どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
「Progateで勉強中のプログラミング初心者です。今後の学習方法で悩んでます…」
「Progateやれば、就職(もしくは独立)できますか?」
「基礎をProgateで学んでます。10回くらい繰り返したほうがいいでしょうか…」
といったお悩みにお答えします。
今回は、プログラミング初心者の方、特に今Progateやドットインストールで学習中の方向けに、
「Progateで学習し続けることは無意味」
「基礎学習したあと、やるべきこと、ステップ」
というテーマでお話します。
ちなみに本記事を書いているわたしは、Web系スクールで講師をしていた経験があり、受講生から「プログラミングの基礎を学んだ後」についてよく質問されました。
今はフリーランスとして活動してますが、過去の経験から今回はお話してまいります。
この記事を読んだ後は、
- Progateはどういった目的でやればいいか
- 基礎スキルを学んだ後どうするのがベストか
といったことがわかります。
ぜひ今後のプログラミングライフのために、生かしていただければと思います。
Progateだけやっててもプログラミングは身につかない

Progate(プロゲート)は、プログラミングの基礎から応用まで楽しく学べる学習サイトです。
レッスン一覧を見てもらうとわかると思いますが、各言語の初級コースは無料で学べて、応用や実践形式のコースは月額980円(税別)で学ぶことができます。
プログラミング初心者にオススメの学習サイトで、エンジニアを目指す人なら知っている人も多いのではと思います。
Progateは、現役フリーランスから見てもわかりやすい学習サイトだと思っていて、Web系スクール講師をしていた頃に受講生にも必ずオススメしていたサービスのひとつです。
オススメしたときに何度か、
「Progate何回も繰り返しやれば、プログラミングをマスターできますか?」
といった内容の質問をされることがありました。
結論から先に断言しますが、Progateをやり込んだだけでは身につかないです。
なぜか。
エンジニアを採用する企業のことを考えると、
Aさん:
「Progateのコースを10周して基礎を学びました!すべての言語のコースもやってみました!」
Bさん:
「Progateのコースを2周ほどした後に、自分なりにWebサイト(もしくはサービス)を1つ作ってみました!」
上記の2人ならどちらを採用したいか。後者のほうが圧倒的に多いかなと思います。
前者はスキルの判断材料としては、少なすぎますね。
どの学習サイトでも言えることですが、基本的に指示通り動かしてみて、「なにができるかを知る」→ 「指示通りできた」という状態にしかならないです。
スキルが身についているとは判断できないんですよね。
後者は身につけた基礎スキルをもとに、自分なりに試行錯誤して作ったんだなということが、成果物を見ればわかります。
- HTML、CSS、JavaScriptを学んだら、自分でWebサイトを作って、採用担当者に見せる
- Ruby、Ruby On Railsを学んだら、自分でWebサービスを作って、採用担当者に見せる
自分で作りたいものを見つけて、「自分なりに試行錯誤して作りました!」「〇ヶ月をかけてつくったのですが、〇〇を実装するのに苦労しました」という成長過程を示すことが、最高のアピールになりますよ。
作りたいものがない場合は、既存のサイトやサービスを模写して作ってみてもいいです。
Progateで学習に取り組むときに、注意しておくこと
Progateで学習するときに、注意してほしいことがあります。
下記3つですね。
- 有料プランは3ヶ月(最長で半年)で退会するくらいの気持ちでやる
- いろいろな言語に手を出すのをやめる
- 作りたいものイメージしながら、学習した後のプランを考えながら取り組む
これだけは注意してほしいです。
Webエンジニアを目指している人が、Rubyを学んだ後に、Javaやって、Swiftやってとか、いろいろ手をつけても時間がもったいないですし、あまり意味ないです。
「元を取れない!」と考えているのであれば、その思考は捨ててください。
大事なことは、元を取ることではなく、Webエンジニアになって稼ぐことなので。
JavaやSwiftを学ぶのは、Webエンジニアになり、稼げるようになってからでもいいので、有料プランは半年でやめるくらいの気持ちで、短期間で一気に学習するのがオススメです。
学習するときは、作りたいサイトやサービスをイメージしながら、進めていきましょう。
「この機能はあのサイトでも使われてたよな」とか「この機能はあのサービスでも実装されてるな」など、考えながらつくるということです。
学習を進めながら、次のステップ、プランも頭の中で考えておくことも大切です。考えておいたほうが行動が早くなるので。
「Ruby、Railsのコースが終わったら、Railsチュートリアルをやろう or 就職サポート付きのプログラミングスクールに通おう」と考えておくと、学習しながら準備を整えることができますからね。
完璧を目指さず、7割で次に進むべき【環境に飛び込むのがベスト】

