今回は、Photoshop初心者向けに、レイヤースタイル(レイヤー効果)の基本的な使い方について解説してまいります。

具体的には、レイヤースタイルの基本的な使い方を図解で説明しつつ、各スタイルの種類のご紹介もします。

「レイヤーってなに?」
「レイヤーパネルに触れたことがない」
という方は、下記の記事を読んでから、本記事を読んでいただくことをオススメします。

レイヤースタイル(レイヤー効果)とは

レイヤースタイル(レイヤー効果ともいいます)は、
特定のレイヤーやグループに対して、
影をつけたり、境界線をつけたり、簡単に特殊な効果を加えることができる機能です。

たとえば、文字に境界線や影をつけたりすることで、見やすくしたり、目立たせたりすることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)とは

レイヤースタイルを使うメリット

一度特殊効果を設定すると、あとでも自由に変更できる

Webデザインの場合は、クライアントにデザインを提出したときに必ず修正点が出てきます。
配色を大幅に変えた場合は、レイヤースタイルも合わせて微調整することがよくあります。

レイヤースタイルは、あとから自由に調整することが可能というメリットがあります。

ほかのレイヤーにも同じ特殊効果を加えることができる

関連するオブジェクトには同じ効果を加えたほうがキレイにまとまりやすいですが、
いちいちそれぞれのレイヤーに効果を設定していたら時間の無駄ですし、デザインがバラバラになってしまうかもしれません。

レイヤースタイルは、ほかのレイヤーに対して、同じ特殊効果をコピペするだけで再現することが可能です。
再現性にも優れているので、覚えておきましょう。

レイヤースタイルを加えてみよう

実際に文字にレイヤースタイルを設定してみましょう。

「横書き文字ツール」で文字を入力します。

フォント: メイリオ(Macでメイリオない方はヒラギノ角ゴProでも構いません。)
文字の太さ: レギュラー
フォントサイズ: 50px

今回は上記の設定にします。
設定ができたら、なんでも良いので文字を入力してください。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方

次に、特殊効果を加えたいレイヤーを選択します。
レイヤーを選択したら、パネル下部の「レイヤースタイルを追加(fx)」ボタンをクリックします。
クリックすると特殊効果のメニューが表示されるので、
今回は、「境界線」を選択します。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方

選択したレイヤースタイルの詳細な設定を行うためのダイアログボックスが表示されます。
このダイアログボックスで、各種設定を行い、「OK」ボタンを押すと、効果を加えることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 境界線

レイヤースタイルが追加できました。
レイヤースタイルを追加したレイヤーは、下記のような表示になります。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 境界線

ポイント

レイヤー名の上ではない場所をダブルクリックして、レイヤースタイルを設定することもできます。
この方法のほうが早いと思いますが、やりやすい方法でやりましょう。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方

ここで注意してほしいのは、レイヤー名をダブルクリックしてしまうと、レイヤー名の編集になってしまいます
レイヤーパネルはクリックするポイントに注意するようにしてください。

レイヤースタイルを組み合わせる

さきほどは、「境界線」の効果を加えましたが、さらに「ドロップシャドウ」という効果も加えてみましょう。

特殊効果を加えたいレイヤーをダブルクリックします。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 ドロップシャドウ

[レイヤースタイル]ダイアログボックスが開きます。

[ドロップシャドウ]を選択し、各種設定を行い、「OK」ボタンを押すと、影を加えることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 ドロップシャドウ

では、レイヤースタイルで効果を加える前のテキストと、加えた後のテキストを比較してみます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方

上のテキストは特殊効果を加える前のテキストです。下のテキストが特殊効果を加えた後のテキストです。
このように効果を加えられるので、デザインの幅が広がります。

レイヤースタイルをコピペする

別のオブジェクトにも同じ効果を適用したいと思います。

レイヤーパネルで「効果」の部分にカーソルを合わせてください。

Macの場合は、optionを押しながらドラッグします。

Windowsの場合は、Altを押しながらドラッグします。

ドラッグすると、薄く「fx 効果」と表示されているので、
効果を適用したいレイヤーまでドラッグします。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 レイヤースタイルをコピー・複製

これで、他のオブジェクトにも同じ効果を適用することができました。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 レイヤースタイルをコピー・複製

ポイント

レイヤーパネルで「効果」の部分にカーソルを合わせてから、
Macの場合は、optionを押しながら、効果を適用したいレイヤーまでドラッグします。

Windowsの場合は、Altを押しながら効果を適用したいレイヤーまでドラッグします。

レイヤースタイルを非表示にする

レイヤースタイルは、「目」のマークをクリックすることで、
一時的に表示・非表示を切り替えることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 表示切り替え

レイヤースタイルを削除する

レイヤーパネルで「効果」の部分にカーソルを合わせて、
パネル下部のゴミ箱までドラッグする
と、
レイヤースタイルを削除することができます。

ここで注意してほしいのは、レイヤーをそのままゴミ箱にドラッグしてしまうと、レイヤー自体が削除されてしまいます
「効果」の部分にカーソルを合わせて、ゴミ箱にドラッグしましょう。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 レイヤースタイルの削除

また、レイヤーを右クリックして、
[レイヤースタイルを消去]を選択する方法で、
削除することもできます。

レイヤースタイルの種類

ベベルとエンボス

ハイライトとシャドウを設定して、立体感を出すことができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 ベベルとエンボス

境界線

画像や文字に境界線をつけることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 境界線

シャドウ(内側)

画像や文字の内側に影をつけて、くぼみを表現することができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 シャドウ(内側)

光彩(内側)

画像や文字の内側にぼかした色をつけ、光っているような効果を加えることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 光彩(内側)

サテン

光沢、ツヤを出すことができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 サテン

カラーオーバーレイ

選択した色でぬりつぶすことができます。

グラデーションオーバーレイ

グラデーションを設定し、塗りつぶすことができます。

パターンオーバーレイ

パターンを設定し、塗りつぶすことができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 パターンオーバーレイ

光彩(外側)

画像や文字の外側にぼかした色をつけ、光っているような効果を加えることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 光彩(外側)

ドロップシャドウ

影をつけることができます。

Photoshopのレイヤースタイル(レイヤー効果)の使い方 ドロップシャドウ

まとめ

この記事のまとめ

  • レイヤースタイル(レイヤー効果)は、レイヤーやグループに対して、簡単に特殊な効果を加えることができる機能。
  • レイヤースタイルは、あとでも自由に変更でき、他のレイヤーにも同じ特殊効果をそのまま適用できる。
  • 特殊効果を加えたいレイヤーを選択し、パネル下部の「レイヤースタイルを追加(fx)」ボタン、もしくはレイヤーをダブルクリックして、レイヤー効果の設定を行う。
  • レイヤースタイルは、複数の特殊効果を追加して、組み合わせることができる。
  • レイヤースタイルの複製は、Macの場合はoptionを押しながら複製したいレイヤーまでドラッグする。
    Windowsの場合はAltを押しながらドラッグする。
  • 「目」のマークをクリックすることで、一時的に表示・非表示を切り替えることができる。
  • レイヤースタイルの削除は、レイヤーパネルで「効果」の部分にカーソルを合わせて、パネル下部のゴミ箱までドラッグする。