今回は、大学生向けのお話です。
特に、
- やりたいことがなくて、就活に迷いがある大学生
- 初めてアルバイトをやろうかなと考えている大学生
- いま暇を持て余して、エネルギーのある大学生
- 大学生でなにか思い出に残るようなことをしたい大学生
- 就活で話すネタがほしい大学生
上記の方たちに読んでいただければと思います。
楽しくてしょうがないリア充大学生や、好きな仕事に就職が決まった大学生は、
あまり有益じゃないかもしれません。
具体的な内容は、タイトル通りですが、
「大学時代にやっておくといいこと」
「特にやりたいことが見つかっていない大学生におすすめしたいこと」
をテーマに、私自身の経験談から話しつつ、最後に今の大学生に向けて、お話してまいります。
※「企業研究しましょう」「OB訪問しましょう」「面接練習しましょう」といった就活本に書いてありそうな内容にはしてないです。
現在Web系フリーランスとして生計を立て、自由に生活しているわたしも、大学生時代は、
「アルバイトの接客とか無理」
「面接は緊張と汗がヤバい」
「説明会とかで手を挙げて質問とかしたくない」
「友達少なめ」
といういわゆる「コミュ障」タイプだったので、同じような方たちでもできそうなことを伝えられればと思います。
ご参考いただければ幸いです。
結論から先に
結論から先にいうと、
やりたいことがない大学生はこの3つを意識してほしいです。
- 目の前の面白そうと思ったこと、興味のあることに手をつけてみる
- 学校とは別のレベルの高い環境に飛び込んで、自分の立ち位置を知ること
- 自分の知らない世界を、自分の目で、肌で感じてみること
上記3つは内向的な人でもできますよ。
特にやりたいことがない学生向けに、
「具体的にやっておくといいこと」は最後に解説しますね。
先にわたしが学生時代にやったことからお話していきます。
私が大学生時代にやっていたこと

最近の話ですが、大学2年生の子から、
「アルバイトでいいので、エンジニアとして手伝わせてください」と言われたのですが、
大学生時代、コミュ障だったわたしはとてもじゃないけどそんな感じで言えなかったなと、感心しました。
まずはわたしの学生時代の経験談からお話したいと思います。
大学1年生の冬〜2年の春くらい(19歳)
「社会経験だし普通のアルバイトも経験してみたいな」と思い、
タウンワークで、週1,2でバイトできそうなところを探して、
飲食店でアルバイトをした経験があります。
最初は接客をやって、キッチンも経験したのですが、
いまいち楽しみが見いだせず、長続きしなかったですね。
大学2年(20歳)
まわりの友達が就活のために資格を取ろうと話しだした頃、
「資格とかの勉強は面白くなさそう」
「なんか手に職つければ、この先も生きられそう」
「接客しなくてもいいのはパソコンの仕事か」
という感じで、スキルを身につけたいと思い、半年くらい大学の授業終わりにWeb系スクールを活用し、学習し始めました。(夜だけ)
→これが転機
デザインやプログラミングを学んだのですが、
大学の授業よりはるかに面白くて、熱中して学習してました。
そこでスクールの講師から「スタートアップで、アルバイトとかしてみたら?」と言われ、
オススメしてもらった「Find Job!」や「Wantedly」で探し、
スタートアップでエンジニアとして働き始めました。
働いた企業では、男性・女性限らず、全員がキラキラしている職場だったので、
理系な自分にとってはかなり居心地は悪かったのですが、
優秀な人が多く、自分の位置がよくわかった気がします。
ある程度基礎は身についていたので、バナーなどの制作と、簡単なページのコーディングを3〜5ページくらい任されていました。
当時お世話になった先輩は、
「JavaScript」「PHP」「Ruby」「Python」「Go」「Java」などの言語を操るスーパーエンジニアだったので、
アルバイトしてた飲食店の社員とでは、正直申し訳ないですが、
「仕事に対する意識」や、「スキル」の差に驚いたのをよく覚えています。
少し上で東大の大学院の人がアルバイトでいたのですが、世界に名だたるような企業を作りたいという志を持っていて、
自分は起業とか志していなかったので、熱意の差を感じてましたね。
経営者も連続起業家でしたし、社員さんも怪物クラスの人たちがたくさんいたので、
このときに、「こういう生き方、働き方している人がいるのか」と、
当時の無知な自分にとって、ヘコむくらいの衝撃と刺激を受ける毎日でした。
