どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
「未経験でエンジニアとして、入社しました。でも、ついていくのがやっと…」
「ベンチャーに入ったばかりの新米エンジニアです。まわりが優秀すぎる…」
「未経験で独立したエンジニアです。収入が増えなくて、不安…」
上記の悩みに答えてまいります。
今回は、未経験で働き始めたエンジニアの方、特に今シンドい方、豆腐メンタルな方向けに、
- 新米エンジニアは、「スキルを磨く」より「メンタルキープ」が大切
ということについてお話します。
この記事を書いているわたしは、アラサーですが、「スタートアップ → Web系企業・副業ワーカー → 現役フリーランス」という感じでキャリアを歩んでいます。
過去にWeb系スクールで講師として、未経験からエンジニアを目指す学生や社会人をフォローしてきました。
自分自身、スタートアップに入ったときに心が折れかけたので、そういった過去の経験をもとに深堀りしてまいります。
目次
新米・未経験エンジニアは、「スキルを磨く」より、まず「メンタルキープ」が大切

未経験からエンジニアを目指し、晴れてIT企業に入社。そして、働きはじめて数ヶ月。
このタイミングってけっこうつらいんですよね。
つらいのは、なぜか。
理由は人それぞれあると思いますが、、、
- 仕事についていくのがやっと…
- まわりのエンジニアが優秀すぎる…
- プログラミング初級者からなかなか抜け出せない…
- エラーにハマりまくり…
- 業務量が多く、とにかくスピードが早すぎる…
などなど。環境や仕事に慣れるまで1年くらいかかったりするので、それまでは心理的にハンパないプレッシャーを感じる人も多いと思います。
仕事についていくためにスキルを磨くことも大切だとは思いますが、個人的にはメンタルケア、メンタルキープがけっこう大切だと考えてます。
駆け出しの場合、想像以上にハードに感じるので、「自分の理想」と「現実」に大きなギャップが生まれて、精神が崩壊する可能性があります。
これは絶対に避けないといけません。
精神が崩壊すると、とにかく再起に時間がかかりますからね。
特に中途未経験で転職された方は、注意が必要です。
中途入社の場合、「即戦力」として期待されている可能性があるので、かなりプレッシャーを感じやすいです。
【経験談】「まわりが優秀すぎる」「自分の能力のなさ」に、落ち込む毎日
わたし自身、IT・Web業界に飛び込んだのは、大学在学時です。
アルバイトとしてスタートアップに入社したのが、キャリアのスタートです。
当然未経験で入社したので、とにかくまわりのエンジニア、デザイナーたちのレベルが高かったんですよね。
一緒に働いたのは、
- 毎日睡眠が3時間くらいで帰宅しても個人開発をしているエンジニア
→技術力が高く、プログラミング大好き - シリコンバレーで起業を志すエンジニア
→マーケティングが得意 - メガベンチャーで経験したUIUXデザイナー兼フロントエンドエンジニア
→デザインが得意
上記のようなレベルの方たちと一緒に働いたので、自分の能力の低さに落ち込みましたね。。。
学生なので、当然といえば当然ですが。
エラーにはハマる、仕事も遅い、という状態で、「もうこの業界に向いてないかもな…」と心も折れかけました。
そのタイミングで、一番お世話になった優秀なエンジニアさんに「まだデザインもプログラミングも始めて1年も経ってないから、今はきついかもしれないけど、若いんだし、たくさんチャレンジして頑張って」と言われて、ハッと気づき、もう一度頑張りました。
大学卒業後に入社したWeb系ベンチャーでも、プロジェクトにいきなり放り込まれて、仕事も丸投げされる環境でしたが、必死に学習しながら乗り越えてました。
しっかり研修があるような大手企業だったら、「食らいつかなきゃ」という必死な感覚は味わえなかったかもしれないので、今ではベンチャーで働いてよかったとも思ってます。
環境に慣れるまでは個人差ありますが、「変化に適応する力」を身につけるためにも、未経験エンジニアの方には踏ん張って欲しいです。
現役フリーランスも実践する精神が崩壊しないための「メンタルコントロール術」

