「会社に入ってから、勉強しようとは思ってるけどなかなか時間が取れない」
「これからフリーランス目指すためにスキルを磨きたいけど、時間がない」
上記のように、社会人になってから学習する時間が減ったという人も多いと思いますが、
本当は「学習しないといけない」とも内心思っているはずです。
今回は、20代前半の会社員や、将来的に独立を目指す方向けに、
「成長する人が実践しているシンプルなこと」
について、お話してまいります。
わたし自身、現在フリーランスとして生計を立てていますが、
「毎日常に新しいことを積み重ねる」「継続する」と決めて、行動することを心がけています。
新卒1年目の会社員のころから、毎日学習し続け、
結果的に独立後もご飯が食べていけるようになりました。
そういった小さな成功体験も踏まえ、お話してまいります。
忙しいは言い訳にならない、言い訳にしてはいけない

いまいち成長が実感できない、学習したいけど時間が取れないという人には共通点があります。
- 忙しい、時間がないと言う
- 本当は時間があるのに時間をムダにしている
- やってはいるが、3日も続かない
上記のようなパターンが多いですね。
自分でも自覚しているが、なかなか行動に移せない人もいると思います。
そういう方は、下記をまずやってみてください。
- 言い訳をやめる
- 時間を見直す
- いつも続かないなら、時間を決めて動く
一つずつ説明します。
言い訳をやめる
まずは「忙しい」とか「時間がない」という言い訳を言うのをやめましょう。
正直、忙しいを言ってる人は、60歳超えてもまだ言っていると思います。
国のトップでも、超富裕層でもない人が忙しいはずがないですよ。
安倍さん、トランプさんを支持するとかそういうことではないですが、
ニュースを見れば、国のトップの人たちが、どれだけ忙しいかよくわかると思います。
口癖や私生活をまずは見直しましょう。
時間を見直す
実は時間があるのに、他に時間を使ってしまっている可能性があります。
家に帰ってからの過ごし方や、スキマ時間は特に見直しましょう。
具体的には、
- 電車移動
- 家でのご飯、風呂以外の時間
- 休日
自分が上記の時間でいつもなにをしているか、行動の記録を取ればよく分かると思います。
いつも続かないなら、時間を決めて動く
学習し始めることはいいのですが、毎日続かない人が大半です。
続かないことには理由があります。
- 今日は疲れた
- 今日は忙しかった
- 今日は眠い
だいたい上記が多いです。
気持ちはわかりますが、すべて言い訳になってしまいます。
5分でもいいからやることが大切なことかなと、わたしは思います。
なかなか続かない人は、「必ずこの時間は学習する」というところから始めましょう。
例えば、
帰ってきて、すぐご飯を食べる
↓
食べた後に、すぐお風呂
↓
お風呂を上がり次第、9時から学習
↓
0時就寝
という感じで予定を立てて、実行してみましょう。
自主的にやらないと続かない
学習を続けようと思って、時間を決めたものの、それでも続かないことがあります。
そもそも学習を始めるきっかけとして、
- 上司からこの資格をとれと言われた
- 副業をやったほうがいいかも
- 英語は勉強しておいたほうが良いと言われた
上記のように目的がなく、曖昧なパターンが多いと思います。
自主的ではなく、強制的な学習はだいたい続かないですよ。
学校の宿題も同様ですが、
「親がやれといったからやる」というのと、
「帰って宿題すぐ終わらせて遊ぶ」というのでは、
終わるスピードもまったく変わると思います。
成長する人は、強制的に動かされるのではなく、自主的に動いている人が多いと思います。
当たり前かもしれないですが、できない人が大半ですからね。
自主的でない人のパターン
自主的でない人は、「仕事が忙しい」「会社の仕事が多すぎる」とか、だいたい言いますね。
- 今日は忙しい → 30分しか勉強できなさそう → 帰ったけど今日は休もう
- 明日から長期休みだ → 明日から勉強しよう → 翌日寝すぎてダラダラして終わる
- 今日は疲れた、眠い → 今日は勉強しなくていいや → テレビ見て気づいたら寝てた
自主的に動く人のパターン
自主的な人は、「忙しかったけど、少しだけやろう」という他責にしない思考を持ってますね。
- 今日は忙しい → 30分しか勉強できなさそう → 30分で英単語だけ少しやろう
- 明日から長期休みだ → 今日の夜少しやって、予定立てて寝よう → 朝起きたら8時〜15時まで勉強する
- 今日は疲れた、眠い → 早めに寝て、早起きしよう → 早めに起きて、1時間学習してから通勤
上記のように、思考の部分でまず大きな差があると思います。
自主的に動くか、動かないかは、
自分の意志と選択で決まるわけですが、
本当に成長したいなら自主的に動く側にまわりましょう。
成長する人が実践しているシンプルなこと

頑張って、成長する人がやっていることはわりとシンプルかなと思います。
