どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。

「Web制作会社に入りたいと思ってます。入社後はどんな仕事しましたか?」
「卒業後に入社予定なのですが、企業の案件で得たことを実際に聞いてみたい」

といった質問を過去にされたことがあるので、答えてまいります。

今回は、これからWeb業界に入りたいと思っている方や、すでに内定をもらっている方向けに、

「新卒入社後すぐに、大手企業案件を納品したときに得たこと」

について、解説します。

この記事を書いているわたしは、大学卒業後にWeb系企業(自社開発事業と受託事業どちらもあり)に入り、大手企業案件を中心に企画開発をしてきた経験があります。
ちなみにWeb系スクールで講師をしていた時期もあり、「入社直後の仕事」についてよく聞かれたので、今回記事にすることにしました。

続編も公開しました。お時間あるときにどうぞ。

新卒入社して半年後に、計1500万以上の案件を納品したときに得たこと

Web系企業に新卒入社して半年後に、制作初期費が合計1500万以上の案件を納品したのですが、そのときに得たことは下記3つですね。

  • やりきる力と自信
  • 時間管理、タスク管理スキル
  • 外注ディレクションスキル

この3つです。

先に経緯や案件概要を説明するので、あとで上記は後ほど解説します。
※大規模の案件も小中規模の案件も、技術的にはやることあまり変わらないので、技術的な話はしないです。

初めての大型案件。まず経緯と案件概要を解説

新卒入社半年後に大型案件を任されるまでの、わたしの経緯は下記のとおり。

大学在学時からIT系スタートアップ企業に入り、アルバイトでプログラミングとデザインを経験
(Webメディアの立ち上げに参画して、外部ライターとの打ち合わせも行う)

新卒でWeb系企業(自社開発事業と受託事業どちらも)に就職

大学時代の実務経験があったため、入社してすぐに大手企業の案件も任せてもらえるようになる
(100万円〜300万程度の規模が中心。たまに10万〜80万程度のLP案件もこなす)

入社して半年後、大手企業案件も並行で進めていて慣れてきた頃に、制作初期費用「1500万円」以上の大型案件を受注

上司から「一人でコーディングしてみて。あとプロジェクトリーダーと協力しつつ、外注ディレクションもよろしく」と任される

経緯は、上記のとおり。
入社前にそこそこ経験は積んでいたので、大手企業の案件も入社してすぐに任されるレベルでした。
仕事に慣れてきて、これまで100万円〜300万円くらいのプロジェクト規模から、いきなり「1500万円」以上の案件を任されることになったという感じですね。

その大型案件の具体的な内容は下記です。

【案件概要】

  • 大手企業サイト:全50ページ程度
  • WordPress構築
  • 特に採用サイト、全国の社員インタビューに時間がかかる
  • 初期費1500万以上(※納品後は、保守契約も)

【体制】

  • プロジェクトリーダー:1名
  • ディレクター:1名
  • デザイナー:1名+アシスタント
  • エンジニア(ディレクション兼務):1名→わたしのみ
  • カメラマン(インタビュー):外注パートナー1名
  • ライター(インタビュー):外注パートナー1名

【わたしの作業範囲】

  • WordPress構築
  • フロントエンド(HTML、CSS、JavaScript)
  • インタビューの構成提案
  • 外注パートナーとのやりとり
  • プロジェクトリーダーの補助

など

上記のような案件を入社半年後に任せてもらえたのですが、WordPressで企業サイトを作るわけなので、技術的にはそこまで難しくはないと思います。

使った技術は下記ですね。

  • HTML
  • CSS
  • JavaScript基礎
  • jQuery
  • PHP基礎
  • WordPress

未経験でも、半年〜1年くらいかければ、上記スキルは十分身につくと思いますよ。

正直デザインやプログラミングを学び始めた頃は、50ページのWebサイトが「1500万円」の価値になるとは思ってなかったです。
ページ単価にしたら、単純に計算して、1ページ「30万円」ですからね。

入社半年後に大型案件を納品して、得たこと

得たことは下記3つです。

  • やりきる力と自信
  • 時間管理、タスク管理スキル
  • 外注ディレクションスキル

ひとつずつ解説します。

やりきる力と自信

はじめての大型案件だったので、プレッシャーもありましたね。
大手企業と仕事をした場合、プレスリリース日、公開日が決まっているので、伸ばせないことも多いですし。

もちろん大型案件ひとつだけに集中すれば十分間に合いますが、ほかにもプロジェクトが並行して進んでいるので、掛け持ちすることになります。

掛け持ちしてプロジェクトを進めることで、

  • 規模に関わらず、期日までにやりきる
  • クライアントが納得してくれるものをつくりきる
  • インタビューされた人が伝えたいことを伝えきれるように、いいインタビューをする

というように、「やりきる力」「やり抜く力」がつきましたね。
クライアントも満足してくれたので、大型案件をはじめて納品できたという自信は、独立した今でもあります。

仮にですが、大型案件を任せてもらえなくても、自信をつける方法もありますよ。

サーバー情報をもらって、模写コーディングをする

模写コーディングで得たスキルで、アレンジする

自分なりに作った成果物を上司に見せる

こんな感じですね。

上司が「任せても大丈夫」と思わなければ、大きな仕事はこないですし、
上司に良い提案をすることで、クライアントワークでも良い提案ができるようになると思います。

時間管理、タスク管理スキル

大型案件1件だけに集中するというケースはほぼないです。
ほかにもプロジェクトが並行して進んでいるので、時間管理やタスク管理も重要になります。

大型案件を任されても、他の仕事に影響が出ないようにするのが、プロだと思ってます。

影響を出さないようにしないといけないので、

  • 時間を生み出す
  • タスクを細分化する
  • タスク管理するためのツールを使いこなす
  • 優先度を決める
  • 自分でなくてもいい場合は他人に任せる

