どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
このメディアを運営していることもあり、下記のような悩みを相談されることがあります。
「プライベートも充実させたいので、これからの働き方を考えたいです…」
「将来的にはもっと自由に生きたい。働き方も今のままでいいのか真剣に考えたい…」
「学生ですが、将来は自由な働き方をしたい。これからどんな変化が起きるのかな…」
上記のような悩みを持っている方もけっこう多いのではないでしょうか。
そこで今回は、20代の学生や社会人向けに、
- 「これからの働き方」について考察
- プライベートも充実させたい人、もっと自由に生きたい人がやるべきこと
- 働き方の変革と同時に考えるべきこと
上記のテーマでお話していこうと思います。
本記事を書いているわたしは、「スタートアップ → Web系企業・副業ワーカー → スクール講師 → フリーランス」というキャリアを歩んできました。
独立当初は複数の企業に常駐しながら働いていましたが、今はフルリモートワークで働いています。
最近は友人からも「もっと柔軟に働きたい」「リモートワークしたい」という相談をされることが増えてきたので、今回は「働き方」をテーマに書きたいと思います。
まずは「これからの働き方」の変化を解説

下記のように、「生産性」と「利益率」の向上を図る企業が増えると思います。
ポイント
- 「週休3日」や「週3正社員」の制度を導入する企業が増加
- 「在宅勤務」の体制を整える企業が増加
- 「オフィス」と「人材」のコスト削減を図る企業が増加
上記ひとつずつ深堀りしてまいります。
「週休3日」や「週3正社員」が増加
2019年末にMicrosoftが「週休3日」の試験導入の結果を発表しましたね。
「週休3日」を試したら労働生産性が約40%向上…他にはどんな成果が? 日本マイクロソフトに聞いた https://t.co/OXI0DVCwU7 #FNN
— FNN.jpプライムオンライン (@FNN_News) November 17, 2019
上記の記事を簡潔にまとめると、以下のとおり。
- 30分以内で終わる会議が、2018年8月に比べて「46%」増加
- 労働生産性は、「39.9%」向上
- リモート(遠隔)で会議を実施する割合は、「21%」増加
- 印刷枚数は「58.7%」減少
- 電力消費量は「23.1%」減少
注目すべき点は、「労働生産性が約40%も向上している」ということ。
週休3日を普及させるには、まだまだ課題があるかもしれませんが、ここまで大幅に業務を改善できることが分かると、ほかの企業も「週休3日」を検討し始めるでしょう。
週休が増えれば、社員の「モチベーション・幸福度・効率」がアップするので、業績も上がるのではないでしょうか。
また、「週3だけ正社員として働く」といった人も増えていくと思っています。
まだまだ導入している事例が少ないですが、「1週間のうち、週3は正社員で働き、ほかの2日〜4日はフリーランスとして活動する」という人が最近少しずつ増えてますね。
「そんな働き方可能なの?」と思う方もいるかもしれませんが、ベンチャー企業に務めるエンジニアに多いですよ。
以前、わたしが常駐先で関わったことのあるエンジニアさんの話になりますが、
- 週3は、ベンチャー企業で正社員エンジニアとして、コードを書く仕事に励む
- ほかの曜日(2日〜4日)は、フリーランスとして、「技術系のコンサル」と「単発案件」で稼ぐ
上記のような働き方を実践していました。
IT系(特にエンジニア)ならこういう柔軟な働き方をして、年収1,000万円クラスを目指すことは可能です。
労働者側だけでなく、実は企業側にもメリットがあって、週3で働いてくれる優秀なエンジニアを採用できれば、人件費を抑えながらビジネスを成長させることができます。
なので、これからの時代は「週3で働く正社員を採用する企業」が増えていくでしょう。
「幸せになるためには、フリーランスがいいのか、正社員がいいのか」という感じで、「どちらかを選択しなければいけない考え方」も古くなってきているのかなと。