メンタルコントロールのためのセミナーとかあるみたいですが、正直参加する必要はないです。
自分なりに試して、経験したほうが、最適な解が見つかると思いますよ。
人間なら誰でも体や心が疲れるので、精神が崩壊しないように、自分のメンタルをコントロールすべきです。
「メンタルコントロール」で推奨する方法は、下記5つだけ。
どれもお金はほとんどかかりません。
- 睡眠、運動
- 読書、音声学習
- 相談できる人に話す
- 発散できることをやる
- なにもしない時間を大切にする
わりとシンプルなことですが、ひとつずつ解説します。
睡眠、運動
まずは、「睡眠」と「運動」ですね。
「当たり前でしょ」と思うかもしれないですが、両方やっているエンジニアはあまりいないです。
デスクワークのしすぎで肥満なエンジニアも多いですし、パソコンやスマホの触りすぎで睡眠時間が短いエンジニアもけっこう多いです。
新しいことを始めたときは、脳ミソも心も疲れやすいので、無理して働くのはやめたほうがいいですよ。
ちなみにわたしは、トレーニングもしますし、フットサルに呼ばれたら参加したりするようにしてますね。
特に駆け出しの頃は、疲れを感じる前に、睡眠をしっかり取るようにしてました。
読書、音声学習
読書と音声学習は、わりと精神安定剤になります。
読書していない社会人のほうが圧倒的に多いですが、集中力の高い経営者とか成功している人たちは、けっこう読書してますよね。
「エンジニアだから技術書を読んでいる」という人も多いかもしれないですが、技術書以外のジャンルも読んだほうがいいです。
わたし自身、朝30分とか、寝る前30分とか、空き時間で読書しますが、読んでいない時より幸福度は高いですね。
読書しながら、自分を救ってくれる言葉を見つけたりすると、すぐに覚えるようにしてます。
幸福度が少しでも上がると、「今日も頑張ろう。明日も頑張ろう。」という気持ちになれるので、オススメです。
読書する時間がない方は、尊敬する人の音声を聞いて学習するでもいいと思います。
作業しながら、電車で移動しながら、家事をしながらでも聞けるので、音声学習は効率的ですよ。
相談できる人に話す
これが一番大切だと思います。
不安やきついことがあるなら、まわりの相談できる人にしっかり共有することをオススメします。
まわりのエンジニアでもいいですし、尊敬する先輩エンジニアでもいいです。
社外のコミュニティに飛び込んで、エンジニア仲間を作ってもいいです。
わたしの場合、フリーランスの仕事仲間も多く、リモートで案件に関わることもあるのですが、たまにランチやディナーにも誘います。
ご飯を一緒に食べながら、仕事の話したり、プライベートの話したりしつつ、有意義な時間を過ごしてます。
エンジニアはあまり話さないイメージあるかもしれないですが、やっぱりコミュニケーション力も大切です。
無駄にプライドだけ高くて、まわりに相談できないとなると、一人で抱え込むことになりますし、まわりも仕事しづらいですからね。
15分以上エラーにハマっているなら、まわりに聞くべきですし、
業務量や負担が多いと感じたら、先輩に相談してもいいです。
相談とか報告ができないと、孤独に抱えて、精神崩壊することになるので、ご注意を。
発散できることをやる
見えないなにか(=ストレス)がどんどん溜まっていき、精神が崩壊します。
これを避けるために、なにかしら発散できることや、夢中になれることを「逃げ道」として用意しておくのもいいです。
わたしの場合、運動したり、ブログを書いて発信することが、精神安定剤になってますね。
別にブログや運動でなくてもいいです。
- 悩み、考えていることをノートに書き出す
- 友人と遊びに行く時間をつくる
- 適度にお酒を飲み、寝る
とかでもいいと思います。
NGなのは、
- お酒を飲みまくる
- 買い物しまくる
- お菓子を食べまくる
とかは体に反動がくるので、やめておきましょう。
なにもしない時間を大切にする
体が壊れそうと感じる前に、なにもしない時間を増やしてみることも大切です。
フリーランスとか駆け出しのエンジニアにありがちなのは、「仕事して、学習して…」という感じで、無限に動けてしまうんですよね。
オーバーワークで精神が崩壊しても意味がないので、どこかで「しっかり休む時間」を入れてもいいです。
わたし自身、「今ちょっときついな」と思ったときは、無理やり休むようにしています。
日々の心のケアのために、「休むこと」もときには必要ですよ。
まとめ:成長痛を感じる環境で踏ん張ることが大切。合わないなら、変えてもいい

わたしの場合、スタートアップに入ったときは、優秀な人材がまわりに多くいて、「自分の能力の低さ」に心が折れそうになったときもありました。
しかし、この感情は、思春期の「成長痛」とか、筋トレしたときの「筋肉痛」と同じようなものだと思います。
心地よい成長痛は、自分が成長していると実感できますからね。
まわりと自分を比べすぎるのも良くないです。
毎日まわりの優秀な人間と比べると、「自分は落ちこぼれだ」とか「仕事ができない人間だ」と錯覚してしまうので、注意が必要です。
成長痛を感じるということは、正しい環境なので、そこで踏ん張ってみるのが大切だと、わたしは思います。
もし成長痛も感じない、「ぬるま湯だな」とか「なんか違うな」という違和感があるなら、自分には合っていない環境なので、環境を変えましょう。
というわけで、今回は以上です。
下記、「向いてないかも…」と悩んでいる方、心が折れそうなエンジニア向けに、記事を書きました。
参考にどうぞ。