下記の3つだけですね。
- 目的・目標を明確化する
- 自己学習と同時にアウトプットをする
- 時間をうまく使って、ルーティン化する
一つずつ詳しく解説します。
目標・目的を明確化する
自主的に動かないと学習できないと先ほど話しましたが、
「何のために学習するのか」
ということを明確にしないといけないです。
つまり、「目的」と「目標」をしっかり決めるということですね。
例えば、プログラミングを学習するとします。
自主的でない人のパターン
- これからはエンジニアになると良いと聞いて、プログラミングを勉強することにした
- プログラミング勉強するのに、プログラミングスクールがいいと聞いたから通う
→自主的ではない、目的も、目標もない
自主的に動く人のパターン
- 【目的】自由な生活をするために、将来的にフリーランスエンジニアを目指す
- 【長期目標】1年後にエンジニアとして、IT企業に就職
- 【中期目標】半年後までに基礎を身につけ、1年以内にサービスをつくる
- 【短期目標】まずは1ヶ月学習を続ける
→自主的でかつ、目的、目標ともにはっきりさせる
目的から、長期 → 中期 → 短期と目標を落とし込みましょう。
最後の短期目標はなにかをやるというより、まずは「1ヶ月続ける」というハードルを低めに設定しています。
いきなり続かず挫折しては意味がないですからね。
期限を決めて、全力で続けるということをテーマにします。
1ヶ月や3ヶ月続けられない人が大半というか、ほとんどの人が続けられないので、
3ヶ月とか続けることができた人は自分を褒めましょう。
自己学習と同時にアウトプットをする
目的と目標が決まったら、実行に移すわけですが、
自己学習といってもただ書籍を読むだけでは身につかないです。
わたし自身、Web系のスクールで講師をやっていたのですが、
成長する人はインプット(自己学習)をやりつつ、
同時にアウトプットも欠かさないですね。
初心者ながら、毎日学習しつつ、Twitterとブログで1日の学習記録を発信する人も中にはいました。
Twitterで発信する
↓
同じように勉強している人から反応がある
↓
やりとりして、効率的な学習方法を教えてもらう
↓
実際にやってみる
上記のような好循環がTwitterをやることで生まれます。
実際にやってみたことをブログで発信する
↓
成長度が可視化される
↓
課題が見つかる
↓
課題を実際にやってみて、ブログに書き残す
↓
ファンが増えてくる
こんな感じで、Twitterとブログを使ってアウトプットしている人もいましたが、
インプットとアウトプットどっちも同時にやる人は成長度が段違いでしたね。
(わたしも見習おうと思いました。)
Twitterやブログでなくてもアウトプットはできます。
方法はいくつかありますが、下記4つだけ挙げます。
- 普段の仕事で使ってみる
- 実際に学んだスキルでなにか作ってみる、やってみる
- 学んだことを勉強会で発表してみる
- 講師をやってみる
わたしの場合は、「普段の仕事で使ってみる」「Web系スクールで講師として教える」をメインにしました。
使ってみる、作ってみる、やってみる、伝えてみるってホント大事ですよ。
時間をうまく使って、ルーティン化する
まずは1ヶ月続けられると、1年以上続くポテンシャルはあると思います。
継続するには、コツがいります。
生活の一部、つまりスキマ時間をうまく使うことです。
- 電車移動の時間で読書(往復1時間)
- 料理をしながら、英語を聞く(30分〜1時間)
- お風呂でも読書(30分)
- 走りながら、音声で読書(30分〜1時間)
これだけで3時間以上は時間取れるはずです。
あとは毎日決まった時間にやることですね。
- 平日21時〜23時(2時間)は学習を絶対やる
- 休日8時〜14時(6時間)はアウトプットを絶対やる
という感じで、デスクにまず座ることを徹底しましょう。
わたしも午前は必ず執筆作業をすると決めています。
生活の一部に予定を組み込んでしまえば、
モチベーションに左右されず、
まるでロボットになったかのように作業できるはずです。
上記のようにロボットになって、誘惑は断ち切りましょう。
まとめ
まず「忙しい」という言葉は、成長を妨げるので、使わないことを徹底しましょう。
「時間がない」も同じです。
ほかに忙しい人はもっとたくさんいるはずですよ。
成長する人が、実践することはシンプルで、下記3つです。
- 目的・目標を明確化する
- 自己学習と同時にアウトプットをする
- 時間をうまく使って、ロボット化する
まずは目的・目標をはっきりさせてください。
あとはインプットとアウトプットを毎日繰り返しやるだけです。
毎日2,3回は「言い訳」という雑草の芽がぴょこぴょこと生えてくるので、
それを根こそぎ摘みとって、自分のスキルを育てていくだけです。
根性もとくに必要ありません。
「できるか、できないか」ではなく、
「やるか、やらないか」です。
明日ではなく、今日から頑張っていきましょう。