Web系スクールの講師をしていたとき、受講生から下記のような質問を頂いたことがあります。
「今28歳だけど、これからWeb業界を目指すのは遅いですか?」
「cssのfloatってなんですか?」
「デザイン学んでいるのですが、ブログにも興味があります。今からでも稼げますか?」
上記のようにネットでも調べられることや、抽象的なことを聞く方が必ずいます。
もちろん講師なので受講生の質問にはできる限りお答えはしていたのですが、
「調べ方」を知らない人がほんとに多いなと感じてます。
ということで、今回は、
「調べごとに役立つ検索テクニック」
「質問せずに自分で解決できる能力を磨く大切さ」
についてお話させていただきます。
今回の記事では、「検索テクニック」を実例で解説するので、自分でも解決する能力が少しだけ磨かれます。
質問する前にある程度予備知識を身につけておけば、悪い業者などにもカモにされずに済みますよ。
記事の最後でもお話しますが、抽象的な質問や調べればわかることを質問する人は、ちょっと残念な人だなと思われてしまいます。
「自分で解決できる力」も身につけることで、質問のクオリティも変わるので、そのあたりも深堀りしてまいります。
調べごとに役立つ検索テクニック

調べ方を身につけると、自分で解決できることが増えます。
Google検索の仕方ですが、初心者はまず下記5つだけ覚えておきましょう。
下記だけでも十分基礎知識は補えると思います。
- 「【調べたいワード】 とは」
「【似たワード】 【似たワード】 違い」 - 「【調べたいワード】 やり方」
- 「【調べたいワード】 図解」
- 「【特定のブログドメイン】 【調べたいキーワード】」
- 画像検索、動画検索
上記は最低限身につけておくといいです。
一つずつ解説します。
「調べたいワード とは」
まずは基礎的な専門用語について調べる時は、「とは」はよく使いますね。
例えば、
- 「CSS float とは」
- 「FX とは」
とかですね。
これ調べるだけで、わかりやすい記事やCSSのリファレンスも見つかるので、人に質問しなくて済みます。
違いを調べる時は、
- 「HTML CSS 違い」
- 「投資 投機 違い」
複数の似た用語の違いを、調べるときに使えますね。
「調べたいワード やり方」
方法を調べるときには、「方法」、「やり方」、「手順」、「ステップ」といった単語を組み合わせて検索するといいです。
例えば、
- 「jQuery 使い方」
- 「エンジニア 目指す 手順」
- 「LINE 移行 やり方」
などなど。
手順を丁寧に説明しているサイトが出てくると思うので、上記のように調べてみてください。
「調べたいワード 図解」
文章を読むのがめんどくさかったり、わかりやすく説明しているサイトを探したいときに役立ちます。
例えば、
- 「WordPress インストール 図解」
- 「積立nisa 図解」
- 「バナー作り方 動画」
などなど。
文章を読むのが面倒な方は、「図解」や「動画」で調べるといいです。
「特定のブログドメイン 調べたいキーワード」
特定のブロガーさんなどの情報を調べたい時は、
「特定のブログドメイン 調べたいキーワード」で調べるといいです。
例えば、
- 「site:restart-navi.com フリーランス」
頭に「site:」とつけるだけで、特定のブログからキーワードを検索して、調べることができます。
画像検索、動画検索
先ほどの図解や動画を検索したいときとかは、
検索後に「画像」のタブや「動画」のタブに切り替えるといいです。

動画はYouTubeでも検索できるので、使い分けてみてください。
人に質問する前に、自分で解決できる力を養う
冒頭でも話しましたが、すぐに答えを求める質問をする人が、初心者には多いです。
何かを初めて学ぶという初心者の方は、わからないことだらけで不安になる気持ちはよく分かります。
しかし、答えを求めてくる質問は、自分の成長を妨げてしまう可能性もありますし、デメリットも多いです。
デメリットは下記ですね。
- 自分で解決する能力が磨かれない
- 質問の仕方が抽象的で、答える人が困る
- 答えをいきなり求めるので、思考停止になる
- 悪い業者とかにカモられる
- 答えを聞いて実践した結果、失敗して、相手のせいだと思いこむ
相手に質問することは、相手の時間を奪うことと同じです。
Googleで解決できることは、Googleに任せたほうが合理的ですね。
いきなり質問する人と、ある程度自分で調べてから質問してくる人との違いは、質問のクオリティがまったく違います。
例えばですが、
まずは自分で調べる
↓
基礎知識を頭に入れる
↓
自分は何についてわかっていないのか分析する
↓
問題を明確化したうえで、「〇〇について調べて実践してみたんですけど、この部分でつまづいてます」と質問する
上記のように、自分で調べた人は、仮定してから問題を自分なりに解決しようとしているので、成長しますね。
わたしもWeb系スクールの講師をやっていましたが、自分で調べてから質問をする方は全体の2割も満たないです。
ほとんどの人はいきなり答えを求めてしまうので、差が生まれますね。
むやみに答えを求める質問をせず、自分で調べることから始めてみてください。
まとめ
- 調べる能力
- 自分で解決する能力
- 質問する能力
上記の能力が高い人は、成長度が加速します。
初心者の方によくあるのが、いきなり答えを求める質問をすることです。
手っ取り早いかもしれませんが、デメリットもあります。
- 自分で解決する能力が磨かれない
- 質問の仕方が抽象的で、答える人が困る
- 答えをいきなり求めるので、思考停止になる
- 悪い業者とかにカモられる
- 答えを聞いて実践した結果、失敗して、相手のせいだと思いこむ
上記のように、けっこうデメリット多いです。
初心者の方は、まずは自分で調べることから始めましょう。
自分で調べる
↓
基礎知識を頭に入れる
↓
自分は何についてわかっていないのか分析する
↓
仮定する
↓
実践する
↓
つまづいたところで質問する
というように自分で調べることから始める人は、自分で考えるようになります。
いきなり答えを求めず、自分で調べることも必要です。
Google検索に頼るだけでなく、普段から本で知識を増やすこともセットで行いましょう。