Webデザインなどをするときは、シェイプツールで図形を作成することが多いです。
今回は、Photoshopの初心者の方向けに、シェイプツールの基本や図形の作成の方法を解説してまいります。

実際にツールで描画しながら、いろいろ試してみてください。

では、さっそく説明してまいります。

シェイプツールの基本

長方形や楕円形、多角形などの図形描画ツールを全て合わせて、「シェイプツール」と呼びます。
ツールパネルの左側、赤枠部分が「シェイプツール」群で、全部で6種類あります。

シェイプツールの基礎

「シェイプツール」で作成した図形(オブジェクト)は、ビットマップデータではなく、ベクターデータとして扱われます。
ビットマップデータとベクターデータの違いがわからない方は、下記記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

ベクターデータは、拡大・縮小を何度も繰り返しても、画質が劣化しないという特徴があります。
「シェイプツール」で作成したオブジェクトは、後から大きさを変更したり、変形したりすることが可能です。

3つの種類(モード)がある

オプションバーを確認すると、「シェイプ」「パス」「ピクセル」の3つのモードを切り替えるプルダウンメニューがあります。
この3つは、「シェイプツール」で作成できるモードです。

シェイプツールの基礎

シェイプモード

ベクターデータでオブジェクトを描画することができ、描画したオブジェクトは自動的に「シェイプレイヤー」が作成されます。
オブジェクトを描画した後も形状、サイズ、色を自由に変更することができます。
(※レイヤーについては、別記事で詳しく解説します。)

パスモード

図形のアウトライン(輪郭)の情報だけを持つベクターデータを作成することできます。
作業用のパスとして作成されます。
パスそのものは実体をもたないデータのため印刷などの出力には用いられませんが、
パスとして保存することで選択範囲を作成できるというメリットがあります。
主に選択範囲を作成する際などに利用されます。

ピクセルモード

指定した色で塗りつぶされたオブジェクトを描画します。
選択したレイヤーを直接塗りつぶすため、シェイプモードとは違い、
オブジェクトを描画した後に形状、サイズ、色を後から編集することができません。

シェイプを描いてみよう – 長方形ツール

Photoshopウィンドウのツールパネルから「長方形ツール」を選択します。

長方形ツールの使い方

オプションバーのツールモードは、「シェイプ」を選択します。

シェイプツールの基礎

オプションバーの「塗り」はシェイプの塗り色「線」はシェイプの線を設定できます。

「塗り」のカラーボックスをクリックして、
「べた塗り」が選択されていることを確認し、
スウォッチより「パステルシアン」を選択します。

シェイプツールの基礎

シェイプツールの設定では「べた塗り」以外に「カラーなし(塗りなし)」「グラデーション」「パターン」を設定することができます。
「カラーピッカー」から任意の色を選択することも可能です。

シェイプツールの設定が完了したら、カンバス上をドラッグしてください。
ドラックした大きさで長方形が描画できます。

長方形ツールの使い方

オブジェクトを描画した後、「レイヤーパネル」を確認してみてください。
「長方形1」という名称の「レイヤー」が自動的に作成されます。
(※レイヤーについては、別記事で詳しく解説します。)

※レイヤーパネルが表示されていない場合は、メニューバーの[ウィンドウ] → [レイヤー]から表示してください。

シェイプツールの基礎

正方形を描いてみよう

正方形を描画する方法をご紹介します。

Macの場合は、shiftを押しながら、ドラックしてみてください。

Windowsの場合も同様、Shiftを押しながら、ドラックしてみてください。

正方形が描画できます。

長方形ツールで正方形を描画する方法

また、中心から描画したいときもあります。

Macの場合は、optionを押しながら、ドラックしてみてください。

Windowsの場合も同様、Altを押しながら、ドラックしてみてください。

さらにShiftキーも組み合わせると、中心から正方形が描画できるので、実際にやってみてください。

いろいろなシェイプツールで描こう

角丸長方形ツール

角が丸い四角形を作りたいときは、Photoshopウィンドウのツールパネルから「角丸長方形ツール」を選択します。

角丸長方形ツールの使い方

角の丸み具合は変更することができます。
オプションバーの「角丸の半径」の数値を変更します。

今回は、「5px」に設定していますが、数値を大きくすればするほど角が丸くなります。

角丸長方形ツールの使い方

注意しよう

レイヤー選択しているときに、別のシェイプを描くと、選んでいたレイヤーにそのまま追加される場合があります。
レイヤーの選択を解除(選択されていない状態)してから、別のシェイプを描くようにクセをつけましょう。

