6月くらいには、「老後資金2000万」問題がかなりニュースになっていましたね。

「年金もらっても毎月5万不足するってどうすればいいんだろう…」
「老後2,000万円も不足!?そんなに貯めてない…給料も少ないしな」

といった不安をもった方たくさんいるのではと思います。

下記の記事で「20、30代が今すぐやるべきこと」を解説しました。

今回はその続編として、

「プランの立て方、月に使えるお金を計算してみる」

ということについて解説したいと思います。

「倍以上のスピードで目標貯蓄額を達成する方法」

も簡単に解説しますので、ご参考いただければと思います。

わたし自身、新卒入社1年目は本業に力を入れつつ、副業も始めていました。
2年目には、お給料をはるかに超えるくらい副業収入もあり、資産形成のスピードを早めることができました。

今回は、過去の経験から執筆してまいります。

20代・30代前半の独身が月に使えるお金

最初に20代・30代前半の独身が月に使えるお金を計算します。

20代の平均年収の中央値で、「300万」程度として考えます。
手取り月収にすると、「17万」くらいですかね。(ボーナス年1回、支給額は2ヶ月分として)

手取りで「17万」とすると、都心で「1K」物件はかなり厳しいですね。
家賃8万だとすると、残り「9万」で生活費などで使うこと考えると、
貯金とか絶望的です。

なので、まずは大きな出費から削ったほうがいいです。
食費とか削っても健康に良くないですし、大きいところからコストカットしなければいけません。

「月8万」の家賃は削減できるならすべきです。

できれば、家賃は「0円」にしたいですが、現実的に厳しいです。
実家でも「2万以上」は、家に納める人も多いと思いますので。

家賃を抑える方法

  • 実家から通えるのであれば、実家
  • 社宅や家賃補助の援助がある会社で労働
  • 誰かと一緒に住む
  • シェアハウス
  • 東南アジアあたり移住
  • 会社や車に寝泊まり

上記ハードすぎる方法もありますが、こんなところですかね。
ベストなのは、「実家」と「社宅や家賃補助の援助がある会社で働く」かのどちらかです。

ただ社宅や家賃補助ありだと、基本給が下がる可能性もありますね。

若い人で独身なら実家でもいいと思います。

1ヶ月のお金の使いみち

家賃が削減できたところで、1ヶ月のお金の使いみちをざっくり計算してみます。
月最低でも「5万」は貯めたいですね。できれば「10万」。

  • 貯金:50,000円
  • 食費:30,000円
  • 住居費:30,000円(実家前提)
  • 通信費:5,000円
  • 医療費:3,000円(歯医者など)
  • 美容院:3,000円
  • 交通費:会社負担
  • 交際費:10,000円
  • 娯楽費:10,000円
  • 自己投資費:10,000円(一部会社負担)
  • その他:20,000円くらい

ざっくりですが、これくらいですかね。
あとは自分で、年収に合わせて、計算してみてくださいませ。

交際費は会社の飲み会とかですね。
ムダな飲み会があれば、断ればいいです。

1回でも断れば、「2〜4時間」は時間が空きますし、「3000円〜5000円」は浮きます。
これが1年でも積み重なればそこそこの時間とお金になるので、
飲み会が多いなと感じてる方は計算したほうが良いです。

自己投資費は、書籍代、株式投資、自分の環境整備などです。
ここはできるだけ削減したくないですし、増やしたい項目です。
若い人は、どこか別の費用を削減して、自己投資費に回したほうがいいですね。

書籍やセミナーは負担してくれる会社が多いと思うので、買ってもらえるものは買ってもらいましょう。
注意なのは、タメにならないセミナーには行かないほうがいいです、時間とお金のムダなので。

