「お金がなかなか貯まらない…」
「貯金をもっと増やして、将来に備えたい…」
などお金を貯めたい、増やしたいと悩む20代30代の方はたくさんいると思います。
本記事は、マネーリテラシーを身につけたい会社員や学生向けに、
「浪費、消費、投資の違いを考える」
ということをテーマに書きたいと思います。
わたし自身、フリーランスとして独立するために、
ある程度の貯金をしつつ、投資も行っていました。
今回は、過去の経験も踏まえ、解説します。
浪費、消費、投資の違いをまず理解する

お金は貯めるのも大事ですが、貯め込むばかりではなく、使うためにあるものです。
あくまでお金は「道具」でしかないですからね。
最近だと、サッカー選手の本田圭佑さんや、起業家の前澤さんたちも発言されてましたね。
お金は貯めるな。使え。そして使い方を磨くこと。 https://t.co/V2N6IglWYc
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) 2019年7月7日
お金は貯めるな。使え。そして使い方を磨くこと。
※上記ツイート引用
たしかに正しい意見だとも言えますが、お金持ちの発言に刺激を受けて、使いまくるのも違います。
使い方を間違えると、まったくお金も増えないし、貯まらないという悪循環に陥ります。
マネーリテラシーを身につけたい若い方たちは、
まずは下記3つの出費を意識するところから始めてください。
この記事のポイント
- 浪費:なくても生活に困らないものを買う
= 使ったお金以下の価値 - 消費:生活をするうえで必要なものを買う
= 使ったお金と同等の価値 - 投資:資産を増やす
= 使ったお金以上の価値
一つずつ説明してまいります。
浪費
「浪費」は、生活に必要ない、生きていくうえでなくても困らないようなものに、お金を使うことです。
- 身の丈に合わない見栄やプライドから買ったもの
例)一億とか稼いでいないような人が買う高級ブランド品、高級車など - 自分にとって、あとでマイナスになるもの
例)タバコやお酒 → 将来的に自分の健康に害を及ぼす - これ安い!今買うしかない!という衝動で買ったもの
例)今買う必要ないセールで買ったもの - 行っても楽しくない、価値のない時間
例)会社のグチを言い合う飲み会 - 楽しすぎて、ノリで買ってしまう必要ないもの
例)キャバクラ、パチンコ - 無意味な固定費
例)通っていないジム、身につかないスクール - 何に使ったかも覚えていない使途不明金
例)飲みすぎた後の行動
自分が支払った額より価値が低いので、
「なんでこれ買ったんだろう」
と、使った後に後悔することが多いですね。
この浪費を繰り返すようでは、まったくお金は増えないです。
消費
「消費」は、生活していくうえでは必要になり、生きていくうえでも重要なものに、お金を使うことです。
- 食費
- 住居費
- 水道光熱費
- 通信費
- 交通費
- 教育費
- 日用品代
- 洋服代
自分が支払った額と同等の価値があるので、
あまり出費しても気にしないでしょう。
ただし、住居費や水道光熱費、通信費といった支出は、
毎月の「固定費」ということになります。
大きな「固定費」から見直すことで、毎月の出費が減るので、
削れるのであれば削ったほうがお金は貯まります。
例えば、家賃、スマホ代ですね。
一度生活レベルをあげると、なかなか下げづらいので、
身の丈にあった生活を送るということも大切です。
生活費を削りすぎて、生活が窮屈になるのもおかしな話なので、
「幸福度」と「生活レベル」のバランスが重要だと思います。
あと消費をするうえで、注意しなければいけない点がもう一つあります。
それは、「消費だと思ってお金を使ったが、実は浪費になっていた」という気づくパターンですね。
消費が浪費になるケース
- 食べきれなかった食材
- 身の丈に合わない家賃
- 必要以上に買う服
上記のようなこと経験ないですか?
