系卒が多い」
こういった情報はウソです。
統計は取ってないので、ウソは言い過ぎかもしれませんが、そう他人に言われたところで気にする必要はないですよ。
わたしのまわりにも、デザイナーやエンジニアはたくさんいます。
美大卒、理系卒じゃなくても、たくさん優秀な人はいます。
- 高卒 → バンドマン → 営業 → エンジニア
- 高卒 → 美容師 → デザイナー
- 高卒 → バックパッカー → デザイナー
- 有名大卒(文系) → アパレル → エンジニア
- 有名大卒(文系) → デザイナー → エンジニア
- 美大卒 → エンジニア
などなど、挙げればきりないですが、わたしまわりにはこんな感じのキャリアの人がたくさんいます。
なので、学歴も経歴も気にする必要はまったくないです。
下記記事でも、わたしのまわりのエンジニアのお話はしてますので、参考にしてみてください。
美大や理系大学の経験より、創作意欲が勝る

美大だろうが、理系だろうが、学歴に関しては、あまり関係ないですよ。
絵を描くことが大好き
↓
美大に行く
↓
デザイナー
アプリとかつくるのが好き
↓
情報系の学部に入る
↓
エンジニア
こういうキャリアの人もなかにはいるのは、事実です。
ですが、重要なのは、最初の根底である「きっかけ」の部分です。
「絵を描くことが大好き」
「アプリをつくるのが大好き」
上記どちらも、「なにかモノをつくる」ことが大好きということです。
どんなに美大で絵の描き方を学んでも、創作意欲が強い人には敵わないと思います。
プログラミングも同じです。
どんなに学校でプログラミングの基礎を学んでも、アプリ30個とかつくるような人のほうが当然スキルは高いです。
なので、「デザイナーになって、カッコいいサイトをつくりたい」と思うなら、クオリティとか気にせず、10個なり20個なりサイトをたくさん作って、Web系企業に面接に行ってください。
「これだけ創作意欲が強いなら、この人は本気なんだな」と伝わるはずです。
経歴より、「つくりたい」という熱意や意欲が勝ります。
大学や専門学校の先生は、基礎は教えてくれるが、稼ぎ方まで教えてくれない

理系の大学 → C言語の基礎
美大 → デザインの基礎
大学や専門学校の先生は、基礎は教えてくれますが、稼ぎ方までは教えてくれないです。
大学や専門学校の先生は、月に100万円以上稼ぐフリーランスエンジニアや、フリーランスデザイナーではないかもしれません。
もちろん研究などで成果を出し、権威がある先生かもしれませんが、あなたは研究者や大学教授を目指しているわけではないはずです。
「フリーランスエンジニアとしてサイトを作りつつ、生計を立てたい」と思うのであれば、現役のフリーランスエンジニアが講師をしているプログラミングスクールに通うのもひとつの選択です。
当たり前かもしれないですが、情報系の大学で学ぼうと思っても、フリーランスエンジニアの先生はいないですからね。
「デザイナーとしてWebサービスを作りたい」という目標があるなら、
転職サポート付きのデザイナースクールでも学ぶのもアリだと思います。
美大では、「Webサービスのつくり方」まで教えてはもらえません。
これはデザインやプログラミングだけでなく、動画でも同じことが言えます。
最近だとYouTuberも増えているので、動画編集の専門学校とかスクールも増えてますよね。
ただ、専門学校の先生は、だれが講師をやっていますか?
ヒカキンでしょうか?
ヒカキンでも、ホリエモンでも、オリラジあっちゃんでもないはずです。
動画の仕事を経験している先生かもしれませんが、YouTuberではないという人がほとんどだと思います。
「YouTuberとして世に動画を出して、稼ぎたい」という目標があっても、学校では教えてもらえないです。
学校やスクールで基礎を学んだ後は、補助輪なしで、走るしかありません。
試行錯誤しながら、良いモノを作り、稼げるようになるわけです。
手段と目的をはっきり分けて、学びましょう。
まとめ:「かっこいいものをつくりたい」という小さな理由でもいいからやってみる

「営業も事務も向いていないから」「勧められたから」という消極的な理由で、なんとなくデザイナーやエンジニアを目指すより、
- とにかく自分でサイトつくってみたい
- かっこいいサイトつくりたい
- おしゃれなアプリ作りたい
などなど。上記のような理由で始めた人のほうが成長できます。
ちっぽけな理由そうに見えるかもしれないですが、それでいいと思います。
消極的な理由よりポジティブな理由のほうが続けられますよ。
「なんとなく親にオススメされたから、美大でデザインを学ぶ」
「なんとなく親にオススメされたから、理系学部でプログラミングを学ぶ」
という人より、
「かっこいいもの作りまくって世に出したいから、デザインを学んでみよう」
「たくさんの人に使われるサービスを世に出したいから、プログラミングを学んでみよう」
といった「創作意欲」が強い人のほうが、優秀なデザイナー、エンジニアになれるはずです。
なぜなら、創作に対する熱意がまったく違うからです。
この記事を書きながら、過去に、「美大卒だけど、デザインができないから」という理由で、エンジニアになった人と働いたことを思い出しました。
一緒に仕事しましたが、社会人になってから「なにかサービスを作って、世に出したい」という理由でエンジニアになった若手のほうが、成長は早かったですね。
「役立つサービスを作って世に出したい」 > 「デザインができないから」
上記のとおり「作りたい」「社会に役に立ちたい」という想いの強いほうが、勝ります。
自分が手がけたサイトが世に出ると、「これわたし、ぼくが作りました」と誇れます。
「いいサイトだね」「いいサービスだね」と言われると嬉しいですよ。
世に出たサービスが多くの人の使われていると、「少し役に立てたな」と自信も持てます。
というわけで、今回は以上です。
自分の手で、「なにかをつくる、つくり続けられる」人なら、未経験でもクリエイターになれるので、手を動かしていきましょう。