何がムダかはお金を使わないと選別できないと思うので、失敗しつつ、お金の使い方を覚えていきましょう。

こんな感じで、毎月最低「5万」貯金できるとすると、

月5万 × 12ヶ月 = 1年で「60万」貯蓄

大学卒業後、30歳までの8年で、

年60万 × 8年 = 8年で「480万」貯蓄

これで、やっと「480万」くらいです。
毎月貯蓄額を少しずつ上げれば、「500万」は十分に超えますね。

それこそ10万円貯蓄できれば、その倍の「960万」貯まります。
20代がここまで貯める必要はないかもしれませんが、あると心の余裕につながりますね。

ちなみに私の場合は大学卒業後、新卒で入社してから1年半で「200万」ほど貯めました。

20代はとにかく働いて、貯蓄するのみです。
ある程度貯金があると、精神的にも経済的にもゆとりができて、新しいチャレンジしやすいですよ。

投資するにしても、元手が多ければ多いほど、有利ですし。
若いうちは、元手が少ないので、自己のスキルを本業で磨きつつ、貯蓄することを優先したほうがいいです。

例えば、金利5%の金融商品に投資しても、

  • 10万 → 1年後は105,000円(利益5000円)
  • 100万 → 1年後は1,050,000円(利益5万円)

元手が多いほうが有利ですよね。

20代後半になったら、
近い将来の大きなイベントである「結婚」「子ども」「転職」のことも考えたプランを立てておく必要がありますね。

結婚後、一般の家族の場合

20代は、とにかく働いて、貯蓄でいいですが、
30前後で結婚と想定した場合も、計算してみましょう。

夫正社員・妻パート・子ども2人という家族構成で、
ざっくり考えてみます。

  • 【夫】年収の平均中央値は約560万
    約560万円 × 38年 = 2億1280万円(大卒で60まで働いた場合)
  • 【妻】パート年収:月8万 × 12ヶ月 = 1年で96万円

上記をベースに考えてみますが、
この記事を読んでいただいている方はご自身の条件で計算してみてください。

「結婚できない男」というドラマで阿部寛さんが演じる主人公の桑野が、
「妻と子供と家のローンは人生の三大不良債権」
という言葉を言っていたの思い出しました。

不良債権かどうかは置いておきますが、一般的に「人生三大出費」と言われているのが、
「住宅」「教育費」「老後資金」
の3つです。

住宅

住宅資金の総額は3500万〜5000万円くらいですかね。(頭金・ローン・修繕含めて)
都心だとそれ以上かかる可能性あります。

教育費

子どもが大学まで通うことを考えると、
公立、私立で大きく変わってきますが、
約700万〜2500万」くらいかかります。

例)幼稚園 → 小中公立 → 高校から私立 → 大学は私立理系:約1,200〜1,300万円

※文系大学のほうが4年間で100万以上安くなります。

国は幼児教育や高等教育の無償化も進めてますが、国や会社には期待しすぎないほうがいいです。
(※これは年金や退職金、賃金などに関しても言えること。)

無償化の対象になれば、ラッキーだなくらいで、
基本的には「自分でどうにかする精神を持つ」ことが大切です。

老後の資金

老後の資金は、国が「90歳まで生きるなら2000万」必要だよ、と発表してます。

1ヶ月に使えるお金を計算

収入

夫:約455万円(手取り収入) × 38年 = 生涯年収は1億7290万円

妻:月8万 × 12ヶ月 × 30年 = 生涯年収は2880万円
(妻は夫より少し働く年数減らしてます。微調整してください。)

合計:2億90万円

支出

住宅資金:4000万

教育資金:1500万 × 2 = 3000万

老後資金:2000万

1ヶ月で使えるお金

2億 – 4000万 – 3000万 – 2000万 = 1億1000万

1億1000万 ÷ 38年 ÷ 12ヶ月 = 約24万

1ヶ月に使えるお金は24万円くらいですかね。

この24万円で、家族4人分の食費、水道光熱費、保険、車、固定資産税など、やりくりする必要があります。
家族旅行も行きたいですし、塾とか習い事もお金かかりますし、カツカツになりそうですね…

