「フリーランスって収入とか不安定じゃない?」
「フリーランスってなにフリーター?」
「フリーランスって精神的にきつそうだよね」
世間一般的に思われがちだと思います。
わたし自身、学生時代そういう自由な働き方があるってことはあまり知らなかったです。
フリーランスを目指したい方にとっては、独立したいけど、
「実際にフリーランスで活動している人の話聞いてみたい…」
「収入が不安定になるかも…」
と不安になっている方もいると思います。
なので、今回は、Web系フリーランスに興味ある人や、フリーランスを目指す方向けに、
「フリーランスのリアル」
をお話したいと思います。
この記事を書いているわたしはフリーランスとして活動しているので、
経験をベースに書きたいと思います。
会社員は安定、フリーランスは不安定というのは誤解だし安易

世間一般的には、下記のような印象を思われています。
「会社員は安定」だという理由
- 毎月のお給料
- ボーナス
- 福利厚生
- 社会保険
- 組織にいるという安心感
「フリーランスは不安定」という理由
- 収入が少ないのでは?
- 毎月もらえないのでは?
- 精神的にきつそう
- 借金などのリスク
- 孤独
こういったイメージを持った人が多いですが、全部勘違いですし、安易な考えだと思います。
下記、5つの側面から会社員とフリーランスが安定か不安定なのか、理由を述べてまいります。
- 経済面の比較
- 税金面の比較
- 精神面の比較
- 健康面の比較
- 将来面の比較
一つずつ解説します。
経済面の比較
会社員は一社でしかお給料をもらってない人が大半です。
一社に依存した場合、40代とかでクビ切られたらおそらく転職もかなり厳しいのではと思います。
もちろん実力があれば、すぐ見つかりますが、実力がある人はそもそもクビにならないです。
2019年になってから「終身雇用はもう継続できない」と、経済界のトップたちの大勢が断言しています。
大学卒業して10年20年働いた、家族持ちの30代〜40代が、クビにでもなれば目もあてられないですよね。
クビになるリスクだけでなく、会社が潰れる可能性だって十分にありえます。
フリーランスの場合は、Web系だったら、複数社から保守契約などで固定収入を確保できます。
一社が潰れても、もう一社探せばいいだけなので、精神的にもラクです。
企業の目線で考えても、やる気のない社員を採用するほうがリスクなので、稼ぎたいと思っているフリーランスに任せたほうがコスパもいいんですよね。
あと最近だと、正社員並みの保証がある、フリーランス向けのエージェントもあるくらいです。
詳しくはこちら → Midworks
20代会社員だと、月収20〜35万とかが多いと思いますが、フリーランスで20代の人でも月収60万とかわりと普通です。
多い人で月に100万以上は稼いでます。
税金面の比較
フリーランスは節税できます。
例えば、
- タクシーや電車など交通費
- 作業用のパソコン・モニター
- 作業用のイス・デスク
- 自宅で作業するなら家賃の一部
- インターネットやWi-Fiなど通信費
- 会食や飲み会いったときの交際費
といったものが経費になるので、節税できます。
毎年の確定申告がちょっと面倒かもしれないですけど、
普段から領収書や支出の管理をする習慣がつくので、
この先もお金の管理という面ではプラスです。
日本の会社員は、お金や保険のことに関しては、すべて会社任せなので、
支出とか把握していない会社員も多いですよね。
精神面の比較
会社員は様々なストレスがあります。
- 通勤によるストレス
- 人間関係によるストレス
- 社内の環境などによるストレス
- 雇われているストレス
- 仕事量や希望の仕事ができないストレス
などストレスがとにかく多いです。
フリーランスは基本上記のようなストレスはほぼないです。
場所、時間、仕事選びも自由です。
自己の裁量で判断して仕事できます。
フリーランスって孤独だよね。って言われることもありますが、意外とそうでもないですね。
- フリーランス仲間と仕事を協力し合う
- プロジェクトが終われば一緒にご飯に行く
- 家族や友達、ペットとの時間も増える
フリーランス仲間と昼飲みしながら、仕事などの話もよくします。
通勤ラッシュに巻き込まれることもないですし、人混みにはほとんどあわないですね。
あと平日に海外とか旅しながら仕事できるので、夏休みとか年末とか料金が高い時期に旅行行くこともないです。
健康面の比較
会社員は健康診断とかやってもらえるのがメリットだと思います。
フリーランスは体調崩すと、仕事ができない = 収入ゼロもありえます。
でも会社員でも体調崩して、長期離脱してしまえば、同じことが言えると思います。
なので、会社員、フリーランス限らず、健康面には気を使ったほうが良いですね。
定期的な運動は必須かと。
将来面の比較
会社員は、正直「草原に放り出されても生き残ろうとする能力」が磨きづらいかなと思います。
出世競争があると言われそうですが、それは社内での評価に過ぎません。
一歩会社の外に出れば、(草原に放り出されれば、)
大手企業の経営者なら名前は知られているかも知れませんが、
部長や課長というような肩書だけ言われても知ったこっちゃないです。
以前ある大手企業の部長クラスの方とお話したことがありましたが、
話すことも考えもかなり古い方で、
会社の外に出たことないとほとんど無知。何も知らないのと変わらないんだなと実感しましたね。
あとは、「自分で稼げる能力」も会社の仕事だけではなかなか磨けないです。
フリーランスはすべて自分で稼がないといけないので、
常に自分のスキルを磨きつつ、常に情報発信する。
営業もして、自分で仕事をとってこないといけないです。
そうやって、ポジションを確立していかなければいけません。
会社のように、営業だけできてもダメですし、技術だけでもダメなわけです。
この稼ぐ力がないと、会社から放り出されたときにだいぶしんどくなります。
安定しているか、していないかは、
「草原に放り出されても生き残ろうとする能力」や「自分で稼げる能力」で決まると思います。
会社員は少し安心しすぎ

