どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。
就活シーズンになると、やりたいこともなくて、どうやって志望業界や企業を決めればいいかわからないと悩む学生さんも多いでしょう。
下記のような悩みを持つ学生さんもたくさんいると思います。
「就活生です。やりたいことが特になく、志望業界も決まっていません…」
「志望業界を絞ってから、就活を始めようか悩んでいます…」
やりたいことも特になく、志望業界も定まっていなくても、安心してください。
最初から志望業界を絞ろうとする必要はありません。
まずは、いろいろな業界や企業をたくさん知る機会をつくったほうがいいので、合同説明会に参加してみるといいですよ。
「合説は無駄か、無駄じゃないか」という議論をよく聞きますが、個人的には「無駄ではない」と思っています。
この記事では、やりたいこともなく、どんな仕事に就けばいいかも決まっていない就活生向けに、
- なぜ合同説明会に参加するのが無駄じゃないのか
- 合同説明会に参加しても、やりたいことがみつからなかった場合はどうすべきか
上記について、解説していこうと思います。
本記事を書くわたしは、学生時代に3回ほど合説に参加したことがあります。
参加したうえで、「興味がなかった業界や企業のこともたくさん知れたし、就活の空気感がなかなかおもしろかったな」というのが正直な感想ですね。
文化祭の模擬店に遊びに行く感覚でOKなので、この記事をきっかけに合説に参加してみてください。
「やりたいことがない学生」が就活するなら、業界を絞らず合同説明会に参加してみるといい

と思っていませんか?
合説に行く意味はないという意見をよく耳にします。
「空気感が重い」「人が多すぎてシンドい」とかそういった気持ちはよくわかりますが、個人的には「やりたいことがない人ほど、一度は合説に行くべき」だと思っています。
わたしが考える合説に参加するメリットは、下記のとおりです。
- 企業に関する情報を、広く浅く収集できるひとつのツールになるから
- 興味のなかった業界や会社をみて、「ちょっと面白そうかも」という偶然の出会いが生まれる可能性があるから
- 気になった企業の採用担当者に、自分の名前を売り込むチャンスがあるから
「入りたい会社や業界のことを深く知ること」「従業員との密なコミュニケーション」を目的にすると、当然ムダに感じると思います。
なぜなら、パンフレットを配って、会社のホームページを見れば分かるようなことを説明するだけですし、基本的には良いことしか言わないですからね。
「じゃあ興味のある会社のホームページを見たり、求人サイトを見れば良くないですか?」と言いたくなるかもしれませんが、合説に参加することの大きなメリットがあります。
それは「今まで興味がなかった(もしくは知らなかった)業界」に出会える可能性があること。
今まで興味がなかった、もしくは知らなかったけど、話を聞いてみると「あれ、ちょっと面白そうかも」という出会いもあるかもしれません。
興味ない企業や業界ってネットでわざわざ調べてチェックしようという気にはならないですよね。
わたし自身、IT・Web業界を重点的にチェックしてましたが、合説に参加して「今まで知らなかったけど、なんか面白そう」という業界にも出会いました。
例えば、プラント業界(石油関連)や、鉄道業界(特に街づくり・都市開発事業)とかですね。
※個人的には、IT業界以外だと、この2つの業界が一番記憶に残りました。
完全にノーマークな業界でしたが、話を聞いてみると「多額の資金が動き、街(世界の国々)の発展、数十年後の未来に貢献できるのは面白そうだな」と思いました。
最初から業界を絞りすぎると、こういった気づきを得ることがないので、もったいないですよ。
就活時期は「知らない業界や仕事を知ることができる最高の機会」だと思って、参加してみるのもアリだと思っています。
自分の目で見るチャンスでもある
あとは、「どんな企業が人気があるのか、人気がないのか」を自分の目で直接確認することができます。
ネットで見ても、どんな人が、どれくらい興味があるのかは確認できませんからね。
「なんであの企業は人気がないんだろう」と考えながら、人気のない企業の話を聞くのも面白いと思いますよ。
- 仕事内容
- 身につくスキルが市場に評価されるのか
- 会社の経営方針やビジョン
- ビジネスモデル
- 社員のキャリアプラン
上記のようなことを自分の目で見て、耳で聞いて、メモをしておけば、志望動機も書きやすくなります。
合説で本音が聞けるとは限らないが、売り込むチャンスでもある
大きなイベントに来る採用担当者は、学生受けすることばかり説明するので、本音を聞くことは難しいと言われますが、だからこそ「チャンス」と捉えることもできます。
「95%」くらいの学生は「面白そうな企業もあったなー」「来る意味なかったな」と思いながら、すぐ帰ってしまいます。
しかし、そこであえて残って、採用担当者と話すのもアリですよ。
コミュ力のある人しかできないと思うかもしれませんが、説明会で疑問に思ったことなどをメモしておいて、「2つほど質問があるのですが、少しだけお時間いただけますか?」と聞けば難しくはないと思います。
人が大勢いる場所では聞きづらいことも聞けるので、コミュ力がなくても話を聞こうと思えば聞けるでしょう。
とはいえ、合説にいる採用担当者は良いことしか言わないので、本音が聞ける可能性は低いかもしれません。
なので、本当に興味のある企業の担当者と話すのであれば、「〇〇大学の〇〇と申します。後日改めて、詳しくお話を聞かせてもらうことは可能でしょうか?社員さんの本音の部分も聞ける機会があると嬉しいです。」といった感じで伝えることで、時間をつくってもらえるかもしれないですし、名前を覚えてもらえるので、一石二鳥ですよ。
わたし自身、Web系企業の社員(人材採用スタッフ)として説明会に参加したことがあるのですが、こういう感じで話を聞きに来てくれた人は個人的にも嬉しかったですし、名前も覚えましたからね。
合説に参加するときは、「自分の名前を覚えてもらうチャンスでもある」と思えば、無意味ではないかなと。
「みんなが行っているから」という目的だと当然シンドい時間になるので、主体的に情報を取りに行くつもりで参加してみてください。
業界・企業選びをするときにチェックしておくと良いこと