貯蓄を倍以上のスピードで加速させる方法

ここまで1ヶ月に使えるお金などおおよそ計算してみましたが、
やはり節約、節約となるとどうしてもどこかで無理が生じる可能性があります。

食費削るのは健康にも良くないですし、そういう小さい節約は小さなストレスが生まれます。

なので、やはり「もっと稼ぐ」ってことにフォーカスして考える必要があります。

本業を頑張るのは当たり前ですが、ただ同じ環境でスキルアップしても正直賃金はなかなか上がらないのが日本企業の現状です。
おそらく日本企業全体がベースアップ(賃金の引き上げ)を行ったとしても、
国全体の物価も押し上げられる可能性があるので、
実質的にそこまで生活は変わらないかなと。

そこで、私がおすすめする3つの方法をご紹介します。

月5万の副業

まずは「副業ができる企業で働く」ことをオススメします。

副業をやるうえで何を仕事にするか迷いますが、
特に「プログラミング」か「Webデザイン」どちらかできれば、月5万は難しくないですね。

月5万 × 12ヶ月 = 60万

年60万 × 30年 = 1800万

毎月5万を達成できれば、老後資金2000万までグッと近づきます。

専業主婦(または主夫)にもオススメ

専業主婦(または主夫)の場合、プログラミングやWebデザインのお仕事は、特に向いていると思います。
スキルを身につけて、在宅で仕事ができるので、子どもとの時間も増えますね。
子どもと家事を優先しつつ、月20万くらい稼ぐことも十分可能です。

月20万 × 12ヶ月 = 240万

年240万 × 10年 = 2400万

家事をしつつ、家で在宅で数時間働いて、月20万稼げるとしたら、
約10年」で老後資金分を稼ぐことができます。

私のまわりにもママをしながら、
1日3〜5時間(時給3000円以上)働いて、
月20万近く、もしくはそれ以上稼ぐ方けっこういるので、
チャレンジしてみる価値はあります。

貯蓄と投資の違いを理解して、投資を始める

現在のメガバンク普通預金の金利はわずか「0.001%」です。
100万円を1年間預けて得られる利子は、わずか「100円」ということですね。

このわずかな金利で100万を2倍にするには、

72 ÷ 0.001% = 7万2000年

銀行に預けていると「2倍」にするのに「7万2000年」かかるということです。
定期預金でも「7200年」くらいかかるかなと思います。

メモ

急に「72」という数字が出てきましたが、これは「72の法則」と投資の世界で呼ばれている式です。

→金融商品に投資するとき、金利の複利効果で、元本を「2倍」にする場合の「投資期間」を概算で求めるための法則なのです。

当然、一度の人生7200年も生きることはできません。

そこで、銀行ではなく、投資した場合を72の法則で考えてみます。

金利10%の金融商品 → 約7.2年 で2倍

金利5%の金融商品 → 約14.4年 で2倍

普通に銀行預金していたら、「2倍」にするのに「7200年」ですからね。
いかに資産運用を早めに始めれば始めるほどいいかがよくわかります。

ちなみに投資の場合、「5%」は決して無理な数字ではなく、十分達成できる数字です。

仮にデフレからインフレになり、日銀のインフレ目標「2%」のとおりいけば、
約30年後くらいには物価が倍になるので、
今手持ちの現金が、資産運用せずそのままなら実質価値が半分の価値に目減りすることになります。

貯蓄と投資の違いを理解して、投資体験を若いうちから始めて見ることをオススメします。

まとめ

人によっては、貯蓄を2000万以下なのかそれ以上なのか変わると思うので、しっかり普段のお金の流れを把握しておく必要があります。

「老後資金2,000万円」の問題は、「現在の価値」で。という話なので、
20・30代の方たちが、数十年後に老後を迎えたとき、物価が倍にでもなっていれば、「老後4,000万円が必要」ということになります。

ただ、日銀のインフレ2%の目標は、達成できそうにないので、物価が倍になることはないかもしれませんが。

どちらにせよ、「貯める・稼ぐ・増やす」という基本方針で、
収入源を増やしておくことが後々困らないです。

場合によっては、海外移住も検討するときも来るかもしれませんね。

お金を使えば使うほど、将来的に増えるというお金持ちがいますが、
お金持ちはお金の使い方が上手なんですよね。

超有名起業家がそういうことを言っていたとしても、
言葉そのまま鵜呑みにして浪費してしまえば、
減るだけです。

使い方をしっかり考えていきましょう。