Web系スクールで講師をしていたこともあり、Web業界に入りたい学生やサラリーマンの方から質問をいただくことがあります。

面接について聞かれることもあるのですが、その中でも多いのが下記の質問。

「これから面接を受けるけど、何か気をつけることはありますか?」
「なかなか面接に受からないです。話は盛ったほうがいいですか?」
「短所を聞かれたときに、うまく答えるにはどうすればいいですか?」

上記の質問に答えていこうと思いますが、結論から先にいうと、面接のときは素直になって、伝えるべきです。

ここでは、就活生や、転職活動中の20代会社員向けに、

「素直、正直は強みでもある」

というテーマで経験談を踏まえつつお話します。

わたし自身、現在はフリーランスですが、大学卒業後はWeb系企業に入りました。

就活の経験も含めて、今回はお話してまいります。

これから面接を受ける学生さんやサラリーマンの方は、3分ほどで読める内容ですので、参考にどうぞ。

素直すぎるくらいがちょうどいい

面接をするときに「どうしても受かりたい」という気持ちが強くなる人も多いと思います。

そういった気持ちになると、無意識に自分をよく見せようとしてしまいませんか?

例えば、「なんで今の会社(前職)を辞めたんですか?」と聞かれたとします。

そのときにどうしても受かりたいからという気持ちが出てきて、

「ステップアップするため」
「成長する環境に身を置きたいから」
「やりがいを感じたいから」

とか、前向きな理由を返してしまうと思います。

上記は、自分をよく見せようという気持ちが出てしまっているからかもしれません。

たしかに前の会社の悪口を言うなという意見もあるので、そう答えてしまう人が多いのは理解できます。

悪口を言わないことは大人の対応かもしれませんが、採用担当者(企業側)が知りたいのは「前向きな理由」ではありません。

本当に知りたいことは、「退職した本当の理由」。

つまり、「本心」だと思います。

前職を辞めようと決意した裏には、もちろんステップアップも理由のひとつかもしれませんが、「なにか不満とか嫌なことがあったはず」です。

例えば、「収入が見合わない」とか「同僚と馬が合わない」とか。

なので、常にポジティブな返答をするのではなく、ネガティブな理由でもいいから「素直」に答えるべき

それが「人間らしい」というか、テンプレートっぽい答えにはならないかなと。

ほとんどの人ができすぎたストーリーやポジティブな返答をしようとしているので、素直すぎるくらい「前の会社の嫌だったところ、不満なところ」を話したほうが面接官も話を真剣に聞いてくれますし、面接官の心に届くのではないでしょうか。

仮にネガティブな理由を答えて落ちたら、その企業は「上っ面の薄っぺらい人間」しか採用しないんだろうなと思えば、ヘコむことはなくなりますよ。

【経験談】面接行ったときに「君、素直すぎるね」と言われた

わたしの過去の経験談も少しだけ紹介します。

とあるスタートアップ企業に面接に行ったときの話ですが、自己紹介や志望理由は当たり前のように聞かれました。

ひと通り答えた後、ある質問をされました。

面接官:「短所はなにかありますか?」

わたし:「人前で話すのが、かなり苦手ですね。」

面接官:「かなり苦手なんですか?なにか失敗したエピソードとかありますか?」

わたし:「小さい頃から発表とか人前に立つときに、なんか緊張してしまうんですよね。」

面接官:「うんうん」

わたし:「それは今も変わらなくて、この前のグループ面接でもやらかしてしまいまして…」

面接官:「どんなことをですか?」

わたし:「面接官から質問された時、急に頭が真っ白になってしまい、体感で1分くらい黙ってしまいました…1人だけです。なにを言ったかはあまり覚えてないです(苦笑)」

面接官:「それは盛大に失敗してしまいましたね。でも今は緊張されてなさそうじゃないですか?」

わたし:「面接慣れしたかもしれないです(笑)」

という感じで、自分の短所はすべてさらけ出しました。

当時、就活の面接で短所を聞かれたときは、上記のようなやりとりをしてましたね。

自分の性格のマイナス面もしっかり伝えると、人間味が出るかなと。

ほかにも技術的なスキルを聞かれたときは、「できること」と「できないこと」をハッキリと伝えました

正直に答えすぎて、黙ってじっくりと聞いていた1人の面接官の方が、「今年面接きた学生の中で、一番素直だね。素直なところが誰よりも良いところだと思います」と言われました。

最終面接だったのですが、面接が終わって3日くらいで内定が出ました。

もちろん「素直すぎる」というのは受かった理由の1つに過ぎないと思いますが、内定のメールでは、

誠実な人柄を感じる「素直さ」と、やりたいことに対する「情熱」を強く感じ、一緒に働きたいと思いました。

これは面接の場にいた全員が同じ意見です。

といった内容が加えられており、本当に嬉しかった記憶しかないです。

「できること」と「できないこと」だけでなく、「こんなことやりたい」「こうなりたい」もハッキリ伝えたことが情熱を感じるポイントだったのかもしれません。

応募者のほとんどが、自分をよく見せようとしすぎて、建前で答えてしまう傾向にあると思います。

ですが、お互い貴重な時間を割いているわけなので、時間をムダにする「本音もなにもない面接」はやるべきでないと思ってます。

これは企業側にも言えることです。

お互いに弱みも全部さらけ出して、心(本音)で会話しましょう」ということですね。

まとめ

面接ではどうしても自分をよく見せようとしてしまいがちです。

自分をよく見せるために、ポジティブな返答ばかりする人、話を盛りすぎてしまう人もたくさんいますが、取り繕おうとせず本音を話せる人のほうが印象に残ると思いますよ。

わたしも何度か面接で失敗したこともあり、自分の弱みを吐き出したらスッキリしました。

弱みをさらけ出した結果、企業側からも「学生の中で一番素直さを感じました」と言ってもらえました。

企業の経営者や採用担当者(面接官)は、ポジティブで塗り固められた「建前の返答」より、「本音の返答」を求めています。

綺麗ごとを返しても時間がもったいないので、「素直に」答えたほうが合理的です。

面接だけでなく、企業に入った時も、「素直な人」のほうが吸収力が違います。

新卒ならなおさらですね。

若いうちにスポンジのようにたくさん吸収して、スキルを磨くべき。

高学歴でプライドが高い人もいますが、プライドが高すぎて助言が聞けない高学歴より、素直で情熱がある高卒のほうが成長してしまうというのもよくある話です。

社会に出れば、学歴とか関係なく、同じフィールドに立つことになります。

優秀な人から吸収できるものは吸収して、謙虚さと素直さを持ちつつ、どんどん成長していきましょう。

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下記記事は、「必要な素直」と「不要な素直」について、書いてます。

これから新しい環境に飛び込む方は、ご一読くださいませ。