今後はハイブリッドな働き方も増えると、個人的には思っています。
「リモートワーク企業」が増加
下記の記事でも書いていますが、2020年に入ってからリモートワークを導入する企業が増えていますよね。
GMOグループでは全従業員の9割にあたる4,000人という規模で在宅勤務を開始して、「業績に影響がない」と発信しています。
在宅勤務開始から3週間。何が凄いかと言うと、業績に影響がほぼ無い。この結果を見て、そもそもオフィスが必要なのか真剣に考えている(汗)
在宅勤務の判断は正しいと評価されてるけど、駅前のオフィスを一棟丸ごと借りている判断はどうなんだ?#在宅勤務
— 熊谷正寿 Masatoshi Mark Kumagai (@m_kumagai) February 16, 2020
業績に影響がなければ、「ほかの企業もリモートワークに切り替えよう」というきっかけにもなるはず。
下記は「世界幸福度ランキング1位の国」で知られるフィンランドのニュースですが、「在宅勤務のほうが効率は上がるし、サボる人もごくわずか」という記事も出ています。
フィンランドのニュースで在宅勤務の方が効率が良いという記事がでてる。サボる人がごくわずかで、移動の時間が節約できるし、集中できて逆に根を詰めすぎてしまうとか。何かしら在宅で働く人は3割以上、管理職にいたっては6割。難点はオン・オフの切り替えと、弱くなる団結心 https://t.co/Wjq9Ebu3vd
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) February 18, 2020
大使館の公式サイトが情報発信してくれているので、フィンランドに限らず、海外の働き方もチェックしておくといいですよ。
リモートワークのほうが「効率も上がる」「業績にも影響がほとんどない」となると、「じゃあリモートワークを導入したほうが、優秀な人材を世界から採用できますよね」と企業が方針を変える可能性はあります。
世界、日本全国から優秀な人材を獲得して、さらに事業を成長させようという企業が今後増えていくと思います。
「オフィス」と「人材」のコスト削減を図る企業が増加
在宅勤務が普及し始めれば、「大きなオフィスは必要ないこと」に気づいた企業が、次々とオフィスのコストを削減し始めますよね。
コスト削減のため、オフィスを縮小(または排除)を検討
↓
在宅勤務体制を整える
↓
仕事の成果で評価される仕組みをつくり、個人の報酬を能力ベースで決める
↓
在宅勤務で成果を出せない人は、給料が上がらない
↓
希望退職を募り、不必要な人材を排除し、人件費もカット
上記の流れになる可能性はあります。
「完全な能力給 = 個人の能力で給料が決まる」ということになれば、「希望退職」という名のリストラを敢行し、無駄な人件費も削減するかもしれません。
AIなどの高度な専門スキルを持っている人材なら、年収2,000万円〜4,000万円のオファーが来る時代に突入していますからね。
「テクノロジーの進化」と「外国人労働者」の増加で、自分のポジションが奪われないように「スキル貯金」もしておくべきですよ。
また、2020年4月には、「同一労働同一賃金」に関する法律も施行され、「正規雇用」と「非正規雇用」の待遇格差も改善されます。
これは、「仕事内容が同じなら、正社員も非正規の人も同じ賃金にしてください」ということです。
正社員の給料が下がることはないかもしれませんが、「各種手当が削減」「年齢を重ねても給料が上がらない」といった影響は必ず出てくるはず。
この法律を、プラスに捉えるか、マイナスに捉えるかで、今後の働き方は大きく変わるでしょう。
非正規雇用の方は下剋上するチャンスですし、正規雇用の方は「正社員=安定」という幻想を捨てるチャンスだと思います。
プライベートも充実させたい人、もっと自由に生きたい人がやっておくべきこと

今サラリーマンの方は、副業を始めて、最終的には独立をするのがベストだと思います。
「プライベートを充実させたい」「もっと自由に生きて、人生を豊かなものにしたい」という方は、なおさらですね。
先に伝えておくと、「とにかく独立しろ」と煽っているわけではありません。
