どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
キャリアサポートをしていたこともあり、「異業種からWeb業界に転職しようか迷っている方」から相談を受けることがよくあります。
例えばですが、以下のような悩みです。
「異業種からWeb業界に転職しようか迷う…」
「いくつか気になる企業もあるけど、転職すべきか悩む…」
「自分に合っているかどうかもわからないし、タイミング的にもどうなのかな…」
上記の多くの方が持つ悩みに答えていこうと思います。
今回は、異業種からWeb業界に転職しようか悩んでいる方向けに、
- 「転職しようか迷う…」と悩むより、まず就活スタートして、内定を頂いてから悩んだほうがいい【根拠は3つ】
- 自分の好きなタイミングで環境を変えるために、定期的にやっておくといい5つのこと
上記の内容についてお話します。
本記事を書くわたしは、「スタートアップ → Web系企業・副業ワーカー → 講師 → フリーランス」というキャリアを歩んできました。
Web系スクールで講師として、社会人や学生のキャリアサポート経験もあるので、そういった過去の経験をベースにお話します。
企業の採用担当者さんと話す機会も多かったので、これから就職活動、転職活動される方はぜひご一読くださいませ。
「転職しようか迷う…」→就活始めて、内定を頂いてから悩めばいい

「転職しようか迷う…」という社会人は、まず就活をスタートして、内定を頂いてから悩んでください。
なぜ、内定を頂いてから悩んだほうがいいのか。
理由は、下記のとおりです。
- 時間かけて面接準備までしたのに、すぐ落ちる可能性も十分あるから
- 手札(=選択肢)が複数ある状態は、心の安定を生むから
- 自分のポジション、市場価値を確認することで、目標もできるから
ひとつずつ深堀りします。
時間かけて面接準備までしたのに、すぐ落ちる可能性も十分あるから
迷っている人にありがちなのが、下記のとおり。
転職するか迷いながら、たくさん求人を探す
↓
「気になった企業が5社くらいあったから、受けてみようかな…」
↓
「応募する前に、気になった企業を少し調べてみるか…」
↓
「転職口コミサイトを見ると、評判悪いな。どうしよう…」
↓
「とりあえず志望動機だけ考えるか、なに書こう…」
↓
志望動機を完成!なんだかんだ1ヶ月以上もかかった…
↓
応募してみたら、書類で即落選…
時間をかけて、面接の志望動機を考えても、書類であっさり落とされる可能性も十分ありえることです。
リサーチするのはいいですが、時間をかけて悩んでいる間に、企業がいい人材を見つけているかもしれません。
内定もらう前から時間をかけて悩むことのデメリットは、「落とされるリスクがある」だけではありません。
例えばですが、
転職するか迷いながら、求人をたくさん探す
↓
気になった企業が5社くらいあった
↓
「でも、応募すべきか迷う…」
↓
迷っている間に求人の募集が終わっていた…
上記のように、時間をかけすぎて、求人募集が終わってしまうこともあります。
どんなに机の上で悩んでいても、なにも起こらないので、意味がありませんよ。
手札(=選択肢)が複数ある状態は、心の安定を生むから
すでに内定をいくつか頂いていると、余裕を持って、転職活動ができます。
自信にもなると思うので、その自信がまた良い仕事を呼び込んでくれる可能性もあります。
「いつでも転職できる」という気持ちを持って、働くこともできるので、ひとつの会社にしがみつく必要もなくなりますよね。
複数のカード(選択肢)を持っていない場合、
- ほかの企業で通用するか分からないから、今の仕事を続けるしかない
- 仕事を辞めてしまったから、とにかく受かったところに入るしかない
といった感じで、追い詰められてしまいます。
一方、複数のカード(選択肢)を持っている場合、
- 今の仕事を続けるか
- それとも新しい環境を求めるか
をじっくり考えることができると思います。
心の安定があるか、ないかは、仕事や転職活動に影響してきます。
自分のポジション、市場価値を確認することで、目標もできるから
次の章でお話しますが、定期的に「キャリアの棚卸し」、「経歴書の更新」をしたりして、自分が成長しているか確認することをオススメします。
就活でうまくいかない人は、つい「自分の市場価値」を過大評価したり、過小評価してしまいがちなので、「半年に1回」くらいは、転職エージェントを利用するのもアリです。
複数の選択肢を持っていない状態で悩んでも、時間がもったいないです。
転職エージェントを活用して、転職活動をすれば、自分の立ち位置、ポジションがよく分かってくると思います。
いざ就活を始めてみると、書類で落とされまくるかもしれませんし、面接で落とされる可能性もあります。
通るとは思っていなかったけど、あっさり通過したというケースもあるので、転職活動しないと見えてこないこともあるでしょう。
転職活動を始めてみることで、
- 今の年収は高いのか
- 今の年収は低いのか
- 自分のスキルは評価されているのか
- 自分のスキルは評価されていないのか
上記がハッキリ見えてくるはずです。
「自分が想定していた市場価値」が「実際の市場価値」と合致しているのか。
それとも、大きく乖離しているのか。
行動せず、机の上で悩んでいても、答えは出ません。
自分の本当の姿を理解するためにも、転職活動を始めて、内定をもらってから悩むべきですよ。
日頃から定期的にやっておくといい「5つ」のリスト

