どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。フリーランスとして生きています。
このメディアを運営していることもあり、学生さんから下記のような悩み相談をされることがあります。
「就活マジメにしてこなかったのですが、これから挽回する方法はありますか?」
「就活に失敗して、将来が不安です。卒業後、なにすればいいか悩みます…」
「内定が取り消されて、これからどうしていいかわかりません…」
2020年3月には、新型ウイルスの影響で、下記のニュースも話題になりました。
【内定取り消し相次ぐ 学生悲鳴】https://t.co/45MJOAqSlo
新型コロナウイルスの感染拡大で、業績悪化を懸念した企業から内定を取り消されるケースが相次いでいる。新生活のめどが立たず、就職活動中の学生らから悲鳴が上がり、政府も実態把握に動きだした。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 16, 2020
もうすぐ卒業という時期に、いきなり内定取り消しされたら、今後どうすればいいか不安ですよね…
進路が決まらないまま、卒業式を迎える学生さんもけっこう多いです。
そこで今回は、就活がうまくいかなかった学生、内定を取り消された学生向けに、
- 就活失敗した学生、内定取り消された学生は、落ち込む必要はない
- 就活しない生き方を解説
- やりたいことがない卒業間近の学生は、1年間好きなことをしよう
上記について、深堀りしていこうと思います。
本記事を書くわたしは、Web系スクールで講師として、20代のフリーターやニートの方にWebデザインやプログラミングを教えた経験があります。
「学生時代に就活をしていなかった」という方のキャリアの相談にも乗っていたので、不安に感じる気持ちがよく分かります。
わたし自身、就職氷河期という時代を経験したことはありませんが、過去の経験からわたしなりの考えをまとめてまいります。
就活失敗した学生、内定取り消された学生は、落ち込む必要はないです

まず最初に伝えたいのは、
就活に失敗した学生も、内定取り消された学生も、漠然と不安を抱えているかもしれませんが、落ち込む必要はまったくないです。
ということ。
いきなり内定を取り消された学生さんもいるかもしれませんが、「運がいい」と思ったほうがいいです。
なぜなら、内定を取り消してきた企業が、
- もともと業績が悪化していて、自転車操業だった可能性が高いから
- すでにビジネスモデルが破綻していた可能性があるから
上記のとおり、入社後のしんどい未来を避けることができたのは、プラスに考えてもいいのではないでしょうか。
内定を取り消した企業に、たとえ入社できたとしても、
- 給料は低い
- 残業も多い
- 頑張っても給料は上がらない
- 業績も伸びない
- 潰れる可能性が高い
という感じのブラック企業だったかもしれないわけでからね。
なので、内定を取り消されたのは自分の能力のせいではなく、むしろ「時間をムダにせずに済んだ」「苦しまずに済んだ」と捉えてください。
就活がうまくいかなくても、挽回はできる
就活を経験していなくても、楽しそうに生きている人や幸せに生きている人もたくさんいます。
現代の日本社会で、「学校卒業後は必ずサラリーマンにならないといけないルール」も存在しません。
就活で面接もすると思いますが、前提として頭に入れておいてほしいのは、大半の人事は「人を見る目を持っていない」ということ。
そもそもほとんどの人事担当者は、「専門スキル」も持っていませんし、ビジネスの経験が薄い人も多いです。
こういうことを言うと、人事の方に怒られてしまうかもしれませんが、基本的に「自分の会社に向きそうな人」とか「この人ならうちの企業で働いても問題なさそうかな」くらいの感覚で採用するかどうかを決めていることが多いので、たとえ企業に入れなかったとしてもガッカリしないで欲しいなと。
わたしの仕事仲間に、メガベンチャーで人事を担当していた人や、有名人材系企業で人事を担当していた人がいるのですが、「面接で落とした人材が、別の環境でメキメキと成長するのはよくあること」と、以前話していました。
就活がうまくいかず、落ち込んでいる学生さんは、100歳まで生きるとしたら70年以上も時間ありますし、いつでも挽回はできるので、まずはゆっくり休みましょう。
心と体力が回復したら、動き出せばいいと思います。
学生なら、20代前半だと思うので、その若さを武器に様々なことにトライして、成功体験や失敗体験を積み上げてください。
就活しない生き方は、無限にある【ニートでもOK】

