どうも皆さま。こんにちは。こんばんは。
渋沢です。

このメディアを運営していることもあり、Web系の将来性について聞かれることがあります。

例えば、

「Webデザイナーは将来性ありますか?」
「Webエンジニアは今後も稼げますか?」
「Webの仕事は自動化されてなくなりますか?」
「フリーランスになっても稼ぎ続けられますか?」

とかですね。

Web系スクールで講師をしていたときも、上記のような質問はよく聞かれました。

結論から言うと、Web系の一部の仕事は淘汰される可能性もありますが、全体で言うと将来性は明るいです。

そこで、今回はWeb業界を目指している方向けに、「なぜWeb系の将来性は明るいのか」を理由を解説しつつ、

  • Webエンジニアやデザイナーが生き残り続けるには
  • 将来性を考えることより大切なこと

について、お話したいと思います。

ちなみにわたしは、「スタートアップ → Web系企業・副業ワーカー → スクール講師 → フリーランス」というキャリアを歩んできました。

Webに足を踏み入れて、7年以上が経ちます。

わたし自身、最新動向を追いつつ、未来予測もしながら仕事に取り組んでいますが、不安を感じることがないとは言い切れません。

過去の経験をベースにまとめてみますので、参考にどうぞ。

Web系に将来性はあります。理由をデータとともに解説

「Web系の仕事は流行り廃りも激しく、将来性あるのかな…」

と疑問に思う方も多いです。

たしかにWeb業界は、トレンドも最新技術も目まぐるしく変化するのは事実です。

しかし、全体を見ると、市場は伸び続けているので、そこまで悲観的に考える必要はありません。

データで深堀りします。

国内のインターネット広告市場

まずは国内のインターネット広告市場を見てみましょう。

2017年の日本の総広告費は前年比1.6%増の6兆3,907億円、うちインターネット広告費は前年比15.2%増の1兆5,094億円。

引用元記事

インターネット広告市場は年々拡大しており、2018年度は1兆6,950億円だが、2020年度には約2.1兆円まで成長。2023年度には約2.8兆円を突破する見込みとなっている。

引用元記事

上記の電通と矢野経研の調査によると、2017年は1兆円、2020年には2兆円を超え、2023年には3兆円近くの市場規模になる見込みです。

国内のEC市場

EC市場はどうか、下記をご覧ください。

2019年度の「BtoC EC」の市場規模は19兆5000億円。2020年度以降は20兆8000億円、22兆1000億円、23兆4000億円、24兆9000億円、26兆3000億円と成長が続く見通し。

引用元記事

上記の野村総研の調査によると、EC市場も伸びていて、2017年は17兆円、2025年には28兆円近くの市場規模になる見込みです。

消費者がインターネット上の情報を見た上で商品やサービスを購入する「オムニチャネルコマース」の2025年度の市場規模は、2019年度比で約1.4倍の80兆6000億円に拡大すると予測している。

引用元記事

さらにいうと、「オムニチャネルコマース」の2025年度の市場規模は「80兆円」を超えるという予測も出ています。

市場規模が拡大しているということは給料も高くなる

データを見ると、市場規模が拡大していることがよく分かりますよね。

「Webデザイナーを目指したいけど、将来性はどうなのかな…」という不安を持っている方もいると思いますが、仮に「30兆円」の1%くらいがデザインに割り当てられた場合、3000億円がデザイナーに流れるわけです。

つまり、市場規模が拡大すればするほど、Web系の人材需要も上がり、給料も上がる可能性があるということですね。

業界(市場)自体が伸びていると、そこにお金が流れていきますので、従業員の待遇も良くなっていくはず。

ちなみにエンジニアに関しては、経済産業省の調査によると、2030年には最大で「約80万人」が不足すると予測されているので、今後も需要は高まるでしょう。

プログラミングを学びたい方(または学んでいる方)は、まずはWebエンジニアになってスキルを磨きつつ、将来的に下記を目指すのがいいと思います。

  • AIエンジニア
  • マーケター
  • CTO・VPoE
  • 技術コンサル

などなど。

上記にキャリアチェンジすれば、給料も跳ね上がりますよ。

Webサービスやアプリは改善すればするほど、ユーザーも増える

Web系の今後が明るい理由は、もうひとつあります。

それは、「サービスのリリース後」にあると思っています。

例えばですが、なんらかのWebサービスをつくったとして、リリース後の流れに注目してみましょう。

リリース:Webサービスを世の中に出す

アナリティクス:ユーザー(利用者)の反応を分析しつつ、改善策を練る

アップデート:考えた策を実行し、改善する

アナリティクス(分析)

アップデート(改善)