自分がRubyのプログラミングで、4時間くらい悩んでいることを3分くらいで解決されたときは、恥と絶望しかなかったです…
「はやく家帰りたい」とか、「お腹減ったしんどい」とか、「何してるだろう、大学の子たちは今頃楽しく遊んでるんだろうな」とか、思ってました。
もう周りの怪物たちに比べたら、圧倒的にクズすぎて、泣きそうになるくらいでしたね。
でもある意味、ここで人生の方向が少しだけいい意味で変わった、という出会いだったかもしれません。
Web系フリーランスになったいま、学校とは別のレベルの高い環境に飛び込み、辞めずに学習し続けてよかったかなと心底思います。
大学3年から4年(21歳〜22歳)
まわりが就活する頃、Web系の仕事に入るのを迷っていたので、とりあえずいろんな企業を見に行きました。
スーツ着たくないって気持ちや、働くの嫌だなって気持ちも多少あったのですが、
今しかたくさん企業に見学行けないなと思い、
暇つぶしだと思い、週1、2で企業訪問とか説明会に行ってたと思います。
無料で企業見学できますからね、学生の説明会はありがたいものです。
大手企業もたくさん訪問したのですが、そこの社員さんの話を聞くうちに、
ますますスタートアップで働いている人たちとの熱量の差を感じていました。
懇親会で若手社員の方たちと話す機会もあったのですが、
- 大手企業(IT以外)の社員
→ 仕事終わりに同僚とたまに飲みに行きます。休日は友達と遊んだり、買い物に行きます - スタートアップの社員
→ 仕事終わりは帰って、プログラミング。休日は読書もしますし、10時間もプログラミングできます(最高)
という感じでした。
「そりゃ差出ますよね」と思いました。
結局いろんな企業を見に行った結果、一番自分が成長できそうな分野はやはりWeb系と確信しましたね。
「この先自分の将来を考えたときに手に職つけておきたい」
「スキルを身につければ、フリーランスで自由に好きな場所で仕事できるかも」
とも思ったからです。
Web系企業に面接に行くと、スタートアップで働いた経験はけっこう聞かれました。
デザインやコーディングのスキルは一人でページ作成できるくらいに身についていたので、
就職先はすぐ決まったという感じです。
特にやりたいことがない学生にオススメなのは

今やりたいことがないんですって学生けっこう多いと思います。
まず言えるのが、大学生にとって、「やりたいことがない」「やりたくないことが多い」とか当たり前です。
アラサーのわたしも無知ですが、大学生は知らないことがもっと多いはずです。(優秀な人は置いといて)
なので、「やりたいことがない」ということに悩む必要はまったくないです。
興味が湧いたことや、面白そうと思ったことにとりあえず手をつけてみればいいんです。
「あれ大学の授業より面白いな」とか少しでも面白いと感じたことを続けていけば、
自然とまわりにすごい人、優秀な人が現れてくると思います。
もしいま特にやりたいことがない学生は下記をやっておくと、
自分の成長に繋がりますし、他の学生より早く内定が決まるはずです。
- 英語
- Webデザインやプログラミングの勉強
- スタートアップでインターン
- 世界を肌で感じる
上記のうちどれか2つでもやると、就職先はすぐ決まると思います。
英語
大学でも英語の授業があると思いますが、授業以外の時間でもやっておいがほうがいいです。
TOEICの点数高いと、就活には圧倒的に有利ですし、
ビジネスレベルの英語できたら英語が公用語じゃない企業であれば神扱いされます。
英語を話せない人は大半なので、市場価値があがりますよ。
社会人になると時間も限られるので、時間があるうちにやっておきましょう。
Webデザインやプログラミングの勉強
Webデザインやプログラミングがマスターできれば、成長度の高いIT企業に入ることができます。
IT企業で経験積んでいけば、フリーランスとして独立して、好きな場所、好きな時間に仕事ができるようになります。
特にプログラミングがオススメですね。
エンジニアは世界中どこでも求人があるので、年収は跳ね上がります。
起業したいと考えている学生も、将来エンジニアを雇う可能性があると思うので、身につけておくと良いです。
わたしもフリーランスとして独立して、自由に働いていますが、
Webデザインとプログラミングという2つのスキルを学生のうちに学んだからです。
プログラミングに関しては、「理系しか無理でしょ」ってよく言われるんですが、
正直誰でもなれるので、文系の方は諦めてほしくないです。