終身雇用や年功序列が崩壊中の時代なので、常に転職活動のための準備はしておくべきです。
定期的にやっておくといいことは、下記5つです。
- 求人サイトをチェック → 気になった企業は、即応募でOK
- エージェントや社員さんと話す機会をつくる → 常に情報収集
- スキルや経験の棚卸し → スキル、プロセスを客観的に確認
- ポートフォリオや経歴書の更新 → 自分の履歴のアップデート
- 情報を得て、自分の意見を持つ → インプットから何を考えたか
特に3つ目と4つ目は、自分を客観的に見ることができるので、絶対にすべきです。
わたしの場合、ポートフォリオサイト(当ブログとは別)を「半年に1回」は更新しています。
(※会社にお勤めの方は、経歴書、転職サイトのプロフィールなども更新しておきましょう。)
具体的には下記のような項目を、ポートフォリオサイトに盛り込んでいます。
- 実績
- プロジェクトで工夫したところ
- 持っているスキル
- プロフィール
- 勉強していること
上記を更新して、「自分の市場価値はどれくらいか」「市場に評価されるか」を考えるようにしてます。
各項目で、どんなことを考えて、更新しているか。
- 実績 → どんな成果物をつくったか
- 工夫したところ → プロセスなにを考え、どう行動したのか
- 持っているスキル → どんな環境でも活用できる再現性のあるスキルか
- プロフィール → 人として成長できたか
- 勉強していること → 学ぶモチベーションを持ち続けているか
という感じで、「自分の市場価値は上がっているか」を定期的に確認しています。
過大評価しても良くないですし、過小評価しても良くないです。
自分では「本当の評価」は見えづらいので、実際に転職活動をして「自分は評価されるかどうか」を確認してみるといいですよ。
情報を得て、自分の意見を持つことも大切
経営者側の視点に立つと、「面接者はなにを考え、どう行動してきたか」をよく見てると思います。
例えばですが、面接で時事ニュースの話題になることもありますよね。
そういう場面のときに、経営者・採用担当者側は、
- 面接者はどうやって情報を得ているのか
- 面接者はその情報を知り、どう考えているのか
- 面接者はどんな立場(角度や視点)からその情報を見ているのか
といったことを確認しています。
日頃から情報収集して自分の頭で考えていなければ、自分の意見は持てないでしょう。
一番効果があるのは、自ら発信することです。
今ならSNS、ブログ、YouTubeなど、インターネット上で発信できます。
友人同士、仕事仲間で話してもいいと思います。
ひとづだけ注意してほしいのは、「情報をたくさん知っていることが重要ではない」ということです。
重要なことは、下記です。
- どんな思考を持っているのか
- 思考した結果、どんな行動をする人なのか
- そもそも考えてもいないのか
上記のようなことを、優秀な経営者や採用担当者は見極めています。
普段からアウトプットを前提にして、インプットすることから始めてみてください。
下記記事では、情報収集について解説していますので、参考にどうぞ。
まとめ:「明日の仕事が面倒だな」という方は、とりあえず動いてみる

「明日も仕事めんどくせえ」と1年以上悩んでいるのであれば、かなり時間をムダにしているかもしれません。
仕事が毎日憂鬱なサラリーマンこそ、転職活動をしてみることをオススメしたいです。
人間なので、面倒くさいと憂鬱な気持ちになることも当然あります。
しかし、一度立ち止まって考えてみてください。
- どんな仕事なら、毎日「明日も仕事めんどくせー」と思わずに済むか
- 幸せになるためには、今の生き方、今の働き方でいいのか
- 1日の半分の時間を占める仕事をどうやったら苦に感じないか
といったことを考えながら、転職活動してみてください。
まず動いてみて、走りながら考えればOKです。
仮に内定をいただいても、必ずしも転職する必要はありません。
内定を頂いてから、
- ほんとうにこの企業は自分がさらに成長できる環境なのか
- 自分が輝ける環境なのか
- 働きやすい環境なのか
- やりたいこともできるのか
- 自分の家族にとってベストか
といったことを内定いただいてから、再度悩めばいいわけです。
社内でストレスを抱えるくらいなら、気分転換として「転職活動でいろいろな企業を見てみる」のもアリだと、わたしは思います。
「内定をいただく = 入社する」ではないので、自分のキャリアを考えるきっかけにしてみてください。
今の仕事を始めて3年経っていない方向け
下記の記事は、世間でよく聞く「3年は同じ会社で働いたほうがいい」というアドバイスは基本的に無視でいい理由を解説しています。
「会社に入って3年も経っていないのに辞めてもいいのか」「今の仕事はなんか違うな」といった悩みを持っている方は、ご一読いただければと思います。
今の仕事が合わず、退職を検討中の方向け
下記の記事は、「今の職場が合っていないかも」と悩んでいる方向けに、「会社を辞めたあとに考えるべきこと」について解説しています。
「今の仕事は、環境(人間関係など)が合わないかも」「今の仕事はもう嫌だな」といった悩みを持つサラリーマンの方は、ご一読いただければと思います。