どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
「安定した企業に入りたいです。でも、どの企業が安定しているかわからない…」
「転職したいけど、安定する職種に転職したいです」
上記のようなことを考える方も多いと思います。
今回は、20代のサラリーマン、特に安定志向の方向けに、
「企業の安定」と「自分の安定」
上記のテーマを深堀りして、解説します。
ちなみにこの記事を書いているわたしは、ベンチャー企業などを経験したあと、「世間が思う安定=サラリーマン」としての生き方は捨て、フリーランスとして自由に生きることを選びました。
わたしの過去の経験と、日本の現状を考察しつつ、執筆してまいります。
企業の安定と自分の安定は、別物。まったく違います

「大企業に入れば、安定する」
「安定している会社に入りたい」
「公務員なら、安心」
といった考えをしている社会人は多いです。
親世代も、20代もすべての世代で「安定」という言葉にすがる人がたくさんいますよね。
しかし、「企業の安定」と「自分の安定」はまったく別問題ですよ。
まずはこれに気づけてない人が多すぎるように思います。
大手に入れたとしても、「その企業が生き残る可能性」が高いだけであって、「自分が社内で生き残れる可能性」が高いとは言えないです。
なぜそう言い切れるか。
一言で言うと、2019年は大手企業のリストラ、希望退職募集が多かったからです。
具体的な名前を挙げると、
- 日産
- キリン
- 味の素
- ファミマ
- セブン&アイ
- LIXIL
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- ジャパンディスプレイ
- 東芝
- アルペン
- 富士通
- パイオニア
- コカ・コーラボトラーズジャパン
- カシオ計算機
- NEC
- アステラス製薬
上記のとおりでして、どれも知っている企業ばかりだと思います。
「大手の〇〇に入ったってすごいなあ。もう安泰だね」とか言う人は、この状況をまったく分かっていないなと。
「でも、業績不振の企業しかリストラしないですよね?」
「うちの会社はしっかりした企業だから大丈夫」「業績好調な企業はリストラしないでしょ」と思う人もなかにはいます。
しかし、実は業績不振な企業ばかりでなく、好調な企業でもリストラを実施しているんですよね。
キリンHDだけではなく、2019年にリストラを実施したアステラス製薬、中外製薬、カシオ計算機などの有名企業も業績は堅調だ。2019年にリストラを実施した27社のうち、前期決算の最終赤字は12社、減収減益が6社、残りは業績が好調の企業だ。
上記を見ていただければ、お分かりかと思いますが、3社に1社が業績好調なわけです。
けっして「入れれば、安心」なんてことは言えないですよね。
なので、サラリーマンを続けるなら、「企業の安定 = 自分の安定」という図式が成り立たないことを頭に入れて、行動していく必要があります。
最近だと、
- ITエンジニアを中心に、年収3000万円クラスの高待遇化
- 副業解禁の企業が増加
- 正社員のリストラ
など、大きな変化も出てきてます。
サラリーマンの間でも格差がどんどん広がっていくので、足元をすくわれないように、気をつけなければいけません。
キャリアパスは会社に頼ってもつくれない。自分でつくっていこう【自ら取りに行く】

「安定した企業に入れば、自分のキャリアやポジションも用意してもらえる」と思っているサラリーマンもたくさん見受けられます。
しかし、今の日本企業は「従業員の安定」を約束してくれるほど余裕はないです。
だからこそ、自分で最適なポジショニングを見つけ、自分のキャリアを作っていかなければなりません。
最近は「自ら取りに行く時代」と言われがちですが、それは昔から変わらないですよ。
例を挙げますが、
豊臣秀吉
農民から「草履取り」として初めて織田信長に仕え、低い身分から出世した。
→織田信長にキャリアを用意してもらったわけではない。自ら功績をあげ、評価された
坂本龍馬
当時の志士とは違い、「世界」、「海外」に目を向け、土佐藩を脱藩する。
→これは現代で言えば、会社を辞めるよりも覚悟がいること。命がけの決意。
ソフトバンク孫社長
16歳にして、藤田田社長(※日本マクドナルド、日本トイザらス創業者)に何度も会いに行く。
→自らの意思で渡米を決意。親の反対を押し切り、高校を中退
上記のとおりでして、有名な偉人も、社長もすべて「自ら動いている」わけです。
偉人や起業家のように、「なにか大きなことを成し遂げよう」ということを伝えたいわけではありません。
伝えたいことは、誰かに「用意してもらう」「つくってもらう」「食べさせてもらう」のではなく、
「自ら動く」
「自ら取りに行く」
「自らつくる」
上記が大切です。
副業で自分のビジネスをつくるべき
会社にキャリアを用意してもらうことを期待してはいけません。
副業を始めるなり、社外で積極的に活動するなりして、自分で新しいキャリアを作っていくべきです。
わたしの場合、「会社に頼っても安定しない」と思い、新卒1年目からプログラミングやデザインの副業をメインで始めました。
方法はたくさんあります。
- プログラミング → 例)プログラミングスクールで学んで、すぐに副業開始
- ブログ → 例)転職経験があるなら、すぐに転職系ブログを立ち上げる
- YouTube → 例)好きなことをメインに発信してみる
- デザイン → 例)需要が多いWebサイト制作にチャレンジしてみる
- アート作品 → 例)ネットショップを立ち上げて販売してみる
などなど。
上記のとおりでして、自分にスキルがなくても、始められることはあります。
自らつくる、自ら発信することにチャレンジしていきましょう。
まとめ:「給料を上げるため」という思考は捨てつつ、行動せよ

「給料を上げたいから今の会社で頑張る」
「給料を上げたいから資格を取る」
「給料を上げたいから転職をする」
こういった考えだと、「マジメな労働者」にしかなれません。
「マジメに働くのはいいことだ」という意見もあると思いますが、その言葉を表面的な部分だけそのまま受け入れるのは間違いですよ。
労働者として、マジメに指示通り働いているだけなら、テクノロジーに頼ったほうが正確にできますからね。
つまり、「企業としては、そういう人材を抱えるより、自動化したほうがいいよね」って話です。
「給料を上げること」よりも、「自分の市場価値や信頼度を上げること」を考えるべき時代です。
そのためには、「安定した会社」に入るより、「自分で、働き方も仕事も自由にコントロールできる環境」を手に入れて、副業を始めたほうがいいですよ。
副業でマイビジネスを作ったり、慣れ親しんだ環境以外に新しいコミュニティを作ることができれば、自分の市場価値も上がります。
マイビジネスを始めるにせよ、新しいコミュニティを作るにせよ、
- 悪いことを考えれば、当然信頼度はダウン
- 良いことをコツコツやれば、信頼度はアップ
上記のとおりでして、自分の「信頼度」を上げることも必要です。
毎日自分をアップデートし続けましょう。