就活がうまくいかなくても、ほかに生き方はあります。
例えば、下記。
- 休学して、海外留学+インターンをする
- ゲストハウスやホテルに住み込みで働く
- リゾートバイトで貯金しながら、将来を考える
- ワーホリしながら、資格を取得したり、勉強をする
- ニートになって、ITスキルを磨いて、月5万くらい稼いでみる
- 大学卒業前にブログを開設して、卒業後はブログで稼ぎながら別の事業もつくる
- 新卒フリーランスになって、プログラミングでリモートワークする
- 海外企業で働きながら、ゆったり生きる
- 初期のコストがかからないインターネット起業をする
挙げるときりがありませんが、生きる方法は無限です。
勘違いしてほしくないのですが、「就活をやめる = 逃げ」ということを、ネガティブに捉えてほしくないです。
むしろ、「就活以外の逃げ道 = 就活しなくても生きる方法」を知っておかないと、精神的にも追い詰められてしまうと思います。
今の時代、安定と言われ続けてきた大手企業も安定ではないですし、公務員の給料も今後上がることはないので、ほかの学生と同じような生き方をする必要はないですよ。
「どんな変化が起きても、柔軟に対応できる能力」を高めるには、ほかの逃げ道、つまり「リスク回避」の準備もしておくべきかなと。
無理して会社に入らなくても、フリーランスエンジニアになって、「時間単価数万円」の案件を獲得することも可能な時代ですからね。
月100万円以上も稼がなくても、
プログラミングで月20万円〜40万円ほど稼ぐ
↓
地方に移住して、生活費を抑える
↓
地方で広い家に住んでのんびり生きる
↓
片手間で農業や投資などをする
↓
買い物や娯楽もすべてネットで済む
リモートワークができる時代だからこそ、上記のような生き方が可能になりました。
ちなみに、プログラミングスキルさえあれば、月20万円を稼ぐことは難しくはありません。
2020年に入ってから新型ウイルスの影響で、経済が悪化し始めている状態なので、今後サラリーマンの待遇もさらに悪くなる可能性はあり得ることです。
なので、経済が衰退し始めているタイミングで就職しても、あまりメリットはないかなと。
経済が回復すれば、いつでも就職して正社員にはなれるので、経済が回復するまでは好きなことをするなり、やりたいことにチャレンジするなりして、「スキル」と「経験」を積み上げればいいですよ。
下記記事で、「就職が嫌になったなら、フリーランスとして独立してもいい理由」についてまとめていますので、参考にどうぞ。
下記記事では、「フリーランスになることは、大きな決断でも、大きなリスクでもない理由」について解説していますので、参考にどうぞ。
まとめ:やりたいことがない学生は、1年間くらい好きに生きてみてください

「自分のやりたいことが明確になっていない…」という学生さんもいるかもしれませんが、卒業後に1年くらい「フリーランス」か「アルバイト」で働きながら、気になったことはすべてトライしてみるといいです。
ほとんどの学生は「安定」という幻想を求めて就職しますが、そういう学生にはできない「経験」を積むことさえできれば、稀有な存在になれますよ。
- 新卒の人たちが社員研修を受けている間に、自分でビジネスを立ち上げて、実践的にスキルを磨く
- 新卒の人たちが社内の飲み会に付き合っている間に、フリーランス・起業仲間をつくる
- 新卒の人たちが市場価値の上がらない業務をしている間に、海外で英語を学びながら、プログラミングを学ぶ
- 新卒の人たちがムダな残業をしている間に、新しい経験やスキルを積み上げる
上記のとおり、新卒で会社に入社した人と大きく差をつけることも可能です。
今学生の方も、月10万円くらいを自分で稼げるようにしておくと、リスクヘッジになります。
稼ぐ方法は、ITスキルをまず身につけることからですね。
個人的に稼ぎやすいと思っているのは「プログラミング」ですが、稼ぐために必要なITスキルはいくつかあります。
- プログラミング
- ライティング
- デザイン
- 動画編集
- ブログやYouTubeで発信
などなど、こういったスキルのひとつでも身につけられると、個人でビジネスを始められるようになるので、仮に就職できなかったとしても生活することができます。
月10万円ほど稼げるようになれば、地方に移住するとか、実家に住むとかすれば、そこそこ生活はできるはず。
最近は、プログラミングスキルを身につけて、時給3,000円ほどで働く学生フリーランスも増えてきたと感じますが、時給3,000円なら月40時間ほど稼働すれば、月12万円を稼ぐことができます。
時給3,000円 × 40時間 = 月12万円
稼働日数を20日として、月40時間を20日で割ると、1日2時間ほど労働するイメージです。
1日2時間は労働して、ほかの時間でさらにスキルアップすれば、「スキル」も「経験」も積み上げることができるので、さらに単価もアップしますね。
- プログラミングをしながら、Webサービスを開発してみる
- プログラミングをしながら、ブログをコツコツ書く
- プログラミングをしながら、動画配信する
上記すべて、ほとんどリスクはありません。
なぜなら、始めるのにコストがほとんどかからないから。
「生きていくために、プログラミングを絶対やるべき」とは言うつもりはありません。
まずはアルバイトでもニートでも構わないので、「時間(=余白)」をつくるべき。
- 「内定を取り消されて、就活する気が起きない」という方 → 一旦は就活をストップする
- 「やりたいことも何もない」という方 → 一旦は就活をストップする
- 「就活に失敗して人生終わった」と思っている方 → 一旦は就活をストップする
「就活をストップすること = 人生終わり」ではありませんし、逃げだとしてもネガティブに捉えないでください。
繰り返しになりますが、逃げるのは悪いことではなく、次に備えることだと捉えるべきです。
戦国時代の武将も、攻めるときは今じゃないと判断したときや、罠を仕掛けるときにはサッと兵を引き上げますよね。
動物の世界でも、生き延びるために、敵から逃げて隠れます。
逃げ道をつくってリスクヘッジすることで、防衛本能を高めつつ、次に備えることが大切だと思います。
内定を取り消された方も、就活に失敗した方も、今が「就職せずに生きる方法 = 逃げ道」を確立するベストなタイミングです。
逃げ道をつくれないサラリーマンは、経済が悪化してリストラにあったときに、途方に暮れるしかなくなります。
20代前半のうちは、「どういう生き方なら幸せになれるか」「将来どうなりたいか」を考えつつ、やりたいことや気になったことはすべてチャレンジしてみてください。
月5万円〜10万円を稼ぎたい学生さん向け
現代では、プログラミングを身につけることが、ベストです。
下記記事で、「プログラミングの始め方」と「プログラミングで月5万円稼ぐ方法」について解説していますので、参考にどうぞ。
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下記記事は、「就職できるか不安という学生は、プログラミングを学ぶべき理由」というテーマで、深堀りしています。