副業でWeb系スクールの講師をしていたときに、Webエンジニアを目指す受講生の多くから聞かれた質問があります。

「タッチタイピング(ブラインドタッチ)練習したほうがいいですよね?」

という質問です。

これからWeb業界や、IT系スタートアップ企業で仕事したいと目指す方の多くは、
パソコンもまだあまり慣れていないという人がほとんどだと思います。

なので、今回は
「Web系エンジニアを目指す方が、タッチタイピングを練習する必要があるか」
という疑問に答えるべく、お話したいと思います。

タッチタイピングは、「キーボードを見ないで画面をみて、文字を入力する」ことです。
ブラインドタッチ」とも呼ばれています。

「ブラインド」は「盲目」という意味でもあり、差別的な用語にあたるのでは?
ということで、最近では「タッチタイピング」と呼ぶのが主流ですね。

タイピングを死ぬ気で練習した。という経験はないです

この記事を書いているアラサーフリーランスのわたしは、学生時代にWeb業界でエンジニアとして働き始めました。
タッチタイピングはできますが、そんなに速くない方だと思います。

参考にですが、
イータイピングというサイトでどれくらいタイピングが早いかレベルチェックの診断できます。

ちなみにわたしのレベルですが、この記事を書くために、久々に診断してみました。

結果は、

レベル「B」

判定でした。

まあ中の中ってくらいの感じですかね。
レベル基準はこちらで確認してください

Webの仕事して7年以上経ちますが仕事してても、このレベルですw

今まで出会ったエンジニアの中でもとんでもないスピードでタイピングする人もいて、
プログラミングでタイピングを朝から晩まで毎日やりすぎて、
腱鞘炎(けんしょうえん)になったというツワモノにも出会ったことがあります。

でもタッチタイピングができないって人も意外と多いですね。

わたしもそうですし、タイピングが早いエンジニアにも聞いたことありますが、
「タイピングを死ぬ気で練習したよ」という人に出会ったことないです。

わたしも今ではキーボードを見ずにタイピングはできますが、
学生時代、休み時間とかにイータイピング使って、
友達と遊びで誰が早いかやったことあるくらいです。

この遊びで身についたかもしれませんが、
タイピング練習をやっていたという記憶はほとんどないです。
パソコンを触っているうちに身についたという感じですね。

身につけるべきなのは、タイピングスピードではなく、技術力

これからWebエンジニアを目指すという方は、
タイピング練習に時間を割く必要はまったくないです。

それ以前に初心者が身につけるべきことはもっとあるはずです。

エンジニアの場合

  • Webを支える基本技術とリテラシー
  • HTML・CSS
  • JavaScript
  • PHPやRuby

デザイナーの場合

  • デザインの基本原則
  • 簡単なコーディング
  • Photoshop
  • ワイヤーフレーム・プロトタイプ作成

ぱっと挙げただけでもやるべきことがたくさんあります。

エンジニアの場合は基本的に、
ユーザー目線で設計・仕様を考えて、実装するのが仕事です。
ときには自分の技術力をベースにした、提案力も必要です。

つまり、コードをずっとカタカタと書く作業だけではないんですよね。

個人的には、フリーランスになってから、コードをカタカタ書く量は圧倒的に減りましたね。

わたしの場合ですが、何回も同じような機能を実装する場合は、
すぐ実装できるようにマニュアル化しているので、
ゼロからコードをカタカタと書くという作業はほとんどないです。

わたしだけでなく、稼ぐフリーエンジニアの人で、毎回ゼロからすべてコード書くって人はいないです。
効率を上げれば上げるほど、稼げるので、できるだけムダは省きたいですからね。

エンジニアがよく使う「Sublime Text」などのエディタであれば、
コード補完もしてくれますし、コードのエラーを自動で表示してくれる機能もあります。

普通に文章書くときも、「Google 日本語入力」というツールを導入しておけば、
tabキーを押せば、一発で変換できます。

「お世話になっております」といったビジネスメールの定番の挨拶など、
「おせ」と入力して、tabキーを押すだけで、
一発入力できるように設定できるので、
タイピングする必要がなくなります。

今日の日付を入力したいときも、
「今日」と入力して、spaceキーを押すだけで、
「2019/07/10」と入力できるので、
こういう変換方法を覚えておけば、時間短縮になります。

とにかくメールやチャットの文章を書くという作業は無駄が多いです。
お決まりのパターンが多いので、
テンプレ化して保存・貼り付け・自動入力できるように工夫しておきましょう。

「別に数秒、数十秒単位しか差がないんだからやらなくても良い」と思うかもしれませんが、
数秒、数十秒単位で、やらなくても良い作業を短縮するということは、
稼げる優秀なエンジニアになる秘訣です。

優秀なエンジニアは、常に効率の良い方法を考えます。
そのためには、やらなくても良い作業はどんどん効率化しています。

これからエンジニアを目指すという方は、

技術力を磨きつつ、
やらなくて良い作業を常に減らす。

そして、
削減して空いた時間で、価値の高い作業、学習をする。

ということを徹底してください。

カッコいいからどうしても身につけたいという方は…

でもやっぱりカフェでコードをカタカタとタッチタイピングしている人みると、カッコいいなと思う方もいらっしゃると思います。
自分もああなりたいというモチベーションは、成長にもつながりますし、良いことです。

タッチタイピングを身につけることで、

  • 文章などの入力スピードが早まり、生産性が向上する
  • 画面をみてタイピングするので、ミスにも気づきやすい
  • とりあえずカッコいい

といったメリットもあります。

なので、どうしてもタッチタイピングを身につけたいという方は、
まず「ホームポジション」を意識するといいです。

この記事では、伝えたいことからずれるので、具体的に解説しませんが、
「タッチタイピング ホームポジション」でネットで検索すれば、たくさん出てきます。

ホームポジションを意識しつつ、
手元を見ないで、必ず決められた指でキーを打つ

ということを繰り返しやれば、自然と身につきます。

学生の方であれば、時間はたくさんあると思うので、一日5分〜10分なり短く時間をとって、毎日繰り返し練習してみてください。
(友達と遊ぶ感覚でやってもいいと思います。)

そのほかの時間はひたすら、エンジニアになるための技術を磨くことに専念するようにしましょう。

まとめ

以上、「Web系エンジニア(もしくはデザイナー)を目指す方が、タッチタイピングを練習する必要があるか」ということをテーマにお話しました。

これからIT業界を目指す、エンジニアを目指すという目標を持っている方、
タッチタイピングを必死に練習する必要はまったくないです。

タイピングより、さきにやるべき、身につけるべき必要なスキルはたくさんあります。

エンジニアの場合

  • Webを支える基本技術とリテラシー
  • HTML・CSS
  • JavaScript
  • PHPやRuby

これ以外にもやることはたくさんあるので、タッチタイピングを必要以上に練習する必要はあまりないです。

エンジニアにとって、タッチタイピングが仕事ではありません。
ユーザー目線で設計・仕様を考えて、実装する仕事がメインです。

いらない作業は削減、効率化して、
本当にやるべきことや学習をする時間をつくる努力をしましょう。