- プログラミング言語ってたくさんあるし、覚えるの大変…
- プログラミングは覚えることが多すぎて、どれくらいまで学習してから就職すればいいんだろう…
と悩む気持ちはわかります。わたしもそういう時期を経験してるので。
とはいえ、「半年以上かけて、プログラミングを独学してます」というのは、長すぎますね。
学習するうえで理想は下記のとおり。
- Progateで基礎を学習(1ヶ月〜2ヶ月) → 7割で次へ
- 何か成果物をつくってみる(1ヶ月〜2ヶ月) → 7割で次へ
- 就職・転職活動 or 個人で仕事を受注してみる(1ヶ月〜2ヶ月)
※大学生1、2年生はインターン先を見つけましょう。
という手順がベストかなと思います。
最短で3ヶ月、最長で6ヶ月くらいですね。
Progateで学んで、「いきなり何かつくれって言われても、何をつくればいいかわからない」という方は、
- 実戦形式の書籍を買って、チュートリアル通りに進めつつ、少しカスタマイズする
- Udemy
の動画教材でつくるものを真似つつ、アレンジしてみる
- 気に入ったサイトをマネしてつくってみる
- 友人のサイトを無料でつくってみる
- スクールに申し込んで、現役エンジニアからアドバイスをもらいながらつくってみる
基礎を学習したあとに上記のどれかを試してみてください。(わたしはすべてやりました)
成果物は作りきったほうがいいという意見もありますが、ある程度見せられる状態(7割くらい)ならさっさと面接を受けに行ったほうが良いですよ。
就職活動しながらでも、残りは作れますからね。
エンジニアが最も成長できる環境は「現場」
スポーツ選手もそうですが、試合に出たほうが成長できます。
サッカー選手ならピッチに立つ、シェフなら厨房に立つ。
シンプルですが、エンジニアも同じです。
Progateや書籍でどれだけ学習しても、天井があります。
書籍によっては初級者から中級者になることは可能かもしれませんが、経験値は上がらないですね。
チュートリアル形式で実践的な学習をしていても、あまり成長できません。
料理本を見ながら料理しているようなことと変わらないです。
料理人として成長するなら厨房で実践しなければ、レベルアップしません。
エンジニアが最も成長できる環境は「現場」で、実務を重ねることです。
実務で経験を積みつつ、実績を増やすことが、稼ぐことにつながります。
基礎を学んだら怖がらず、成長できる環境に飛び込みましょう。
Progateで自己学習した後が不安な方は、現役エンジニアに聞こう
まわりにエンジニアの友人がいれば、質問するのが一番手っ取り早いです。
相談できる人がいたほうが何かと心強いですよ。
- Progateで〇〇を学んだのですが、就職するには今後どうするのがベストですか?
- Progateで〇〇を学んだ後、自分でオリジナルアプリを作りたいです。何か作れそうなものないですか?
とか不安に思っていることを素直に聞けばいいです。
もしまわりに現役エンジニアがいないという方や、もっといろんなエンジニアの話を参考にしたい方は、プログラミングスクールでアドバイスを受けてみるのがオススメです。
- TechAcademy(テックアカデミー)
オンラインで技術力の高いエンジニアからアドバイスをもらいたい方に向いてます。教室に通う時間がないという方はオンラインでサクサク学びましょう。 - TECH::EXPERT(テックエキスパート)
スクールに通って、現役エンジニアからアドバイスをもらいたい方に向いてます。転職できなければ「全額返金」されるので、サポートが手厚いです。
現役エンジニアにアドバイスをもらいつつ学習したい方は、まず無料カウンセリングを受けてみてください。
まとめ

まとめなので、もう一度言いますが、Progateをやり込んでも、エンジニアになることは難しいです。
採用担当者と面接するときに、「Progateを10周しました!やる気はあります!」と言っても、採用はしてもらえないです。
ぶっちゃけわたしが20歳の頃は年齢が若いこともあり、それでも通用したのですが、今は簡単に学べる時代になったので、みんな同じようなことはしてます。
差をつけるなら、
- HTML、CSS、JavaScriptを学んだら、自分でWebサイトを作って、採用担当者に見せる
- Ruby、Ruby On Railsを学んだら、自分でWebサービスを作って、採用担当者に見せる
という感じで、成果物を作りましょう。
理想の流れをおさらいします。
エンジニアを目指したい方は、
- Progateで基礎を学習(1ヶ月〜2ヶ月) → 7割で次へ
- 何か成果物をつくってみる(1ヶ月〜2ヶ月) → 7割で次へ
- 就職・転職活動 or 個人で仕事を受注してみる(1ヶ月〜2ヶ月)
※大学生1、2年生はインターン先を見つけましょう。
といった順番で動いてみてください。
エンジニアが最も成長できる環境は「現場」で、実務を重ねることです。
完璧を目指すのではなく、7割くらいでどんどん次に動いたほうが、エンジニアとして成長できる環境(現場)に飛び込むスピードは早くなると思いますよ。
オリジナルの成果物をつくれる人は、つくる。
つくるのが難しければ、
- 実戦形式の書籍を買って、チュートリアル通りに進めつつ、少しカスタマイズする
- Udemy
の動画教材でつくるものを真似つつ、アレンジしてみる
- 気に入ったサイトをマネしてつくってみる
- 友人のサイトを無料でつくってみる
- スクールに申し込んで、現役エンジニアからアドバイスをもらいながらつくってみる
上記を試してみてください。(わたしは上記すべてやりました)
というわけで以上です。
最後に、これからエンジニアを目指す方へ
エンジニアになると、場所も時間も自由に決められますし、幸福度はアップします。
学習する過程で、「コードが動かない…」「意味わかんない…」「なんで自分はこんなダメなんだ…」などなど、壁にぶつかるときが何度もあると思います。
わたしも経験しましたが、諦めないでほしいです。
基礎学習の段階で壁にぶつかると、「恥ずかしくて質問できない」となりがちですが、気にしなくていいですよ。
特に初心者はモチベーションを維持するために、メンターがいたほうがいいです。
まわりにエンジニアの知り合いがいれば、頼る。
もしいないなら、スクールなど活用して探してください。
いろんな現役エンジニアからアドバイスをもらいたい方は、下記スクールを試してみることが行動の第一歩です。
- TechAcademy(テックアカデミー)
オンラインで技術力の高いエンジニアからアドバイスをもらいたい方に向いてます。教室に通う時間がないという方はオンラインでサクサク学びましょう。 - TECH::EXPERT(テックエキスパート)
スクールに通って、現役エンジニアからアドバイスをもらいたい方に向いてます。転職できなければ「全額返金」されるので、サポートが手厚いです。
最初の第一歩が重要です。転職後1ヶ月くらいで、受講費は回収できます。
何ごとも試してみて、自分なりに探りつつ、前に進みましょう。