といったスキルが身につきますね。

タスク管理については、下記記事でも解説してますので、お時間あるときにどうぞ。

自分の時間管理も大切なのですが、同じプロジェクトに参画している関係者のタスクとスケジュールも確認するクセはつけたほうがいいです。
1件に対し、ディレクター、デザイナー、エンジニアが関わると思うので、自分のタスクを完了させるために、独りよがりの行動を取れば、チームはバラバラになりますからね。

自分のタスクを共有したり、相手のスケジュールを事前に確認することも大切です。
もしスケジュールが合わなければ、予定調整できるかの確認も必要ですね。

外注ディレクションスキル

今回のプロジェクトの場合、社内にライターとカメラマンがいないので、外部パートナーと連携する必要があります。

わたしの場合、入社半年後に外注ディレクションを任されたため、

  • いかにしてプロジェクトを円滑に進められるか
  • ユーザーに伝わる素材(原稿や写真など)を準備できるかどうか
  • 外部パートナーが気持ちよく仕事できるか

という3点を気をつけました。

クライアントに文章や写真を用意してもらうこともありますが、ユーザー(読む側、見る側)の立場になっていない独りよがりの原稿ができあがることが多いです。
例えば、クライアントの業界やサービス内容などが、誰でも知っているかのように書かれているとかですね。

ユーザーが読んでもわからないのであればサイトを作る意味がないので、外部ライターに依頼する場合も、「よくわからないワードを使っていないか」「簡潔にまとめられているかどうか」をチェックする必要があります。

カメラマンに撮影を依頼する場合も、サイトを見たユーザーがイメージできるかどうかが重要です。
採用サイトなら、求職者が「その企業で働くイメージが湧くかどうか」、「どんなメリットがあるのか」を文章だけでなく、写真で伝えなければいけません。

外部パートナーに気持ちよく仕事してもらうために、事前に仕上がりイメージを共有して理解してもらうことも、外注ディレクションをやるうえでは大切です。

外注ディレクションが身につくと、独立後にも役立つので、積極的に外注パートナーとコミュニケーションを取りましょう。

大手企業案件こなしても、独立して稼げるとは限らない

「Web系企業の業務」と「個人の業務」では、

  • クライアント
  • 予算規模
  • スピード感

この3つが違うので、独立しても稼げるとは限らないです。

クライアントが違う

Web系企業の業務だと、クライアントは「大手企業」が中心
個人での業務だと、クライアントは「中小企業」か「個人事業主」が中心

という感じで、クライアントの規模が違いますね。

わたしの場合、フリーランスとしての仕事は、中小企業がメインですが、大手企業の案件も引き受けることはあります。
過去に何度か大手企業から直接依頼があって請けたことはありますが、基本直では請けないですね。

大手企業の案件を引き受ける場合は、

  • 代理店から紹介されるパターン
  • Web系企業のプロジェクトに参画するパターン
  • 付き合いの長いフリー仲間とチームを組むパターン

上記のどれかです。

予算規模

Webサイト制作案件1件に対しての初期費用が「数千万円」という規模は、個人の業務ではまずないです。

【Web系企業の場合】

「大手企業」のクライアントが多いので、150万〜2000万くらい

【個人の場合】

「中小企業」か「個人事業主」のクライアントが多いので、5万〜150万くらい

予算規模が違うので、大手企業と同じような施策を、中小企業や個人事業主に提案することはできないです。

スピード感

Web系企業の場合、決裁に時間がかかりますね。

上司に相談 → 作る → 上司チェック → 改善 → 打ち合わせ → もう一度修正

こんな感じで、上司とのやりとりや、打ち合わせが入るので、スピードが遅いです。

個人の場合、基本自分の判断なので、チェックも改善も時間がかかりません。

施策を考える → 実装 → クライアントが動作確認 → 改善提案 → 実装

という感じで、「Web系企業の業務」と「個人の業務」では、スピードにも違いが出ます。

独立したいと考えている人は、Web系企業で働きつつ、副業で稼いでみるといいですよ。
副業する場合は、下記で手軽に始められるので、登録して、案件を見てみるのをオススメします。

まとめ

今回の記事のポイントをまとめますが、大型案件で得たことは下記です。

  • やりきる力と自信
  • 時間管理、タスク管理スキル
  • 外注ディレクションスキル

この3つですね。

Web系企業で働くと、規模関わらず案件ひとつに注力できないので、時間管理、タスク管理は重要になってきます。

記事中でも紹介しましたが、下記の記事で実践している管理術も紹介してます。
すべて過去の経験談をベースにお話してますので、お時間あるときにどうぞ。

今後独立は考えている方は、大型案件を担当して、外注ディレクションスキルも身につけておくといいですよ。

大型案件を入社1年目から任され、プロジェクトが成功すると、やりきった感覚と自信が得られます。
独立後、大型案件のプロジェクトに関わったときにも堂々と実績を言えますね。

独立を考えている方は、「Web系企業の業務」と「個人の業務」の違いを理解しておいたほうがいいです。

具体的には、

  • クライアント
  • 予算規模
  • スピード感

この3つが違います。

本業でクライアントワークの実績積みつつ、副業をしてみて、違いを知ることをおすすめします。

続編も公開しました

下記、続編も合わせて読んでいただければと思います。「大型案件を任せてもらえるレベルになるまでにしたこと」について解説してます。