デザイナーも「美術系の学校出てないから難しいかも」とか思う必要ないです。
未経験で優秀なデザイナーたくさんいます。
独学でもいいですし、Web系スクールもたくさんあるので、行ってみるといいですよ。
いい出会いもあるかなと思います。
スタートアップでインターン
わたしの経験談もお話しましたが、
スタートアップで働くと、優秀なエンジニアやデザイナーに出会えると思います。もちろん経営者も。
一度入って、自分のダメさに打ちひしがれるかもしれませんが、
学生にとって失うものなどありません。
恥をかいて、無知さをしって、学ぶといいです。
もちろん将来飲食店を経営したいとかであれば、飲食店の経営とか学ぶために飲食店で働くのはいいことですが、
なんとなく家から近いからとかの理由で飲食店のアルバイトをするくらいなら、
正直飲食店のアルバイトよりスタートアップに飛び込んだほうが、グンと成長できます。
どっちも経験したわたしだからこそこれは断言します。
プログラミングの基礎から学び始めたら、「いまプログラミングの勉強をしてる学生です」と企業にメールでもして、どんどん応募してみましょう。
世界を自分の肌で感じておく
余裕があれば、ヨーロッパ、アジア、アメリカあたりを旅したり、留学するのをオススメします。
世界を自分の目見る、肌で感じるといいですよ。
例えば、香港やマカオは、高級車ばかり走ってて、中国人富裕層を目の当たりにできます。
あと東南も貧富の差を感じつつ、急成長している国らしい活気を感じられると思います。
アジア圏は、安く行けるわりに、文化の違いも感じられて楽しいので、オススメです。
エンジニア留学、英語留学とかもあるので、チャレンジしてみてほしいです。
読書は絶対すべき
時間が有り余ってるなら、読書はたくさんしておくべきです。
というより、時間を作ってでもすべきです。
本を買わなくても、大学の図書館なら無料で借りることはできるはずです。
わたしも大学の図書館に週1,2で通っていたのですが、
Web関連の本をたまたま置いてくれていたので、よく借りて、学んでました。
IT系の専門書もいいですが、ビジネス書もたくさん読んでおくといいです。
面白そうと思ったものを読めばいいのですが、
先人の知恵を知ることで、自分の悩んでいることを一瞬で解決できるので、成長スピードが何倍にもアップしますよ。
まとめ
わたしの経験してきたこともお話して、順風満帆な感じに見えるかもしれませんが、
基本アルバイトとか面倒という感じの怠け者です。
接客や面接、人前で話すこととか、緊張するくらいの内向的な人間です。
なので、大学生のときできなかったこともたくさんあります。
理系だったので、レポートも大変だったのもあるのですが、それは完全に言い訳ですね。
家でダラダラしてた時期もけっこうありましたし。
今考えたらやっておけばよかったてことがほんと多いです。
空いている時間に英語の勉強して、夏休みに留学しておけば、より選択肢が増えたと思いますし、
3ヶ国くらいしか旅行に行けなかったので、もっと行きたかったです。
あとは、Webのスキルがある程度身についていたので、「個人で稼ぐこと」をしておけばよかったと思いました。
学生のうちからやっておけば、資産形成がもっと早くできたかなと。
個人で仕事すると「稼ぐ」「貯める」「税金」のことを手っ取り早く学べますし、オススメですよ。
最後にまとめますが、
この記事のまとめ
- 目の前の面白そうと思ったこと、興味のあることに手をつけてみる
- 学校とは別のレベルの高い環境に飛び込んで、自分の立ち位置を知ること
- 自分の知らない世界を、自分の目で、肌で感じてみること
この3つは「コミュ障」でもできることなので、
怖がらずにチャレンジしてほしいです。
「英語」「Webデザインやプログラミング」「インターン」「世界をみる」のどれか興味が湧いたものからやってみてください。
このほかに面白そうと思ったものでも構いません。手をつけてみましょう。
10年、20年先は見通せないし、なにが正解かはわからないので、
目の前の面白そうなことにチャレンジするしかないです。
レベルの高い環境を体験してみると、たくさん恥もかきますし、ヘコみます。
ですが、学生なので失うものもないですし、プラスでしかないです。
近年は、日本も外国人が増えてきて、グローバルな社会になっています。
実際に日本から出て、世界を目で見ると、日本の現状も感じることができると思います。
時間とエネルギーがたくさんある大学生のうちにしかできないことたくさんあると思うので、
将来の自分のために今から行動していきましょう。