言い方悪いように聞こえてしまうかもしれませんが、
「会社員は少し安心しすぎ」
かなと思います。
もちろん危機感持って頑張っている方もいると思いますが。
会社は老後になるまで守ってくれないのに、それを意識していない会社員が多すぎるかなーと少し思ってます。
この記事を読んでいただいている方は、
何かしら副業などで稼いでいたり、スキルを身につけようという意欲のある人だと思うので、その心配はないと思います。
ですが、「会社は雇用を守ってくれると約束していない」ことに気づけていない人が大半ではないでしょうか。
皆さんの会社の方たちはどうですか?
「年金が減るかも。。」
「終身雇用は継続できないかも。。」
「給料がなかなか上がらないかも。。」
とニュースや新聞で目にしてるはず、自覚しているはずなのに、
特に行動が変わらないって人もけっこういるんじゃないでしょうか?
何ならいつも愚痴言うだけ言って終わりって人もどこの会社にもいると思います。
会社が潰れない保障なんてどこにもありません。
わたし自身、国や会社に期待しすぎるのはキケンだと思って、会社員時代を過ごしていました。
会社が終わった後も、スキルを磨き、会社に頼らなくもいいくらいの稼ぐ力を身につけないとヤバいかも、
という危機感も持ってました。
フリーランスに限らず、会社員も保障されていないということを意識しつつ、
生き方を考えないといけないんじゃないかと思ってます。
安定したフリーランス目指すなら、Webがおすすめ

独立に興味がある方は、Webのスキルを身につけることをオススメします。
特に下記の3つの職種ですね。
おすすめの仕事
- エンジニア
→HTML、CSS、JavaScript、PHP or Ruby などのスキルが必要 - デザイナー
→デザインの基礎、Photoshop、UI・UX、HTML・CSSコーディング などのスキルが必要 - ディレクター
→マーケティング、ライティング などのスキルが必要
上記のような職種は副業からでも始めやすいですし、たくさん仕事あります。
最近だと、学習サービスも無料が増えてきましたし、スクールもたくさんあるので、
学習しやすい環境が揃ってます。
もしストレスフリーで自由なライフスタイルを目指すのであれば、検討してみる価値アリですよ。
まとめ
今回は、「会社員が安定はウソ」というような内容で話してきました。
とはいえ、わたしも会社員を経験したので、会社員全員をディスるつもりはまったくないです。
サラリーマンやOLでも優秀な人たくさん見てきましたし。
どちらも経験したわたしの意見なので、こういう生き方や働き方を理解していただいたうえで、
自分にあうライフスタイルを確立したほうが幸せになれると思います。
会社員にもリスクがあるということを意識しつつ、
会社以外の他の収入源を持つことは、
そのリスクを軽減することにつながるはずです。
あくまで会社員もフリーランスも働き方の手段でしかないので、自分が幸せならまったく問題ないです。
安定、不安定とかどこにも保障はないので、自分で確立していきましょう。