「転職しようと思っているけど、なかなか決まらない…」
「面接では、結婚とか出産とか仕事に関係ないことばかり聞かれる…」
という悩みを持つ社会人の女性向けに、今回は記事を執筆してまいります。
具体的な記事の内容は、
「女性の転職が不利と言われている理由」
「転職で不利というハンデを打ち消す解決策」
をテーマにお話してまいります。
女性の転職ってけっこうハードルが高いとよく聞きます。
わたしもWeb系スクールで講師をしていた時期があったのですが、ブランクがあって悩んでいるママさんも多かったです。
わたしには、一緒に仕事している優秀なママさんクリエイターがいるのですが、本当に丁寧で仕事がしやすいんですよね。
なので、企業はどんどん「ママ採用」に積極的になるべきだと思ってます。
今回は、「子どもがいる」もしくは「子どもを産むことを考えている」社会人女性に向けて書きますが、女子学生も将来的には同じ問題に直面すると思うので、学生さんにも読んでもらいたいです。
※働きたいという女性向けの記事なので、専業主婦になりたいという方は、あまり参考にならないと思います。
ちょっと長めの記事ですが、10分間の休憩時間内でサクッと読める内容となってます。
女性の転職が不利だと言われている理由

先日、下記の記事を目にして、今回この記事を書くことにしました。
「女性の転職あるある」がTwitterで話題→ネット民から「わかります」の声殺到
この記事は、下記のツイートが元ネタのようで、かなりSNSでは話題になったとのこと。
女性転職あるある
23〜26歳
経験が足りない。27〜30歳
結婚してるのか、すぐ産休かねぇ…31〜35歳
あー、お子さん小さいんですかぁ…36歳以上
この年齢で未経験はちょっと…いつだったらいいんだよ。
視野狭すぎやしないか。
と投稿者さんが「女性の転職あるある」を発信して、一気に広がったみたいです。
わたしもWeb系スクールで講師をしていたときですが、上記のようなことを経験して「スキルを身につけるためにスクールで学ぶことにした」という女性(受講生)が多かったなと思いました。
女性が不利という経験談を聞くたびに、「面接で子どもの有無とか聞く必要あるのかよ」とか「いつだったら採用してくれるんだよ」ってほんと言いたくなります。
女性にとって「結婚」と「妊娠」は、大きなライフイベントです。
結婚
↓
産休・育休
↓
ブランクが空く
上記のように子どもが生まれてから、どうしてもブランクが空いてしまい、働きたくても働けなくなってしまったという女性もけっこう多いんですよね。
少子化が社会問題になっているのにも関わらず、子どもの有無、子どもを産む予定があるかどうかで、面接を落とされている女性がたくさんいて、本当に残念です…
講師をしていた時に、Webのことだけでなく、面接のコツとかも教えることもあったのですが、「受講生がどんな質問をされたか」「面接官の印象はどうだったか」とかも聞くようにしてました。
そのなかでも、
「結婚のご予定は?」
「お子さんはいらっしゃいますか?」
「お子さん今おいくつですか?」
「ブランク何年くらいですか?」
といった質問をしてくる会社も意外とあって、女性にとっては本当に不快ですし、転職が不利なんだなと感じました。
こういう質問をしてくる企業はやはり評判が悪いので、「ここは女性が働きづらいかもしれない」と、本心を受講生に伝えるようにしてましたね。
企業としては「すぐに辞められたら困る」「産休から復帰した社員がまた妊娠するんだよね」など意味不明な論理で、いらない質問をしてくるわけです。
仮に採用されたとしても、「お子さんの有無」や「今後の予定」も含めて採用するかどうかを決めている企業に入っても、幸せになれないので即断ったほうがいいですよ。
企業に頼るのをやめるという生き方もアリ【2つの方法】

女性が正社員で転職を目指すとなると、年齢関係なく、ハードルが高くなりがちです。
企業に期待しても「ママの働き方に理解がない」という企業もたくさんあるのは事実ですし、企業に頼っても「いつクビ切られるかわからない」というのも不安になります。
なので、企業に頼らない戦略を立てるのもアリですよ。
具体的には下記2つです。
- 時短勤務で働く
- フリーランスになる
1つずつ戦略を詳しく解説します。
時短勤務で働く
時短勤務で働くとなると、「家の近くのコンビニや飲食店でパート」という選択肢が一番最初に思いつくでしょう。
パートはたしかに働きやすいとは思いますが、「出産後も正社員として長く働き続けたい」という方には向かないです。
パート先の企業で正社員を目指したいならいいと思いますが、パートの仕事しても、将来転職するときに苦労するかなと。
スキルが身につかない仕事を続けてしまうと、転職活動のときに「ブランクが長い」と、企業側に判断されてしまいます。
もし正社員として長く働き続けたいと考えているのであれば、
