Photoshopは一般的には写真の加工を主に行うソフトと言われていますが、
「ブラシツール」を使えば、実際に絵筆で描いたような描画を再現することが可能です。

「ブラシツール」は、先端の形状やブラシの太さを設定することで、様々な表現をすることができます。

また、ペンタブレット(ペン型のマウスのようなデバイス)を使うことで筆圧まで再現できるため、
絵画、イラスト、漫画、模様などを描く際にも用いられることがあります。
タブレットの種類にもよりますが、タブレットの筆圧、角度、回転、太さ感知により、マウスよりさらに線が細かくキレイな描画をすることも可能です。

では、さっそくブラシの設定をして、描画をしていきたいと思います。

ブラシの設定

まずは、任意の大きさで、新規ファイルを作成しください。
新規ファイルの作成の方法がわからない方は、下記記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

今回は、

幅: 1000 ピクセル
高さ: 800 ピクセル
解像度: 72 ピクセル/インチ
カラーモード: RGBカラー 8bit
カンバスカラー: 白

に設定しています。

新規ファイルが作成できたら、ツールパネルの「ブラシツール」を選択します。

(ショートカットキーは、Bです。)

ブラシツール

オプションバーでブラシの「太さ」と「硬さ」を変更するため、[ブラシプリセットピッカー]を開きます。
ここから好きなブラシを選択して、描画色を設定して、描画していきます。

ブラシプリセットピッカーで設定する

直径」は、ブラシの太さを調節することができます。

硬さ」は、ブラシのぼかし具合を調整することができ、
数値が低いほどぼかした塗り(柔らかいタッチ)で描画、
数値が高いほどはっきりした塗り(硬いタッチ)で描画できます。

ブラシプリセットピッカーで直径・硬さを設定する

ブラシの形状」は、様々な種類のブラシを選択することができます。

ブラシプリセットピッカーでブラシの形状を設定する

今回は、

直径: 20px
硬さ: 0%
ブラシの形状: わずかなにじみ

に指定しています。

もう一つ設定を確認します。

オプションバーで、

不透明度(インクの透明度): 100%
流量(インクの量): 100%

に設定します。

ポイント

不透明度」は、ブラシのインクの透明度を設定します。
流量」は、ブラシから出るインクの量を設定します。

「流量」「不透明度」は値を下げると線が透明になりますが、 「流量」は少しかすれたような線になります。

オプションバーでブラシの透明度・流量を設定

ブラシの設定ができました。

色も設定して、描画してみよう

実際に描画する前に描画色も設定しましょう。

ブラシの描画色は、「カラーパネル」か「スウォッチパネル」で設定します。
今回は、「スウォッチパネル」で設定します。

色の指定方法がわからない方は、下記記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

今回は、色をパステルレッドに設定します。

ブラシの色をスウォッチパネルで設定

描画色が指定したパステルレッドに変更されていることを確認してから、白いカンバス上をドラッグしてみましょう。
白いカンバス上をドラッグすることで、色を塗ることができます。

ブラシツールの使い方

今度は、ブラシの太さを変えてみましょう。
ブラシの太さを変えるには先ほど紹介したオプションバーの[ブラシプリセットピッカー]を開くことで設定できますが、
面倒なので、ショートカットキーを紹介します。

覚えようショートカット

ブラシの直径の太さを変えるショートカットは、効率よく色を塗りつぶすときに使えるので、覚えておきましょう。

Macの場合

大きくする → ]

小さくする → [

Windowsの場合

大きくする → ]

小さくする → [

広い領域を効率よく塗りつぶすときはショートカットで直径を太くしましょう。

細かい部分を塗りつぶすときは、ショートカットでブラシの直径を細くして、
拡大・縮小のショートカットや移動のショートカットなどを使いつつ、
効率よく塗りつぶしましょう。

いろいろなブラシを使ってみよう

Photoshopのブラシツールは、標準で様々なブラシを使うことができます。

オプションバーでブラシの設定を変更するため、[ブラシプリセットピッカー]を開きましょう。

ブラシプリセットピッカーを開くと、様々なブラシがすでに選択できるのですが、
他にもブラシがあるので、表示させます。
ブラシプリセットピッカーの右上の歯車アイコンをクリックします。

ブラシツールでいろいろなブラシを使う方法

歯車のアイコンをクリックした後、メニューが表示されるので、「レガシーブラシ」を選択します。
「レガシー」とは、「遺産」という意味がありますが、旧バージョンにあったブラシと考えてください。

ブラシツールで旧バージョンのブラシを使う

「レガシーブラシ」ブラシセットをブラシプリセットのリストに戻しますか?というボックスが表示されるので、
「OK」ボタンをクリックします。

ブラシツールで旧バージョンのブラシを使う

ブラシプリセットの一番下に「レガシーブラシ」というブラシグループが追加されました。

ブラシツールで旧バージョンのブラシを使う

任意のブラシに変更して、描画してみましょう。
今回は、「レガシーブラシ」の「ナチュラルブラシ 2」グループの中にある「チョーク(濃)」を選択してください。

ブラシツールで旧バージョンのブラシを使う

「チョーク(濃)」を選択できたら、実際にドラックしましょう。

ブラシツールの使い方

チョークのような質感で、描画ができました。

まとめ

この記事のまとめ

  • オプションバーの[ブラシプリセットピッカー]、「直径」「硬さ」「ブラシの形状」などブラシの設定を変更できる。
  • 「直径」は、ブラシの太さを調節できる。
  • 「硬さ」は、ブラシのぼかし具合を調整できる。
  • 「ブラシの形状」は、様々な種類のブラシを選択できる。
  • 「流量」「不透明度」は同じく値を下げると線が透明になるが、 「流量」は少しかすれたような線になる。