「業界や企業を選ぶとき、どんなことに重きをおくべきことはなんだろう」といった疑問が湧いたら、下記を見ておくといいですよ。
- 伸びる業界なのか
- 儲かる会社なのか
- どんな人材がいるのか
上記の3つですね。
伸びている業界、儲かる企業に入ったほうが、給料が増えるうえに、自分も成長できます。
「仕事が増える → 売上が増える → 給料が増える → 新しい仕事が来る → 新しいスキルが身につく → 売上も給料もまた増える」
上記のようなサイクルが生まれている業界の代表例が、「IT業界」です。
あとは、どんな人材が集まっているのかもチェックしておくといいです。
大手企業でも、優秀じゃない人材が集まる企業はたくさんありますからね。
例えば、就活で問題になったのが下記。
「OB訪問でエントリーシート通ったら合コン、選考に通ったら体と言われた」(女性、20〜24歳、学生)
「インターンシップで愛人関係にならないかと言われた」 (女性、20〜24歳、学生)
「交際をせまるLINEメッセージがくる、毎週夜に飲み会に呼び出される」(女性、20〜24歳、学生)
こういった人材がいるような企業は言うまでもないかもしれませんが、論外ですよね。
頑張って入れたとしても、幸せにはなれないでしょう。
わたし自身、最初に飛び込んだITスタートアップ企業では、「シリコンバレーで起業して、世界的な企業をつくる」といった目標を持つエンジニアや、個人で副業をして稼ぐエンジニアもいたので、刺激になりましたね。
- 合コンのネットワークや愛人関係をつくるために、「就活を悪用する人材」が集まる企業
- シリコンバレーで起業するために、「仕事が終わって帰宅後に3時間以上はプログラミングする人材」が集まる企業
上記を比べると、成長スピードは雲泥の差ですよね。
当然ですが、後者のような企業にいたほうが、まわりが優秀なので、自分の成長も加速するでしょう。
前者のように、「就社(=世間的に安定していると言われる企業に入社すること)」を最終的な目標にしている人材が集まる企業では成長するのは難しいので、環境を選ぶことは大切です。
インターンなどでOBや社員と話したときに、「一日のスケジュールはどんな感じか」「会社終わってからどんなことをしているか」を聞けば、「どんな人が集まる企業なのか」がよく分かると思います。
まとめ:どうしてもやりたいことが見つからない場合の対策

合説に参加したうえで、やりたいことも見つからなかった場合は、下記に当てはまる仕事をすればいいです。
- 苦痛を感じない仕事をするか
- 将来的に稼げる仕事をするか
- 業界自体が成長している会社に入るか
苦痛を感じない仕事なら、ストレスも溜まることはないでしょう。
「どの仕事が自分にとって、苦痛を感じないか分からない」という人は、ほかの記事でも書いてますが、個人的には「IT・Web業界」をオススメします。
なぜなら、将来的に稼げる可能性があり、業界自体も成長しているから。
副業で稼ぐ人や、独立して自分で事業をつくる人が多いのもポイントですね。
IT・Web業界に入ってみて、苦痛に感じなければ、最高な環境だと思います。
現代では、「ITスキル」が必須です。
例えば、
- プログラミング
- ライティング
- マーケティング
- デザイン
- 動画
上記のスキルどれかを身につけるだけで、個人でも稼げるようになります。
特にプログラミングを身につければ、海外でも働くことが可能になるので、生きる選択肢も広がると思います。
「プログラミングスキル」、そして「英語」が話せるなら、海外でも働ける可能性はありますからね。
下記記事でも、「IT・Web業界」について書いていますので、参考にどうぞ。
「働きたくないな」と感じた人へ
合説とかの大きなイベントに参加したうえで、「働きたくないな」「就活したくないな」と思う方もいるかもしれませんが、合説に来る会社だけがすべてではありません。
「街で50年以上愛され続ける小さな老舗パン屋さん」は来ないですし、「新しいイノベーションを起こすスタートアップ企業の経営者」、「サラリーマンより稼ぐフリーランス」なども参加してないはずです。
ほかにも生きていく方法や道はたくさんあるので、焦らなくても大丈夫ですよ。
「サラリーマンはやっぱり無理」と思ったなら、新卒フリーランスという道もありますし、大学中退(もしくは高卒)して活躍しているフリーランスや起業家もたくさんいます。
「誰にでも人気な企業だから」という理由で会社に入っても、明るい未来など待っていないと思います。
仮にですが、業界自体が沈んでいる企業に「安定しそうだから」という理由で入ってしまえば、自分も一緒に沈んでいくことが確定しますからね。。
人気な企業に入っても、自分に合ってもいない環境なら幸せにはなれないので、世間体に惑わされず、自分の道を歩んでいきましょう。
下記記事では、仕事選びに悩む就活生向けに、仕事の選び方を解説してます。