「家事は外注して、時短勤務の企業で働きつつ、家で副業をする」
というやり方もアリかなと思います。
とはいっても、
- 家事
- 育児
- 本業
- 副業
上記すべてをやるのはハードすぎます。
体も心も壊してしまうので、家事は外注したほうがいいです。
家事の外注は、家事代行や、外食を利用するということですね。
仕事も頑張りたいという女性が、家事も副業もすべてやるのはきついと思います。
結婚されている方ならもちろんパートナーに協力してもらうのも大事なのですが、誰が家事やるかでギクシャクするくらいなら、外注したほうが揉めずに済みますね。
週1〜3日で、1日3〜4時間くらいの時短勤務が可能な企業は増えてきています。
短時間勤務しつつ、たまに家事は外注して、副業するのが一番いいかなと思います。
なぜ副業をやる必要があるのかと言うと、
- 副業が軌道に乗れば、将来的に企業に頼らずに済むから
- 資産となるスキルを身につければ、働きやすい企業に転職できるから
- 在宅勤務できて働きやすく、給料が高い企業に転職が可能になるから
- 資産形成のスピードが加速するから
- 副業でスキルが身につけば、将来的に子どもと過ごせる時間が倍増するから
- パートナーの稼ぎに依存せず、自立できる
などの理由が挙げられます。
メリットのほうが多いですね。
家事の外注はお金こそかかりますが、外注してでも副業をやる価値はあると、わたしは思います。
まずは時短勤務できる企業を探して、転職するために必要なスキルを身につけることから始めましょう。
フリーランスになる
会社に頼るのはやめて、いきなり「フリーランスになる」という働き方もアリです。
ちなみにわたしの仕事仲間もママフリーランスがたくさんいます。
いきなりフリーランスになれば、家で仕事ができるので子どもとの時間は増えますね。
在宅で仕事をする場合は、下記のような職種を目指すといいです。
- ライター
→Webライティングスキルが必須。ブロガー・アフィリエイターとして稼ぐママも多いです。 - Webデザイナー
→断言しますが、ママデザイナーは需要が高いです。リモートワーク、時短勤務の求人も多いです。 - Webエンジニア
→プログラミングスキルが必須です。Webサイトのコーディング案件はかなり多いです。 - ネットショップ運営
→好きなものを作るか、好きなものを仕入れる。自分のネットショップで売れたら儲かります。
上記の4つのどれかですね。
この4つのスキルは副業を検討する場合も、目指すべき職種です。
必要なスキルはそれぞれ違いますが、共通しているのは「Webのお仕事」という点です。
ちなみに、わたしの知り合いのママさんデザイナーは、「ママエンジニア」「ママライター」を集めて、「ママのフリーランスチーム」を作って活動しています。
ママクリエイターを集めたチームを作れば、ママとママの間で、「スキル」や「悩み」を共有できますから、メリットは大きいですね。
ママの悩みに理解があり、孤独にならずに済むので、「フリーランスになって、チームをつくる」という選択肢もアリですよ。
今学生という女性の方や、結婚をされていない20代の方は、先ほど紹介した4つのどれかの職種を目指すことをオススメします。
将来的に「転職活動で不利になるという壁」にぶつかったときに、有利になりますからね。
Webのお仕事をすれば、リモートワークができるようになり、家族との時間が一気に増えます。
下記の記事で、「リモートワークは女性に最適」「リモートワークができる職業」などについて解説してますので、こちらもご参考いただければと思います。
時短でもフリーランスでもいいから働く最大のメリットは、「自立できること」
以前、あるプロジェクトに一緒に参画したフリーランスマーケターの女性が、
旦那さんに「俺が稼いでいる」「俺のお金でご飯が食べられているんだから感謝しろ」みたいなことは絶対に言われないようにしたい。
だから最低でも年収800万は稼ぎたい。ゆくゆくは旦那さんより稼ぎたい。
と言っていたことを、この記事を書きながら思い出しました(笑)
もちろん家事をしながら育児もするママさんは尊敬しているのですが、
在宅で仕事している女性は最強だなと思いました。
自分で稼げるようになったら、旦那さんの稼ぎがなくても、ぶっちゃけ生活できますからね。
旦那さんと協力して稼いだら、「安定」しますね。
ママは優秀な人が多い。時短勤務の求人は今後増える

日本の企業は「個人で稼ぐママさん」をどんどん採用すべきです。
- 時短勤務
- 週2だけきてもらう
- リモートワークで数時間手伝ってもらう
とかでもいいと思います。
わたし自身、受託案件のときに手伝ってもらうことがあるのですが、フリー仲間のなかにはママさんも何人かいます。
かなり優秀で助かるんですよね。
- 真面目で、とにかく作業が丁寧
- 女性目線の提案がクライアントに喜ばれる
