今年に入って、経済界のトップたちが「終身雇用はもう継続できない」と発言したり、
「人生100年時代、もう年金だけでは暮らせないかも」と話題になりました。
来年オリンピックが控えるなか、不安になるようなニュースが続きましたね。

そのニュースの流れもあり(ニュース以前からも)、
「これからは個人の時代!」
「フリーランス最高!」
といった雰囲気が出てきているように感じてます。

個人的には、「フリーランスはいいよ!早く会社辞めたほうがいい」とは言わないですし、友人にそう言ったこともありません。
全員にフリーランスをおすすめはしないです。

というわけで今回は、

「新卒でフリーランスになろうかな」
「独立したけど、一回会社員に戻ろうかな」

といった悩みをもつ学生や会社員、独立したフリーランスの方向けに、

「選択肢としての会社員はアリ」

というテーマでお話します。

会社員のいいところ

わたし自身フリーランス3年目で、これまで会社員とフリーランス両方経験しましたが、
会社員にもいいところがあるので、5つ挙げてみました。
ひとつずつ解説してまいります。

社会的に信用がある

独立して「ついに自由な生活だーー!」と言いたくなりますが、
社会からの目は意外と冷たいものです。。

まず、クレジットカードの審査が厳しい、ローンが組めない、賃貸借りづらい…
など社会的には会社員よりフリーランスのほうが信用度が低いです。

もし独立するなら、会社を辞める前にクレジットカードを作っておく、ローンを組むなど準備しておく必要があります。

社会的信用度が低いのは金融機関だけではありません。
周りからの目も冷たいものです。

フリーランスという働き方を知らない人には、
「フリーランスってなに?フリーターでしょ?」
と理解されないこともあります。

わたしも以前勤めていた会社の先輩にバッタリ会ったときや、久々にあった大学時代の同級生には、
「フリーランスって稼げる?」
「仕事は常にあるの?」
みたいな質問けっこうされるんですよね。

「なぜ稼げない前提の質問なのか」
「それは人によるのでは。」
と言いたくなるかもしれませんが、
会社員は「毎月の定額お給料」という美味しいものがあります。

この毎月の収入が、会社員のほうが社会的信用度が高い理由であり、正体です。

雑誌とかWebメディアでもたまにみかけますが、
結婚相手の対象にするのも、世間的には公務員や大手企業社員などが一番多いですよね。
それも安心度、信用度の高さからという理由もあります。

会社員というのは、フリーランスより信用度が高いということが一番の良いところなので、
毎月のお給料に感謝して生きましょう。

組織の一員という安心感

フリーランスの場合、基本的には孤独です。

わたし自身、孤独は全く問題としていないのですが、
なかには孤独を感じすぎて辛いという方もいます。

そういう面からみると、会社にいると、あまり孤独を感じることはないですよね。

向き、不向きの問題になってきますが、
やはり会社員は組織の一員として、会社と同じ方向を向いて、頑張れるというのは大きいですね。

なにか大きなプロジェクトを達成すれば、仲間同士で喜べますし、自分の実績にもなります。

また、上司になれば、部下を持ち、チームをまとめるという責任も出てくるでしょう。
上司は部下に仕事を任せ、部下を少しずつ育てていくということにやりがいを感じる方もいるはずです。

部下を教育するというのも出世競争では大事なことなので、
そういう経験が独立して起業するときには役立つかもしれません。

毎月決まった収入がある

毎月決まったお給料がある、数年後の年収が予想できるというのは、
会社員のいいところであるのは間違いないです。

個人での収入がない状態で、独立した人にとって、今月の収入が見込めないというのは大問題です。

会社員をしていると、給料がもらえるのは「当たり前のこと」だと思いがちかもしれません。
ですが、独立したばかりで、仕事をいただくのが精一杯というフリーランスからすれば、
会社員時代の給料って本当にありがたいんだなとひしひしと感じると思います。

有給やボーナスなどありがたい仕組みがある

仕事を休んでいて、お給料ももらえるって素晴らしいです。

フリーランスはいつでも休めますが、休めばその日は無収入です。
不労所得があればまったく問題ないですが、今回は深掘りしません。

また、ボーナスもありがたい仕組みですよね。
頑張れば多くもらえる。会社員にとってはモチベーションがあがります。

会社員のお友達が「ボーナスを何に使うか」みたいな話をしているときは、
いつも笑顔ですからね。

他にも保険や源泉徴収など、フリーランスにとって面倒なお金まわりもすべて会社がやってくれます

会社員にしかないありがたい仕組みがたくさんあり、それが頑張れる原動力にもなります。
感謝しないといけませんね。

お金をもらいながら、学べる

新卒の方であれば、すぐに活躍できるほどスキルはないという方がほとんどではないでしょうか。

会社に一度入ると、教育環境が整っているので、頑張ればスキルアップできます。
しかもお金をもらいながら、学べますからね。

会社によっては、

  • 勉強会・研修などの費用
  • 書籍代
  • パソコンやツールなどの補助
  • 健康診断(学べるとはズレますが、健康は一番の資産です)

上記ほとんどを補助してくれるはずです。

それだけではなく、社内に優秀な上司がいれば、いつでも相談できますよね。
エンジニアであれば、エラーにハマってしまったら、上司に聞けば、すぐ解決です。

独立する前に必要なスキルを、会社からお給料、勉強代補助してもらいながら、
学べるのは感謝しなければなりません。

じゃあどんな感じで就職先を選べばいいですか?