(※レイヤーについては、別記事で詳しく解説します。)

シェイプツールの基礎 シェイプレイヤー
シェイプツールの基礎 シェイプレイヤー

※レイヤーパネルが表示されていない場合は、メニューバーの[ウィンドウ] → [レイヤー]から表示してください。

楕円形ツール

Photoshopウィンドウのツールパネルから「楕円形ツール」を選択します。

楕円形ツールの使い方

Macの場合は、shiftを押しながら、ドラックしてみてください。

Windowsの場合も同様、Shiftを押しながら、ドラックしてみてください。

正方形と同様の方法で、正円形を描画できます。

楕円形ツールで正円形を描画

多角形ツール

Photoshopウィンドウのツールパネルから「多角形ツール」を選択します。
このツールは、三角形や五角形などの図形を描画できます。

多角形ツールの使い方

角数を変えるには、オプションバーの「角数」の数値を変更します。
「3」に設定すると、三角形が描画できます。

多角形ツールで三角形を描画

「5」に設定すると、五角形が描画できます。
数値を大きくすればするほど角が増えます。

多角形ツールで五角形を描画

ラインツール

Photoshopウィンドウのツールパネルから「ラインツール」を選択します。

ラインツールの使い方

オプションバーで線の太さを設定します。
今回は、「5px」に設定していますが、数値を大きくすればするほど太さが太くなります。

縦に垂直に、もしくは、横に水平に線を引きたいときは、
Shiftを押しながらドラックしてください。

水平0度、斜め45度、垂直90度の線に自動的に調整してくれます。

ラインツールの使い方

カスタムシェイプツール

Photoshopウィンドウのツールパネルから「カスタムシェイプツール」を選択します。

カスタムシェイプツールの使い方

「カスタムシェイプツール」は、決まった形のオブジェクトやアイコンなど、ドラッグするだけで描画できるツールです。

Photoshopには、あらかじめインストールされているオブジェクトがあります。
例えばですが、「矢印」「吹き出し」「ハート」など様々なオブジェクトをドラックするだけで、描画することができます。

カスタムシェイプツールの使い方

本記事では割愛しますが、カスタムシェイプの素材をWebで見つけてインストールすることで、
もっとたくさんのオブジェクトを簡単に描画できて様々なデザインを作ることができます。

サイズの数値を指定して、シェイプを作成してみよう

あらかじめサイズが決まっている場合は、図形の縦横サイズの数値を入力・修正できる機能がシェイプツールには用意されています。

今回は、長方形ツールを使用して説明します。
まずはツールパネルから「長方形ツール」を選んでください。
カンバス上でクリックすると、[長方形を作成]ダイアログボックスが表示されるので、シェイプのサイズを設定します。

図形ツールで幅と高さを指定して、描画

幅: 300px

高さ: 300px

数値を入力したら、「OK」をクリックします。

これで、300px ✕ 300px の正方形が作成できました。

図形ツールで幅と高さを指定して、描画

作成した長方形のサイズをオプションバーで修正する方法もご紹介します。

「長方形ツール」を選択した状態で、オプションバーを確認すると、
「W:」と「H:」が入力できるボックスがあります。

「W:」は、Width:幅という意味です。
「H:」は、Height:高さという意味です。

幅を400pxに、高さを400pxに入力し直します。

ここで、幅と高さの真ん中にある「シェイプの幅と高さをリンク」というボタンを押し、
幅を400pxに変更すると、高さも縦横比を保ったまま、自動的に変更してくれます。
縦横比を保ちたい場合は、「シェイプの幅と高さをリンク」というボタンを押して、変更しましょう。

図形ツールで幅と高さを指定して、修正

サイズが変更できました。

図形ツールで幅と高さを指定して、修正

まとめ

この記事のまとめ

  • 長方形、角丸長方形、楕円形、多角形などの図形を描画するツールを総称して「シェイプツール」という。
  • シェイプツールは、シェイプ・パス・ピクセルの3つのモードをオプションバーから選択できる。
  • 各シェイプツールでカンバス上をドラッグすることで、図形を描くことができる。
  • ツールでドラッグする際にShiftキーを押しながらドラッグすると、図形の縦横比を保ったまま描画できる。
  • あらかじめ描きたいオブジェクトのサイズが決まっている場合は、カンバス上をクリック後、幅・高さの数値を直接入力して描画できる。