Webデザインをする場合は、必ず文字を扱うことになります。
今回は、Photoshop初心者の方向けに、文字ツールの基本である入力や変更方法を解説してまいります。
「横書き文字ツール」や「縦書き文字ツール」を使用することで、
ドキュメントにテキストを入力することができます。
実際に手を動かしながら、覚えていきましょう。
横書き文字ツールで、文字の入力をする
まずは、任意の大きさで、新規ファイルを作成しください。
新規ファイルの作成の方法がわからない方は、下記記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。
今回は、
幅: 1000 ピクセル
高さ: 800 ピクセル
解像度: 72 ピクセル/インチ
カラーモード: RGBカラー 8bit
カンバスカラー: 白
に設定しています。
新規ファイルが作成できたら、ツールパネルの「横書き文字ツール」を選択します。

覚えようショートカット
「文字ツール」のショートカットは、よく使うので覚えておきましょう。
Tを押す。
オプションバーで
「フォント(文字の種類)」
「文字のスタイル・太さ」
「フォントサイズ(文字のサイズ)」
を設定していきます。
今回は、
フォント: メイリオ(Macの方は、ヒラギノ角ゴProでも構いません。)
文字のスタイル・太さ: レギュラー
フォントサイズ: 30px
に設定しています。

次にカンバス上の好きな場所をクリックして、文字を入力する位置を決定してください。
クリックしたポイントにカーソルが点滅表示されるので、なんでも構わないので、入力してください。
今回は、
「 リスナビ 」と入力した後にEnterキーで改行します。
2行目には、「 Photoshop文字ツールの使い方 」と入力しました。
入力が完了したら、オプションバーにある「〇(確定)」ボタンをクリックしてください。
クリックすると、入力が確定されます。

覚えようショートカット
オプションバーにある「〇」ボタンをわざわざクリックしなくても、ショートカットのほうが早いです。
「文字ツール」入力後の確定のショートカットは、よく使うので覚えておきましょう。
Macの場合
⌘(command)+return(enter)
Windowsの場合
Ctrl+Enter
文字の入力が完了後、「レイヤーパネル」を確認してみてください。
入力した文字の「レイヤー」が自動的に作成されています。
(※レイヤーについては、別記事で詳しく解説します。)
※レイヤーパネルが表示されていない場合は、メニューバーの[ウィンドウ] → [レイヤー]から表示してください。

文字入力後に自動的に作成された「文字レイヤー」は通常のレイヤーとは違い、
グラデーションやフィルターなどを使用して編集することはできません。
ただし、ラスタライズという作業を行えば、可能になります。
(※ラスタライズに関しては、また別の記事にして詳しく説明したいと思います。)
縦書き文字ツールで、文字の入力をする
ツールパネルの「縦書き文字ツール」を選択します。

選択したら、カンバス上をクリックして、入力しましょう。
縦書きで入力することができました。

文字の一部を修正する
入力した文字列の一部分だけ選択して、フォント、サイズ、色、文言などを修正することもできます。
文字ツールを選択している状態で、変更したい「文字レイヤー」の上にカーソルをあわせます。
カーソルをあわせたら、変更したい文字列をドラッグするだけで文字の選択をすることができます。

あとは、ドラッグで選択した文字列を修正して、「〇(確定)」ボタンをクリックして入力を確定しましょう。
もしくは、先ほど紹介したショートカットを使って、確定します。
Macの場合は、⌘(command)+return(enter)
Windowsの場合は、Ctrl+Enterです。

文字の移動をする
文字を入力した後は、移動したい「文字レイヤー」を選択してから、
「移動ツール」でドラッグするだけで動かすことが可能になります。
ツールパネルから「移動ツール」を選択して、実際に移動してみましょう。

まとめ
この記事のまとめ
- 「文字ツール」で入力している時は、Enterキーで改行できる。
- 文字入力後は、Macの場合は、⌘(command) + return(enter)
Windowsの場合は、Ctrl + Enter
で確定させる。 - 文字を修正する場合は、「文字レイヤー」の上にカーソルをあわせて、修正したい文字列をドラッグで選択する。
- 移動したい「文字レイヤー」を選択してから、「移動ツール」でドラッグするだけで文字を移動できる。