どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
「駆け出しのフリーランスです。最初は常駐経験したほうがいいですか?」
「フリーランスが常駐するメリットを知りたいです…」
「常駐した経験のあるフリーランスの話が聞きたいです…」
こういった質問に答えてまいります。
結論から先にいうと、独立したばかりなら、常駐を経験するのはアリですよ。
今回は、駆け出しのフリーランスエンジニアやデザイナー向けに、
- フリーランスが常駐するメリットは3つ
というテーマでお話してまいります。
この記事を書くわたしは、アラサーの現役フリーランスです。
フリーランス駆け出しの頃に、常駐を複数社経験しました。
過去の経験談をもとに、執筆してまいります。
フリーランスが常駐するメリットは3つ

フリーランスの場合、「常駐型」「非常駐型」という働き方があります。
- 常駐:企業に出社して決まった勤務時間で働くタイプ
- 非常駐:好きな場所でリモートワークするタイプ
上記のとおりですが、個人的には新米フリーランスさんは、スキルに自信があるならリモートワークしてもいいですが、常駐を1年くらい経験するのもアリですよ。
常駐するメリットは下記3つです。
- 仕事仲間、パートナーができる
- すぐその場で聞ける
- 実績を積める
という感じですが、ひとつずつ深堀りします。
仕事仲間、パートナーができる
フリーランスを募集している企業に常駐すると、同じようなフリーランスが在籍してるケースがあります。
わたしが新米の頃、最初に常駐した企業には、10人くらいフリーランスがいました。
優秀なエンジニアやデザイナーさんもいましたね。
- 有名メガベンチャーで3年ほどデザイナーとして働いた
- 10年以上フリーランスエンジニアとして働いている
- 大手企業とも取引するフリーランスエンジニア
上記のような経験があり、優秀な方たちと知り合えたのは、運が良かったなと思います。
常駐先のフリーランスや正社員の人ともつながりができ、常駐をやめた今でも仕事を紹介してもらったり、一緒に仕事することもあります。
自分自身、営業がそこまで得意じゃないので、こういったつながりは大事にしています。
新米フリーランスさんや、営業が得意じゃない方は、一度常駐して、パートナーを見つけておくといいですよ。
すぐその場で聞ける
フリーランスとして非常駐(リモートワーク)で働くと、わからないときは自分で解決することがほとんどだと思います。
常駐すると、まわりの仕事仲間にその場で聞けるので、スキルを磨きたい新米さんほど常駐したほうがいいです。
すぐ聞けることもメリットですが、それ以外にもほかのフリーランスや会社から学べることは多いです。
例えば、下記の5つをご覧ください。
- 仕事の効率化
- ショートカット技
- 相場の感覚や単価交渉のコツ
- トラブルを未然に防ぐコツ
- 作業フロー・仕組み化・契約書の整備等
といった感じで、スキル以外のことも学べると思います。
1点だけ注意を伝えておくと、「未経験でフリーランスになったから、ゼロから教えてもらおう」という姿勢はやめましょう。
ある程度スキルがあるフリーランス人材を企業は求めてますからね。
フリーランスに対してゼロから教えてくれるほど優しい企業はないので、ご注意を。
実績を積める
「実績がある企業」や「スタートアップ企業」に常駐することで、自信につながる実績を積むことができます。
わたしの場合、常駐先では、大手人材、大手メーカー、大手食品などの企業との取引もあり、様々なプロジェクトに関わってきました。
大手企業案件の実績も積んだことで、大きな自信を得ることができました。
また、新規事業でWebサービスの立ち上げにもゼロから関わったことで、
- ビジネスモデルの設計
- 事業計画
- スピード感
こういったことも実践しながら、体感、経験できました。
個人的には、「自社開発」と「受託開発」のどちらも軸にしている会社を中心に探して、実績を積むことを優先してました。
「自社開発」と「受託開発」の両方を経験したいという方は、どちらもやっている企業を探してみてください。
【経験談】常駐して、リモートワークの交渉をした話

わたしの場合、柔軟な働き方ができる企業に絞って、常駐していました。
常駐した企業の2社目は、かなり働きやすかったです。
- 基本は週3出社(9時〜15時)
- 雨や雪などで出社が面倒なら、リモートワークOK
- 忙しくないときは、社内でも空き時間に別の仕事してOK
- 途中抜けてもOK
- 私服OK
- Adobe、チャットワーク、Gyazoなどの有料サービスの請求OK
- パソコン、モニター支給
という感じの条件を提示してもらったので、即OKの返事。
わりとゆるい環境で働いてました。
とはいえ、どうしても出社の時間がもったいないと思ってしまうタイプの人間なので、3ヶ月ほど猛烈に働いたあとに「フルリモートワークできるか」を交渉。
わたし:成果を出すので、フルリモートワークでもいいですか?
社長:わかりました。できれば週1はどうですか?
という感じで、フルリモートワークにはできませんでしたが、「週1だけ出社して、あとは自由」という条件で交渉成立しました。
フルリモートワークするための交渉のポイント
経営者が率先してリモートワークを実践している環境に飛び込むべきだと思います。
「オフィスじゃなくても、家とかカフェでも仕事できるよね」というスタンスの経営者のもとで数ヶ月くらい常駐して、信頼を得てから、交渉するのがオススメです。
最初は週4,5で出社
↓
3ヶ月は猛烈に働いて、信頼を得る
↓
出社日数を、週2か週3にしてもいいですか?と交渉
↓
出社を減らしたら、リモートワークでも信頼を得る
↓
フルリモートワーク or 出社自由でもいいですか?と交渉
という感じの流れがベストです。
まとめ:常駐するデメリットはサラリーマンと変わらないので、長居はNG

常駐するデメリットは、サラリーマンとあまり変わらないことです。
例えば、下記のような感じ。
- 通勤時間がもったいない
- 社内でまわりの人に気をつかう
- 会社にいるときは、違う仕事や好きなことができない
- 昼寝や運動ができない
- 打ち合わせに呼ばれることが増える
上記のとおり、サラリーマンも、常駐フリーランスもあまり変わらないので、同じ環境に長居することはオススメしないです。
勤務時間や環境はサラリーマンと変わらないですが、ボーナスや福利厚生などはないので、サラリーマンより条件は悪いかもしれません。
実務でサクッと技術を磨きつつ、職場でフリーランスや社員との「横のつながり」を築いたら、次の環境に移動するのがベストです。
居心地がよければ、リモートワークの交渉をしましょう。
リモートワークできそうな企業の探し方がわからないという方は、エージェント経由で、非常駐型(リモートワーク)勤務の交渉ができそうな企業を探すのが効率的かなと、個人的には思いますね。
常駐・非常駐どちらも経験したいエンジニア向け
営業が苦手なエンジニアもたくさんいると思います。
営業活動せずに、リモートワーク勤務を実現したいという方は、下記記事を参考にしてください。
最後なので、まとめます。
常駐するメリットは下記のとおり。
- 仕事仲間、パートナーができる
- すぐその場で聞ける
- 実績を積める
というわけで、以上です。
いきなりリモートワークするより、最初はしっかり働いて信頼を勝ち取ってから、リモートワークの交渉をするのが重要なポイントです。