20代にとって、
「このままこの仕事続けてもいいのかな。でも、やりたいことがない…」
「好きなことをやったほうがいいと聞くけど、好きなことが特に思いつかない」
「仕事に情熱がもてない…」
など悩み、仕事や人生について考えることもあると思います。
今回は、やりたいことや、好きなことがないと悩む20代の方向けに、
「やりたいことや好きなことがない人は、どうすればいいのか」
について、考えてみたのでまとめます。
※やりたいことをやっている、人生が充実しているという人は有益にならないので、読まなくていいです。
わたし自身、20代前半の学生の頃からWebの仕事をしていますが、
正直一度も「好きなことをやっているな」という感覚になったことはありません。
気づいたらアラサーになりましたが、「好きなことでない」仕事でも続けられているので、自分を少し褒めたいです。
では、本題に入ってまいります。
やりたいことがない人は、できることからコツコツ積み重ねる
先に結論から言いますが、
「やりたいことがない人は、できることから始めて、自分のできることをコツコツ積み重ねればいい」
と考えてます。
無理して、「好きなこと」や「やりたいこと」を探して、悩む必要はない
ということでもあります。
理由を述べていきます。
好きなことがない、やりたいことがないのは普通なこと

そもそもですが、基本「やりたいことなんて特にない」という人のほうが多いと思います。
好きなことをして、ご飯食べていける人も少数なわけで。
これからの時代は、
「好きなことをしたほうがいい」
「好きなことして生きたほうが幸せになれる」
と言う人も中にはいるでしょう。たしかにそうかもしれません。
わたしも一部賛成なところはありますし。
好きなことをして、稼ぐ人もたくさんいますからね。
わたしの知り合いにもアウトドアが好きすぎて、YouTubeで発信を始めたら「月20万」くらいは稼げるようになったという人もいるので、そのまま続けたらもっと稼げるんじゃないかなと思ってます。
好きなことを続けられる人はいいのですが、「やりたいことがない」という人や「好きなことがない」という人がやりたいことや好きなことを探そうとすると、 「生きる意味」まで考え始めてしまうと思います。
わたしもこの仕事始めて、新卒で入った企業で働いていたときに、
「これ自分がやりたいことなのかな?」
と考えた時もありました。
考え始めると、「働く意味」とか「生きる意味」とか、考えちゃうんですよね。
「何かしないといけないんじゃないか」と思い始めると、
考えて悩んでいくうちに、どんどん疲れてきますよ。
大学生であれば、就活の面接で「何のために働くか」といった哲学的な質問をされることもあると思います。
そういうご経験があるという方もいるでしょう。
だいたいの就活生は、
- 社会貢献のため
- 人の役に立つため
- 自分の成長のため
- やりがいや生きがいのため
- 国や社会の未来のため
というようなキレイな返答を返しがちです。
就活本や、就活生向けの記事にも書いてありますからね。
でも個人的には、面接官受けを考えて、キレイな返しをする必要はないと考えてます。
- 生活するため
- お金が欲しい
- 稼いでたくさん遊びたい
- 子どもができればお金がかかる
とか正直な気持ちを答えていいと思います。
ほとんどの人が「ウソ」で塗りたくられたキレイな答えを返す中、
正直に答えたほうがよっぽどいいかなと。
会社員として働いていてる人の中には仕事が好きで、会社も大好きという人がいるかもしれません。わたしは今までそういう会社員に出会ったことがないですが。。
ほとんどの人は、仕事が好きでも、会社が好きでもないです。
内定した時は、「この会社で働けば、人生安泰、幸せになる」という幻想を抱く学生が、
実際に働き出すと、「つらい」「うまくいかない」と思うことのほうが多いでしょう。
何が言いたいかと言うと、「自分にとって最低限の生活をするために働く」というのが、普通なことだと思ってます。
「好きなことをしよう」とか「やりたいことをしよう」という社会の一部の人間の意見に惑わされると、「今わたし幸せじゃないかも」「自分の生きる意味ってなんだろう」と考えてしまうかもしれません。
そう考えてしまって幸せを感じなくなるくらいなら、
仕事は、生きるために働くと割り切る
↓
毎日自分ができることを最大限やる
↓
休みの日は、
・友人、好きな人、家族と過ごす
・自分の趣味に時間を費やす
・旅行にでかける
・料理をする
などマイペースに過ごす
↓
仕事で稼いだお金は、好きなものにお金を使う
↓
また仕事頑張る
↓
能力が上がってきて、少し給料が上がる
という普通の日常を送ることが、ほとんどの人は幸せに感じると思うんですよね。
今の生活で十分幸せを感じるなら、無理して自分探しとかしなくても、今のまま自分ができることをやればいい
とわたしは考えてます。
無理しない生き方も幸せの一つです。
できることを毎日やって、ときには休みつつ、成長していけばいいですよ。
好きなこと、やりたいことを探すのではなく、「少しの興味」をやり続ける

好きなこと、やりたいことが見つけるのは、なかなか難しいとお話しました。
わたしの場合は、
- Webサイトの企画制作
- Webの運用・集客アドバイス
- ブログ運営
などをメインに仕事しているが、正直どれも好きで始めたわけでもないです。
もちろん今ではWebの仕事は7年以上続けられていますが、
「好きだな」と思ったことはほとんどないですね。
始めたきっかけも、
- ちょっとおもしろそう
- 手に職でもつけておくか
- これからはプログラミング覚えたほうが良さそうだな
とかそれくらい「単純な理由」です。
「少しの興味」からスタートし、
たまたたま続いて積み重ねてきたものが、
今の仕事の成果につながったなという感覚です。
やりたいことや好きなことがない人にとって大事なことは、「好きなこと」や「やりたいこと」を探すことではなく、
「自分にあっているのかどうか知ること」
「自分ができることを続ける」
だと思います。
わたしの場合も、毎日コツコツできることを続けていたら、副業でも成果が出て独立でき、今はわりと自由に生活してます。
なので、好きなことを見つけるのではなく、できることを継続するのも大切なことだと確信してます。
まとめ
20代で、やりたいことがない、好きなことが見つからないという方は、
「少しの興味」に気づき、それをやってみるといいです。
20代ならいくらでもやり直しができるので、いろいろ手をつけてみるのもアリだと思います。
私も20代前半は、「何かを身につけよう」と必死だったので、
若い人はとりあえずチャレンジしてみて、できることを探していけばいいかなと。
「やりたいこと」や「好きなこと」を探す、自分を探すために、旅に出るということも否定はしません。
外に目を向けることも大事だと思ってるので。
ただ、「やりたいことをしたほうがいい」「好きなことをしたほうがいい」という言葉に惑わされ、「働く意味」や「生きる意味」を考えすぎないように気をつけてください。
正直「働く意味」とか「生きる意味」を考えることに意味はないと思ってます。
意味を考え始めると、
- なにかしなきゃいけない
- 幸せをみつけたい
とか考えて、疲れてきてしまっては意味がないですからね。
死ぬ頃に悔やまないくらいの楽しい人生が送れればいいんじゃないでしょうか。
今自分にとって、できることをやる。
自分に合っていることを続ける。
上記のような、無理しない生き方も、幸せのカタチかなとわたしは思います。