下記のとおり、それぞれの立場によって、戦略は変わります。
Web系大手企業の社員
会社の看板、肩書、人脈をフルに活用して、副業を始める
Web系大手企業で働いている方は、
- 優秀なエンジニア、デザイナーとの人脈を拡大する
- 会社の名前と肩書を使って発信する
→企業のエンジニアブログ、Qiita、テック系イベントでLTなど - 大手企業でしか味わえない超大規模プロジェクトの実績をつくる
上記のようなアドバンテージを生かして、副業を始めるべきです。
Web系ベンチャーの社員
なんでもチャレンジできる環境でスキルを貯めつつ、副業を始める
Web系のベンチャーとかで働いている方は、
- 上流から下流まですべての工程を経験する
- 組織やビジネスのことを深く理解する
- 実務を通して、プログラミング、マーケティングなどスキルの掛け合わせをする
上記のような感じで、小さな組織で様々なチャレンジをして、副業を始めるべき。
Web以外 or 非正規の人
プログラミングスキルを磨いて、Web系企業への転職を目指す
Web業界未経験者の方は、まずはスキルを磨くことから始めてください。
プログラミングスキルさえ身につけておけば、将来的に柔軟に働きながら稼げるようになりますよ。
下記は、プログラミングの始め方の参考になるかと思いますので、読んでみてください。
「正社員+副業」だと1日中働く日が増えることになるので、「プライベートを充実させたい人」や「もっと自由に生きたい人」には向かないと思います。
フリーランスとして独立すれば、
- 短時間で効率よく稼ぐ
- 休みたいときに休む
- 好きなところで働ける
上記のような恩恵を受けられるので、働き方の自由を求めるならフリーランスになるべき。
とはいえ、いきなり独立することは無謀なので、最初は副業でコツコツ稼ぐのがベストです。
独立ではなく、正社員でいたい人は、「週3で働けるか」を交渉するしかない
「プライベートも充実させたいけど、フリーランスではなく、正社員でいたい」という人もいると思います。
そういうタイプの方は、「副業で会社を経営しているので、週3で働きたい」と交渉して、正社員で雇ってもらうことをオススメします。
能力のある人なら、「週3正社員+週2フリーランス」の働き方は実現可能ですよ。
まとめ:仕事に対するマインドも変化させる

下記のような思考や感覚のままだと、将来的にシンドくなると思います。
- 「正社員=安定」という会社に頼る思考
- 「働き方は自分ではコントロールできない」という思考
- 「誰かに仕事をやらされている」という感覚
働き方の大変革が起きれば、仕事に対するマインドも同じように変化させなければなりません。
- 会社に頼るのではなく、個人で稼ぐためのスキルアップする
- 働き方を自分でコントロールするために、必要なITスキルを身につける
- 将来の自分のために、本業で「スキル&経験 = 資産」を増やす
という感じで、思考と行動に変えることが大切ですね。
令和の時代となった現代は、サラリーマンもフリーランスもリスクヘッジして、変化に対応すべき。
ポイント
- サラリーマンは組織に所属しつつ、副業でも稼ぐ
- フリーランスは事業と収入の柱を増やし、安定化させる
上記のとおり、やるべきことは一言でまとめるとシンプルだと思います。
最後に質問:70歳まで企業で働きたいですか?
- 70歳まで、今の職場で仕事を続けて、幸せになれるか
- 70歳まで、サラリーマンとして企業で働き続けて、幸せになれるか
- 70歳まで、週5日8時間以上働き続けて、幸せになれるか
この記事を読み終える前に一度問いかけて、考えて欲しいなと思います。
答えが「Yes」なら、そのまま今の仕事、サラリーマン人生を続けても問題ないです。
答えが「No」なら、副業を始めるなり、独立に向けて準備するなり、行動すべき。
「プライベートを充実させたい」「もっと自由に生きて、人生を豊かなものにしたい」という方も、本当に70歳まで企業で働く覚悟があるのかをじっくり考えたうえで、行動していただければと思います。
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