Photoshopでの画像加工は、選択範囲、選択ツールを理解することがとても重要です。
今回はPhotoshop初心者向けに、選択範囲の作成・解除などの基本と、
画像の切り抜き方法をご紹介します。
実際に「長方形選択ツール」と「楕円形選択ツール」で、
写真の一部を選択して切り抜く方法を、
わかりやすく説明してまいります。
選択範囲とは
画像の加工や編集を行うと、通常は画像全体に適用されます。
ですが、今回学ぶ「選択範囲」という機能を使うことで、画像加工が適用される領域を制限することができます。
Photoshopで何らかの画像処理をする場合は、
画像全体に対して画像加工することもありますが、
選択範囲を作成して画像加工するワザをよく使います。
これからWebデザインを始めたいという方は、「選択範囲」という機能を覚えることが重要なので、覚えておきましょう。
長方形選択ツールで画像を四角く切り抜いてみよう
実際に選択範囲を作成して、画像を加工します。
まずは、ツールパネルの「長方形選択ツール」をクリックします。
「長方形選択ツール」は、文字通り、長方形の選択範囲を作成することができます。

「長方形選択ツール」を使用して、切り抜いてみましょう。
下の写真のように、赤矢印の方向にドラッグします。

点滅する破線内が選択範囲です。
選択範囲が作成されたら、
メニューバーの[イメージ] → [切り抜き]を選択します。

選択した範囲で、画像が切り抜かれました。

メモ
正方形の選択範囲を作成したい場合は、
Mac・Windows両方ともに、
Shiftキーを押しながらドラッグします。
また、Macの場合はoptionを押しながら、
Windowsの場合はAltを押しながら、
ドラッグすると、ドラッグ開始地点を中心に選択範囲を作成することができます。
楕円形選択ツールで選択範囲を作成してみよう
ツールパネルの「楕円形選択ツール」をクリックします。
「楕円形選択ツール」は、文字通り、楕円形の選択範囲を作成することができます。

Macの場合はoption+shift
Windowsの場合はAlt+Shift
を組み合わせてドラッグすると、ドラッグ開始地点を中心に、正円形で選択範囲を作成できます。

正円の選択範囲が作成できました。
選択範囲の解除をしてみよう
すべての選択範囲を解除したいときは、
メニューバーの[選択範囲] → [選択を解除]をクリックすると、
すべての選択範囲を解除することができます。

覚えようショートカット
選択範囲の解除のショートカットは、よく使うので覚えておきましょう。
Macの場合
⌘(command)+D
Windowsの場合
Ctrl+D
まとめ
この記事のまとめ
- 「長方形選択ツール」で、カンバス上をドラッグすると、長方形の選択範囲を作成できる。
- 「楕円形選択ツール」で、カンバス上をドラッグすると、楕円形の選択範囲を作成できる。
- 選択範囲の解除のショートカットは、
Macの場合は⌘(command)+D、Windowsの場合はCtrl+D