わたしも現在はフリーランスとして活動していますが、
大学在学時にITスタートアップ企業でアルバイトを経験しました。
そして、大学卒業後すぐに、Web制作会社(自社開発あり)に就職しました。

ここまで、会社員のいいところを説明してきましたが、なかには将来的にフリーランスになりたいという方もいると思います。

じゃあ将来的に独立を考えている場合、具体的にどんな感じで就職先を選べばいいか、まとめました。

一番いいのは、IT系スタートアップ

過去の経験や、周りの活躍しているフリーランス仲間から今まで聞いた話をもとにですが、
やはり、業界で選ぶのであれば、IT企業、特に「スタートアップ」がおすすめですね。

スタートアップは、今までにないようなイノベーションを起こす、成長性のあるビジネスモデルを展開する企業のことです。

ただ正直、ITのスタートアップ企業は、給料は全体的に低くて期待できないです。(特に経験値が低い人は)

給料はそこまで期待できないですが、
優秀な人が集まっていて、スピード感があり、自分の成長スピードをさらに加速させることができます

仕事しながら優秀なエンジニアやデザイナーから実践的に学べますし、
私服OKフレックスOKリモートワークOK副業OKの企業も多いのが、スタートアップのいいところです。

大手企業だとわりと縛られることが多いですが、
スタートアップは風通しが良い企業が多いですね。

あとは、人数の少ない会社が多いので、業務量が多くて大変なこともありますが、
会社が小さい分、技術面だけでなく、マーケティング、経営などのすべてが見えるので、
独立するためのスキルを身につけることができるのが、最大のメリットだと思います。

Web制作会社も悪くない

いまいちスタートアップが自分にしっくりこないという方もいると思います。

そういう方は、「実績」のあるWeb制作会社もアリかなと思ってます。

主に、さまざまの業界の企業サイトやECサイトを作るような制作会社をおすすめします。

わたしの場合、大学卒業後の進路を決めるとき、
決めるまでは入りたい業界がいまいち決められずに悩みました。

スタートアップとなると、「教育 × IT」「金融 × IT」「健康 × IT」…など

「特定の業界 × IT」

という感じで、業界が絞られてしまう気がするなー。
と考えていたからです。

スタートアップ企業の方と話す機会をいただいても、
当時やりたいことがわからない、特定の業界に縛られるのが嫌だ、
と考えていた自分にとっては、
心のどこかで「なんか違うな」と感じていました。

そこで、当時働いていたスタートアップ企業の先輩に相談して、
Web系の受託企業であれば、技術学びつつ、いろいろな業界と関われるよ。と聞き、
「それなら将来的にやりたいことが決まるかも」
という感じで、迷いに迷い、選びました。

入った会社は受託だけでなく、自社サービスも運営していたので、
サービス開発・運営のスキルも同時に身につけることが可能な環境でした。

もしWeb制作会社にしようかなと悩んでいる方がいれば、
サービス開発もできる制作会社を選ぶことは、
エンジニアにとっても、デザイナーにとっても、スキルアップに繋がります。

メモ

受託は、クライアントワークから利益を得る。
自社サービス開発は、自社でサービスを企画して作り、運用して、利益を得る。

と思ってください。

制作会社に入ってからは、特定の業務だけでなく、いろんな業務もやらせてもらえると、
独立したとき困らないので、オススメです。(けっこう大変ですが。。)

例えばですが、

エンジニアとして働きつつ、デザインもしくはディレクションの仕事もやらせてもらうとより成長速度がアップします。

デザイナーとして働きつつ、エンジニア(コーディング)もしくはディレクションの仕事をするという逆パターンでもOKです。

  • デザイン + コーディング
  • 〇〇 + ディレクション・マーケティング

という感じでより多くのスキルを身につけることができれば、
フリーランスとして必要最低限のスキルはクリアできます。

まとめ

以上、学生や会社員、独立したフリーランスの方向けに「選択肢としての会社員はアリ」というテーマで話してきました。

今思えばわたし自身、学生時代にスタートアップ企業をすでに経験していたので、
大学卒業後にWeb系企業を選んで間違ってはなかったと思っていますが、
やりたいことが決まっていれば、大卒でスタートアップもアリだったなと思ってます。

もし今この記事を読んでいただいている学生の方は、
IT系スタートアップ(特に自社サービスを開発しているような企業など)でスキルを磨くという選択肢をおすすめします。

将来的に独立したいという気持ちがあれば、
もちろん自分次第でもありますが、より成長スピードがアップする環境を選びましょう。

インターンを募集しているスタートアップ企業は多いので、
探してすぐ連絡してみるといいですよ。
近くの飲食店やコンビニでアルバイトするより、きっと成長できるチャンスがあるはずです。

今まったく違う業界で働いているという社会人の方は、
プログラミングやデザインを学べるスクールが最近は増えているので、
今の会社をやめずに通ってみることをおすすめします。
スクールではなく、もちろん独学でも構わないです。

将来的に、フリーランスになりたいと考えているのであれば、ぜひ今すぐ少しずつチャレンジしてみてください。