- 男性が言いづらいことをズバッと言える
- 限られた時間で仕事しないといけないので、対応が早い
上記のようにメリットばかりです。
メリットがたくさんあるので、今後企業同士で、「ママの争奪戦」も始まるかなと思ってます。
優秀であれば時短でもいいから採用したいという企業も増えますし、
育児や家事の経験によりマネジメントスキルが養われた主婦も欲しがる企業は増えるでしょう。
ママさんフリーランス見ていて思うのが、
- ママ友やフリーランス仲間との付き合い → 交渉力・コミュ力
- 買い物、料理、洗濯などの家事 → 段取り力・タスク管理力
- 部屋コーデ、美容、オシャレ → 女性にしかない感性
- 育児・旦那・旦那家族 → 女性目線の気遣い力
などが身についているので、仕事ができる人が多いです。
たまにですが、
「わたしスキルとかなにもないんです…」
と不安に思うママさんがいます。
何もスキルがないというママさんも心配しなくても、男性にはない能力を持ってますよ。
皆さん気づいていないだけで、男性が持っていない「とんでもない能力」をすでに持っているので、もっと自信持っていいと思うんですよね。
もはやブランクなんかないので、それに気づいた企業はどんどんママさんを採用するために動き始めるはずです。
今後「時短勤務OK」「副業・掛け持ちOK」「リモートワークOK」「週2だけ在宅ワークOK」などの好条件がある会社しか女性転職者から選ばれなくなるので、少しずつ働き方が自由な企業が増えて来ると思います。
「時短勤務はできない」「副業もできない」「女性への理解がない」という企業はどんどん衰退していきます。
なので、今のうちに「在宅でできる仕事」を目指すための準備は整えていきましょう。
メモ
少しだけ「残念な未来」も想定しつつ、「思考を変える」ことについても述べておきたいと思います。
今後「時短勤務OK」「副業・掛け持ちOK」などの好条件がある会社しか女性転職者から選ばれなくなるとは言いましたが、正直会社や社会がいきなり変わることは考えにくいです。
会社や社会が変わるには、それなりに時間がかかります。
リモートワークを導入するにしても体制を整えないといけないので、これからリモートワークが急に普及することはないかもしれないです。
(ネガティブな未来予想で申し訳ないですが、最悪なパターンも想定して準備するのがリスクを回避することにもつながります)
なので、企業に変わってもらうのをじっと待つのではなく、「自分から変わる」そして「行動を起こしていく」必要があります。
先ほども言いましたが、
- Webライティングのスキルを磨く
- Webデザインのスキルを磨く
- プログラミングのスキルを磨く
など、個人でも稼げるスキルを今から身につけて、自分が先に変わってしまったほうが圧倒的に早いですよ。
「行動すれば人生が変わる」と言うと胡散臭いですが、
企業が変わるのを待つのではなく、自分から行動を起こして変わったほうが、早くて合理的なのは「事実」です。
自立した人生を送るためにも、思考を変えて、チャレンジしていきましょう。
まとめ
高齢化社会が進んでいくとこれからの時代、「結婚」や「子ども」のことだけでなく、「親」のことも聞かれると思います。
「出産の予定」だけでなく、「介護の予定」まで聞いてくる企業もたくさん出てくるかもしれませんが、
仕事に関係のないムダな質問をしてくる企業に入ってもおそらく幸せにはなれないです。
企業に期待することも、頼ることもやめて、自立した働き方を目指したほうが女性は幸せになれる時代です。
なので、
ポイント
- 女性クリエイターを集めたフリーランスチームを作る
- 家事は外注して、時短勤務の企業で働きつつ、副業をする
といった働き方が、自立もできて、幸福度は高まるかなとわたしは思います。
上記のような働き方を目指すのであれば、下記のどれかの職種を目指すといいですよ。
- ライター
→Webライティングスキルが必須。ブロガー・アフィリエイターとして稼ぐママも多いです。 - Webデザイナー
→断言しますが、ママデザイナーは需要が高いです。リモートワーク、時短勤務の求人も多いです。 - Webエンジニア
→プログラミングスキルが必須です。Webサイトのコーディング案件はかなり多いです。 - ネットショップ運営
→好きなものを作るか、好きなものを仕入れる。自分のネットショップで売れたら儲かります。
個人的には、ママさんの潜在能力が高すぎるので、悩みやスキルを共有できるようなコミュニティを、このブログを通じてつくれたらなと思ってます。
できればコミュニティからチームに発展させられたらなと考えてます。
協力してもらえる方とかいれば、連絡していただけると嬉しいです。
というわけで今回は以上です。
下記の記事で、「リモートワークは女性に最適」「リモートワークができる職業」などについて解説してますので、こちらもご参考いただければと思います。