服が好きな方なら、
生活に必要だと思って買ったけど、
実はあまり着る機会がなく、
ずっとクローゼットに眠っている服がある。
という方もたくさんいると思います。
身の丈に合わない高価な服を買って、眠らせている人は特に注意です。
毎月の消費の内訳は、一度チェックして、見直してみてください。
投資
「投資」は、自分のため、家族のため、誰かのために、お金を使うことです。
投資と聞くと、とにかくお金を増やすこと(株や不動産など)とイメージしますが、それだけではないです。
- 大切な人たちとの時間
- 本・動画などの自己投資
- 株
- 投資信託
- 不動産
- 健康維持のために買ったもの
→例)ジムでの運動、高級ベッド - 留学・スクール・セミナー
- 施設などへ寄付といった社会貢献
自分が支払った額よりも価値があるものに使います。
上記のように、株や不動産だけでなく、大切な人と過ごすために使うお金だったり、自分の成長のためにスキルを磨いたり、誰かのために寄付をして社会貢献することも「投資」です。
株は自分のお金を増やすことはもちろんですが、資金を必要としている日本や海外の企業に出資することで、企業の成長を手助けしているとも言えるわけです。
株主から資金を得た企業が成長すれば、経済も豊かになりますからね。
「お金」はあくまで「道具」であり、貯め込むのではなく、使うものです。
投資することで、将来が豊かになっていく意識を持つことが大切ですね。
投資も消費と同様に、浪費になるケースがあります。
投資が浪費になるケース
- ジムに1度も行かない月が続いた
- 内容の薄い自己啓発書
- まったくためにならない高額情報商材
まだマネーリテラシーが身についていないうちは、だいたい上記のことをしてしまうと思います。
本当に自分の成長のためになるかどうか、支払った額以上の価値があるかどうか見直してください。
投機は投資じゃないの?
下記のようなもの、わたしもやっていますが、基本的には投資ではないです。
- 仮想通貨
- トレード(FX)
月に300万、1000万とか、普通に稼ぎ続けているトレーダーがわたしの知人にもいるので、そういう人には投資と言えるかなと思いますが、
大損する人も多いのは事実なので、すべての人にはオススメできないですね。
一気に資金を溶かして、一発退場になる人も続出する世界でもあるので。
儲かるという高額な商材もたくさん出回っていますが、すべては自己責任で行いましょう。
20代は、資産を増やす投資にお金を使うべき

20代、30代前半の方であれば、
資産運用を考える人もいれば、今は遊びたいという人もいるでしょう。
どちらも気持ちはわかりますが、若いうちは将来の自分にとって有益になるものに、まずは優先して投資してもらいたいです。
例えば、
- 一番優先してお金を使うべきなのは自己投資
→プログラミング、マーケティング、デザインなど資産になるスキルを学んだり、読書 - 大切な人との時間
→友人、家族、大切に思っている恋人、お世話になっている人のため - 自分が楽しいと思える時間
→海外旅行で世界を体感するのがおすすめですが、幸福度があがるものならなんでもいいです
上記のような感じですね。
今後独立したい人は、とくに自己投資に集中してお金をかけるべきだと思います。
遊んでばかりでは成長できないですからね。
「時間」と「お金」の使い方もしっかり学んでいきましょう。
まとめ
お金は貯め込むばかりではなく、使わないといけないものです。
ですが、散財していては自分の将来のためにはならないので、まずは使い方を磨く必要があります。
使うときは、下記3つは常に意識しておきましょう。
この記事のポイント
- 浪費:なくても生活に困らないものを買う
= 使ったお金以下の価値 - 消費:生活をするうえで必要なものを買う
= 使ったお金と同等の価値 - 投資:資産を増やす
= 使ったお金以上の価値
わたしも過去に浪費をたくさんしてきました。
身の丈に合わない高級ブランド服も買っていましたが、いまはほとんど低価格ブランドの服ばかりです。
お金をたくさん使って、失敗しながら、使い方を磨いてきました。
もし今回紹介した3つの使い方(浪費・消費・投資)を意識していれば、お金をドブに捨てずに済んだかなとも思ってます。
お金はあくまで「道具」のひとつですが、
チャレンジするためには「お金」が必要になります。
お金があったほうがチャレンジしやすいですし、心にも余裕が生まれます。
だから、ないよりはあったほうが良いものです。
ただし、使い方を間違わないようにマネーリテラシーを向上していくしかありません。
特に20代の方は、自分のために自己投資すべきです。
まずは自己投資して、知識を身につけ、自分の能力を磨き、
本業と副業で資産形成のスピードをアップさせる。
そして、資産形成しつつ、少しずつ株や不動産などの資産運用を始めてみてください。
あとは自分が幸せと思える時間や、大切な人との時間を大事にして、人生を豊かにしていきましょう。