分析と改善の繰り返し

上記のとおり、分析と改善を繰り返すと、ユーザーも増加します。

iPhoneやAndroidのアプリを使っている人なら分かると思いますが、アップデートが繰り返し通知されますよね。

つまり、開発者が必死に策を練り、改善を繰り返して、サービスの利便性をアップさせることでユーザーを増やしているわけです。

ユーザーが増えれば増えるほど、売上や資金調達の額などもアップするので、企業の規模も大きくなります。

このようにして、お金が流れてくるので、給料のアップも見込めるということです。

最近だと、プログラミング学習サービスのProgateも資金調達をして、ビジネスを拡大していますね。

Webエンジニアやデザイナーも生き残るには

Web系の仕事に就こうとしている人は、それぞれ目的も違うと思います。

  • Webサイト制作をやりたい
  • Webサービス開発をやりたい
  • Webマーケティングをやりたい

などなど、それぞれ違うはず。

Web制作を例にしますが、今では各企業がサイトを持っていて当たり前の時代になりましたよね。

しかし、当たり前になるまでのたった10年〜20年の間に、Web制作界隈は激しく変化しました。

例えば、

  • スマホの登場
  • Flashという技術の衰退
  • Web制作ツールの登場(Wix、Jimdoなど)
  • プログラミング技術の進化
  • クラウド技術の進化

など

挙げればきりがないくらいですが、時代の変化とともに求められることも大きく変わってきています。

素人でもWebサイトを簡単に作成できるツールが出てきたことにより、ただ制作ができるエンジニアやデザイナーも必要なくなってきています。

  • より使いやすくて、デザイン性のあるサイトを制作できる
  • 目的達成ができるサイトを制作できる
  • たくさんの人が見てくれるサイトを制作できる
  • ビジネスの成長に貢献するサイトを制作できる

上記のとおり、「制作+〇〇」という感じで、より付加価値が求められている時代になりました。

インターネット黎明期の頃からWeb制作会社を経営している知人がいるのですが、一昔前はSEOやWebマーケティングの知識とかがなくても、サイト制作ができるだけで、案件1件につき「500万円」を稼げたと話していたのを思い出しました。

「高い!」と思う方もいるかもしれませんが、黎明期の頃はサイト制作の知識があるだけで、価値が高い時代がありました。

最近はサイト制作だけでなく、SEOの知識、マーケティングの知識、広告の知識など、幅広い知識を組み合わせて、やっと1件につき500万円のレベルです。

これからWeb業界で生きていこうと考えている方は、

  • 制作ができるだけの人材は価値が低く、淘汰される
  • エンジニアもデザイナーも価値を加えられる人は強く、生き残りやすい

ということを頭に入れておいていただければと思います。

まとめ:将来性より、覚悟と柔軟性のほうが大切

「未経験でもやっていけますか?」「Web系って将来性ありますか?」と聞かれることもあるのですが、経験する前にモノゴトを判断する人が多いなと感じています。

「Webデザイナーに将来性はないかも…」
「Webエンジニアはもう稼げなくなるかも…」

といった感じで、なにも経験していないのに、不安ばかり考えていては、行動の第一歩を踏み出すことも難しくなるのではないでしょうか。

「やっていけるか」とか「将来性」とかは一旦忘れて、

  • なりたいならなる → なるためになにをすればいいか
  • やりたいならやる → やり続けるためになにをやるか

上記のような「覚悟」と「柔軟な思考」のほうが大切だと思っています。

現代ではプログラミングスキルがあると高収入を目指しやすいので、下記記事を参考にプログラミングをかじってみてください。

わたしの仕事仲間には、30代からWebエンジニアやデザイナーになった人が何人かいますが、「将来性も収入も特に考えなかった。純粋にやりたかっただけ」という人もいます。

「ローンを組んで、30万円はMac購入費、60万円はプログラミングスクール受講費にあてたら、あとに引けなくなった」というエンジニアもいます。

これくらいの覚悟があれば、本気で取り組みますよね。

なので、暗い未来を想像するより、「自分がやりたいかどうか、心を揺さぶられるかどうか」を大切にして、突き進んでもいいと思います。

Webの仕事に就いてから、「そろそろこの仕事や技術は廃れるな」と思ったら、新しいワクワクする仕事にジョブチェンジすればいいのかなと。

ジョブチェンジしなくても、新しい付加価値を生み出して新たなマーケットを作り出すこともできるかもしれないですし。

「柔軟性」さえあれば、時代の変化にも対応できるはずですよ。

どんな職業、分野でもいつかは廃れる可能性があるわけなので、将来性ばかり心配して、行動ができなくなってしまっては意味がありません。

2019年頃は「老後2000万円不足」の問題もニュースで話題になりましたが、20代、30代が半世紀先の老後を心配してもムダだと思っています。

10年先ですら予測するのが難しい時代ですからね。

将来の予測をすること自体は否定しませんが、将来性や不安ばかり考えて、惑わされないようにすべき。

どの仕事に対しても共通して言えることは、「覚悟」と「柔軟性」を持って、仕事に取り組んでいる人が生き残ると、わたしは考えています。

というわけで、今回はこのあたりで終わりますが、Web系は働きやすく、稼ぎやすい業界です。

下記の記事で、異業種からWeb系に転職する方法を解説していますので、ご一読くださいませ。

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下記では、Web業界に転職しようか迷っている方向けに、「今すぐに転職活動を始めるべき理由」を解説しています。

柔軟な働き方をしたい方は、下記の記事で「Web系企業なら自由で柔軟な働き方ができる」「Web業界の風通しの良さ」についてお話していますので、参考にどうぞ。